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南アフリカ4度目の民主的選挙

2009-04-21 18:09:54 | News
明日は南アフリカの総選挙で休みである。休みとは知らなかったのでうれしいものだ。海外選挙は、すでに先週の水曜日に行われている。ロンドンの南アフリカ大使館にはすさまじい数の南アフリカ人が駆けつけた。どの党が絶対多数を獲得するかは確定しているといって過言ではない。故に次期大統領もわかっている。友人曰く、もし最有力候補が万が一負けることになると軍による制圧もありかねないと。なぜならANCの恩恵に受け、甘い蜜を吸いまくっている輩が余りにおおいからだとのこと。

軍出動はほぼ冗談としても、激震するだろう。でも、ANCはあまりにパワフルで、資金力(中国やインドなど海外からも得ているといわれている。)も他党の比ではない。すでに選挙キャンペーンで2億ランド(20億円)費やしており、スパイ、賄賂などを含めるとそれを遥かに凌ぐと思われる。タボ・ムベキ前大統領がANCから蹴りだされJacob ZumaがANCリーダーになった際、ANCを離脱して者らによって新たな党COPEが誕生したときは劇的だった。前大統領を支援するもの、または新リーダーのANCによって首を切られたものなどがCOPEに移った。

ANCのCOPEに対する嫌がらせは半端ではないようだ。最もあからさまなのはCOPEがキャンペーンを行うために会場を確保しようとすると、ANCがその会場をあらゆる手を使い横取りするか、会場の横でANCサポーターが大騒ぎをしてキャンペーンを台無しする。ANCサポーターがCOPEサポーターを脅迫したり、会場への入場は力ずくで阻止しようとする。

COPEに移った者の多くは政治的私欲に駆られたものが多く、ANCの甘い声によってANCに戻る可能性も強い。そうなるとCOPEの見た目が悪くなるし、急に人が抜けると政策に大きく影響し、後を継ぐものなどバランスを保つが困難になる。COPEを支持しているとなりすましCOPEに加入し、ANCに情報を漏らしたり、絶好の時期を見計らってANCに移ろうとするスリーパー的存在がいてもまったく不思議ではない。

COPEが誕生しているとき誰もが注目し、ANCは実際、恐ろしく危機感を覚えた。COPEに乗っ取られると思ったに違いない。実際今でも、選挙が終わってみると、ANCについで最大多数を獲得する可能性は高い。また、人口統計学的に見ても支持者の層は広い。(所得層、人種間による偏りがANCのようにあからさまではない。)

2,3週間前にJacob Zumaに対する汚職訴訟が引き下げられたことも、ANCをより強力に見せる役目を果たすに違いない。しかし、このリーダーのシャワー発言だけはどうしても忘れられないというものは多い。今回40党が票獲得のため奮闘している。投票時間は朝7時から夜9時まで2300万人が投票場所に足を運ぶと"期待"されている。300以上の国際選挙監視官が公正な選挙が行われるよう監督する。



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