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Gareth

2008-12-29 19:45:45 | 人々
クリスマス、Garethの母さんJoslinの家でバーベキューをした。Joslin、Garethの姉さんJineenと自分の4人。前日から、自家製のたれに漬けられていたステーキはやわらかくとてもうまかった。自分でステーキを作るほど肉好きではないので赤肉を食べる機会はほとんどないが、久々の肉に爆食した。JoslinはGarethの母さんとは思えないほどいい母さんだ。

Garethは、インタネットで知り合ったアメリカ人と結婚し3年アメリカに住んでいたが、離婚しケープタウンに戻ってきて、3年程になる。Garethの話はMarcusやAlanからよく聞いていた。学生時代、GarethがMarcusや他と家をシェアして住んでいるときに、Marcusのベッドを銃で撃ちぬくなどそんな話ばかりであってみたいと思っている矢先、離婚して戻ってきた。

それ以来よくつるんでいる。お互い似たところがあるせいか、たまにお互いに嫌気がさし数ヶ月会わないなどの休憩をいれるが、最近またよく遊んでいる。皮肉、怒り、粗野で武装する彼だが、彼の目線やものの見方は他と一線をきし、聡明さを垣間見る。また、抽象的、形而的なことを言語にすることに長けておりその洞察力には驚かされることがよくある。そして、よく本を読む。

社会にどうにかこうにか順応しているようで、会社も何とか首にならずに生き延びている。お互いがうまく作用すれば非常によい効果を産み出せるが、斜に構え、嫌なムードのときは最悪の効果を産み出し、先に述べたように休憩をいれる必要がある。過去から学び最近は邪悪な効果を事前に察知しなるべく避けるようにしている。



Garethの部屋は尋常じゃないほど汚い。コンピューターの部品、洗濯物が散乱し、床にある薄いマットレスで寝ている。マットレスはぼろぼろである。彼の粘土や絵がそこらに転がっているがどれひとつ完成に至っていない。が、どれも、興味深いデザインである。壁には離婚の証書が額に入って飾ってある。部屋は異様なにおいを発している。おそらく、半渇きの洗濯ものだろう。


髪をきるGareth

ニューヨーク州に住んでいたGarethはタトゥーを入れるためにニューヨークシティまで足を運んだ。一回タトゥーショップに行き、その後次の予約を入れるべく金をためている間に離婚、ケープタウンに戻る。彼の、肩には3分の1のみ終了した龍が悲しげに叫ぶ。このタトゥーを完成できるのは日本の入れ墨士だけだという。


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