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サワノのお気に入りだけで構成するブログ

王宮家具博物館

2009-05-03 | 美術館・博物館
少々マニアックですがウィーンの家具博物館についてデス。

宮廷家具調度品コレクション、王宮家具博物館とも言われ
シェーンブルン宮殿や王宮と一緒に
シシィチケットにも含まれている博物館にもかかわらず
案の定人があまりいないのでゆったり見ることが出来ます。
ゆったりというか、広い館内には、ほとんど人がいませんでした。



旅先では家具・工芸系の美術館、博物館には行く様にしていますが
どんな家具好きでもうんざりする程の量が展示されています。
ずらーーっとファイヤースクリーン、
ずらーーっとスツールの脚、
ずらーーーーっとコートハンガー。
もう、自分が何かさえ分からなくなります、マジで。



そんな中で綺麗な椅子を見つけました。
座面と背に刺繍。
座が奥に向かって高くなっていました。
結構角度がついていますよね。
一瞬 あれ?っと思いましたが、右の写真
(こちらがシシィの愛称で知られるエリザベート皇后)
の様な(服装の)人がかるーく座るのでしょうね。


全体像がナイので不確かですがビューローの開き部分↓



当時は細かい木象嵌の細工を撮ったつもりですが
まさか自分がアンティークの修理に携わるとは思いもしなかった。
今、この写真を見て一番気になるのは
奥に向かって落ちている、この扉の反りっぷり
長い年月の中でこのビューローが展示に耐える様
修復をした人の存在を感じるワケです。

コレは↓石象嵌?
権力がなければ作れないでしょう こんなモノ。



そしてウィーンと言えばこれはハズせないシリーズ第一弾↓
ちょっと雑な写真で申し訳ない。



第二弾↓ヨーゼフ・ホフマンのジッツマシーナ。



第三弾、ウィーン工房繋がり。
どこかで見掛けた気品漂うおばあちゃんの写真が↓



これ、残念ながらルーシー・リーの作品が辺りに見つけられず
何の為のパネル写真だったのか分かりませんでした。

パーツだけをひたすら展示する所もありました。
当時の私にはすごく珍しくて大興奮









でも今見ると 仕事を思い出す以外の何でもありません。
私が日頃格闘しているアンティーク達が
いかにこれらを真似て作られたリプロダクション
(または庶民バージョン)であるかがよくわかります。

↓ひろーい館内には王宮等の部屋を再現したセットもあります。



以下2枚はパンフレットから。





とにかく広いです。あなどれません。
シェーンブルンと王宮をこなした後に見学したら
あまりの疲れに動けなくなりました





余談ですがコチラ王宮のパンフレットから↓



ヨーロッパ宮廷イチと言われた美貌の持ち主
エリザベート皇后の体操の部屋です。
左に天井から下がっている吊り輪、右に体操器具がわかりますでしょうか?
その体型を維持するため毎日体操に励んだそうです。





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