組織委員会から電話

「ワールドカップ組織委員会です。おめでとうございます。」
先日、電話を受けた。

「は？」

立て続けにすでに原稿に用意されているような棒読み、こっちは言葉を挟む暇もなくどんどん説明が進んでいく。ワールドカップ組織委員会の関連には間違いないだろうし、その名を電話をかけまくる係りの人が使うのもいいが、いきなりおめでとうございます、はいまいちだ。

話を聞くと12月4日の抽選会のボランティアに当選したとのこと。ワールドカップ大会中のボランティアには応募したが、抽選会には応募していない。ワールドカップ、抽選会、大会中のフェスティバルの3つからひとつしか選べないようになっていた。

「抽選会のボランティアにも当選しました。おめでとう。」
人が足りないだけなのは明白だけど、抽選会を生で見るのは興奮するにちがいないと乗り気で話を聞いて、翌日、アセロン・スタジアムに面接に来てくださいといわれ承諾した。

が、電話を切る寸前、彼は「あなたのボランティアのカテゴリーは送迎です。では明日。」ツー、ツー、ツー。
「おーい。。」

運転は嫌いではないし、うまいつもりだ。でも、ワールドカップボランティアにはメディア、通訳関係で応募している。おそらく、PDPを持っている人が不足しているのだろうか。でも、2週間空港、町を往復しながら弁当だけもらうほど、ボランティア精神は旺盛ではないし、そんな暇人でもない。

電話しなおし、やっぱり時間が合わないと断った。

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