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スピードと静寂

2009-08-17 18:01:23 | ケープタウン


ついにヘルメットにオーダブル高度計”Protrack”を装着してジャンプしたのでその機能を少しだけ自慢させてもらいます。ブザーがなる高度を3段階(もしくは2,1も可)で設定できるので、2段階にして最初のブザーを5000フィート、いつも4000フィートでパラシュートを引くので、最後のブザーを4200フィートに設定した。

3000でも十分だけど、まだ何かあったときに、経験浅い僕は安全策をとる。それに、フリーフォールは5秒短くなるが、パラシュートの操作を練習する時間もながくなる。セスナに乗り込む前にプロに聞いたら最後の警告ブザーは、本当に最終警告でなければならずそれを聞いた場合は、とにかく生き残るために何らかの処置をしなければいけない最終警告で、1500とか限界ぎりぎりに設定し普通は絶対聞かないようである。パラシュートが開いて浮かんでいる上体では、プロトラックはそれを感知し設定した高度に達してもブザーはならない。

といわけで設定しなおした。5000,4000,2800とそれでもかなり高度高めに設定した。まあ、初めて使うし高度3000ではパラシュートの下にいるはずなので最後の警告ブザーは聞くことはない。ブザーは地上で耳につけて聞くと鼓膜が痛むほどうるさいので説明書にも耳を近づけすぎるなとある。フリーファール中はこれぐらいうるさくないと聞こえないのだろう。タンデム2人とスカイダイビングクラブ経営者の一人ランガスと僕の6人。

ランガスはホップ&ポップ(3000フィートぐらいからジャンプし、5秒ほどのフリーフォールですぐパラシュートを開く)なので3000フィートからは5人になり、それから9000フィートまで登った。タンデムの客はさまざまだ。ずっと興奮して楽しそうな人もいれば、セスナのドアが開いた瞬間一体俺は何でこんな無謀なことをしてるんだと硬直する人もいる。緊張した顔を見ると自分がスカイダイビングを始めた頃を思い出す。

9000でドアを開け、無風だったので、ドロップゾーンのほぼ真上で飛び立った。例のごとく落下しがらセスナが飛び去っていくのをしばらく見つめた。セスナは真っ青な空に溶け込み、太陽を反射していた。晴天。テーブルマウンテン、ロベン島、海、山を楽しむ余裕が十分ある。最初のブザーがなる。手首に装着しているアナログの高度計を見ると5000と狂いなし。

次のブザーがなる。4000!ちょっと長めに楽しみパラシュートを開いた。フリーフォールという別世界からパラシュートが息を吸い込み空気がノーズを抜けてながら広がっていく。完全に開いた時には別世界から別世界へ。すべてがスローダウンし時間が停止した錯覚さえ覚える。恐ろしく静かでただ聞こえるのは頭のすぐ上にあるスライダー(パラシュートがゆっくり時間をかけて開くためにある布)がパタパタと聞こえるだけだ。
が、パラシュートが80パーセントほど開いた上体で2800フィートの到達してしまい、最後の死の警告ブザーが、ピーー、ピーー、ピーー、ピーーーーーーーーー!!!!!となりかなりうるさかった。今度は、2000フィートに設定しよう。。

風上に向かって減速しながら着地するのだが無風なのでかなり早く地面にアプローチし久しぶりぶっ飛んで転んだ。怪我なければすべてよし。ケープタウンのドロップゾーンは砂地なのでこういったとき助かる。がちがちの地面のドロップゾーンではかなり足に来るし擦り傷が絶えない。

早速、プロトラックをチェック。すごい!すべてがインプットされている。フリーフォールの時間。フリーフォールの最高速度、平均速度。セスナから飛び出した高度。パラシュートが完全に開いた高度。ジャンプの回数。すべてがメモリに収納され、これまでのフリーフォールの合計も瞬時に判るし、今後のジャンプもすべてメモリに記憶されるのでいつでも必要に応じてチェックできる。


プロのJullian。頭上で振り子のように勢いをつけてトンでもないスピードで落下してくる。右手の木の間を抜けて50メートルほど地面すれすれを駆け抜けて華麗に着地した。

タンデム。土曜天気悪かったせいか、けっこう人が駆けつけた。観光客だけでなく地元の客も多い。誕生日プレゼントで来たりする。後ろに見えるのはテーブルマウンテン。

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2 コメント

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Unknown (aya)
2009-08-18 02:58:58
すごい高機能の器械なんですね!
読んでるだけで、こちらも体感できた気分でした☆
初めて読んだ時は、ありえん!怖い!!と思ってたのに、いつのまにかやってみた~い!!って気になってきてます。
でも飛び出す瞬間を想像しただけで、すでにばくばくしてるようじゃまだだめですね(笑
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Re: (cigarman)
2009-08-18 18:28:07
その飛び出す瞬間が好きになりますよ。全て無に帰し、身をささげ投げ出す感じです。
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