ジンバブエドル

お隣の国、ジンバブエは外貨での商売を公的に許可した。今までは、免状のあるものだけ外貨での取引が許可されていたが、その必要はなくなった。といってもそんなことは関係なく前から外貨は使われているので何の違いもない。最近100兆円ジンバブエドル札が発行された。

また、コレラ危機は全く治まっておらず、世界保健機関の発表によると現在までに3000人がコレラで死亡している。コレラの予防、抑制は難しくはない。経済破綻、政治破綻による医療機関の崩壊、用水路の乏しさのせいでコレラは蔓延している。
http://blog.goo.ne.jp/cape_town/e/94c17984208b9cb20474ca94152b4e5d
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世界食料計画の発表によると700万人が食料援助を必要としており、ひとり当たりに配っているコーンフレークの量を半分にせざるをえなくなっている。最新発表(去年7月)でジンバブエのインフレは2億3100万パーセントに達している。今はもっと上がっているはずだがここまでくると計算する意味がない。


500億ドル札

教師、医者、公務員は数兆ドルの給与を貰っているが、バス代にもならない。首都ハラレで40歳の小学校教員は「職場に通うだけで交通費が1日2米ドルかかる。貰う給料はジンバブエドルに換算すると1米ドルほどで、とうもろこしを売って生計を立てている。」という。

米ドル、ランド(南アフリカ)、プラ(ボツワナ)、ユーロ、ポンドが使用されている。ハラレのお店はジンバブエドルでの売買を拒否しており、値段は米ドルで表示されている。ジンバブエドル札は印刷されているが全く価値なし状態となりつつある。