
以前自分用に作っていた「開閉できる和傘」を配布用に修正してみました。
※DAZ|STUDIOには対応していません。サポートもしていません。POSER用です。
①まず骨の本数を40本にしました。
OBJの軽量化と縁のギザギザの強調の為。60本は細かすぎたなと思ったのです。
60本
40本
②初期ロード時、サブディビジョンサーフェスを適用した状態にしています。下図はサブデビの有無の差。
有
無
サブデビ使うとポリゴンの境界が伸びるので周囲の白い部分が少し広範囲になります。でもサブデビを使っても縁のギザギザ感が無くならないようにしています。
あとついでにうっかりレンダリング設定で「スムースポリゴン」使用にしても問題ないようにしています。
サブデビ無しだと持ち手部分や骨が角張りますが…私的には別にどっちでも良い程度の差です。
③マテリアルが連番で13+1個もあります。トゥーン用に色分けしてるので、変更し辛くてすみません。
しかも凝ったことはしていません。テクスチャも一切使っていません。どのマテリアルがどこの部分なのかは下図参照。
←click!!して拡大表示。
④モーフに「grip」と「long」があります。gripは持ち手と軸の太さを細くします。longは軸の長さを伸ばします。微調整や誤魔化しに使ってください。
日本語版POSERpro2014を使っていると「long」は「胸_高い」と表示されますが気にしないでください。「hight」にしておけば良かったんだろうか…?
⑤「close」というモーフが開閉用のモーフです。0~1.1の12段階でスライダーは0.1ずつ動かせます。
数値入力で半端な数を入れると形が崩壊します。0.1刻みで指定してください。※このモーフはマスターパラメーターです。

11個のOBJをモーフターゲットとして読み込み、その11個のモーフをこのマスターパラメーターで統括している状態です。
⑥何かのフィギュアのどこかにペアレントすればポーズファイルが適用できるようになります。一般的なポーズファイルの使い方ではないと思いますが、キーフレーム打つのが面倒臭い&大抵誰かに持たせるだろうということで。
12フレームでcloseかopen,あるいは24フレームでcloseかopenという4種の動きを作っています。開閉のみのポーズファイルで、持たせている人の手のポーズや傘の位置等は何も変わりません。
propの内部名称が影響するため、もし1体のフィギュアに2本の傘をペアレントしてこのポーズを適用して使うと、2本目にはポーズが適用されません。
…しかしまず両手に傘を持ち、アニメーションが必要になる状況はないのではないかと思います。
※傘単体ではポーズを適用できません。一度フィギュアに傘をペアレントしてポーズ(アニメーション)を適用後、ペアレントを解除してフィギュアを消しても傘のポーズ(アニメーション)は残ります。
~~~~~
☆取説まとめ画像☆
←click!!して拡大表示。
~~~~~
ジオメトリーチェンジだった開閉の動きを、モーフターゲットに変えたという⑤が最大の変化です。その分PP2の容量が大分増えてはいますが、OBJ(総容量約20MB)が全くいらないというこの差の比ではない。しかもPP2は圧縮率が高い。
ジオメトリーチェンジと違う点は今回のマスターパラメーターのほうはモーフの数値が細かく存在するため、数値入力で0.1ずつ以外の半端な数値にすると形状が破たんします(その値の依存関係を設定していないから)。アニメーションもフレーム毎にキーを打たないと同じ12フレームでも0.0→1.1と間を略してキーを打った場合は形状が破たんします。なのでポーズファイルは12もしくは24フレーム使っています。
ジオメトリーチェンジは間の数値も形状も存在しないので、破たんすることは絶対になかったということが利点でした…が、OBJの容量が大きい物の場合、配布には向いていないわけで。自分にとっては紙の表裏の色替えと縁のギザギザが必須ポイントだったのでしょうがない。けど結果オーライな感じにまとまりました。
ダウンロードはホームページのダウンロード2からどうぞ(^_^)ノ
☆Special Thanks☆
電脳箱庭のはる様作【神社】(←和風展の参加賞でした)
※DAZ|STUDIOには対応していません。サポートもしていません。POSER用です。
①まず骨の本数を40本にしました。
OBJの軽量化と縁のギザギザの強調の為。60本は細かすぎたなと思ったのです。
60本


②初期ロード時、サブディビジョンサーフェスを適用した状態にしています。下図はサブデビの有無の差。
有


サブデビ使うとポリゴンの境界が伸びるので周囲の白い部分が少し広範囲になります。でもサブデビを使っても縁のギザギザ感が無くならないようにしています。
あとついでにうっかりレンダリング設定で「スムースポリゴン」使用にしても問題ないようにしています。
サブデビ無しだと持ち手部分や骨が角張りますが…私的には別にどっちでも良い程度の差です。
③マテリアルが連番で13+1個もあります。トゥーン用に色分けしてるので、変更し辛くてすみません。
しかも凝ったことはしていません。テクスチャも一切使っていません。どのマテリアルがどこの部分なのかは下図参照。

④モーフに「grip」と「long」があります。gripは持ち手と軸の太さを細くします。longは軸の長さを伸ばします。微調整や誤魔化しに使ってください。
日本語版POSERpro2014を使っていると「long」は「胸_高い」と表示されますが気にしないでください。「hight」にしておけば良かったんだろうか…?
⑤「close」というモーフが開閉用のモーフです。0~1.1の12段階でスライダーは0.1ずつ動かせます。
数値入力で半端な数を入れると形が崩壊します。0.1刻みで指定してください。※このモーフはマスターパラメーターです。

11個のOBJをモーフターゲットとして読み込み、その11個のモーフをこのマスターパラメーターで統括している状態です。
⑥何かのフィギュアのどこかにペアレントすればポーズファイルが適用できるようになります。一般的なポーズファイルの使い方ではないと思いますが、キーフレーム打つのが面倒臭い&大抵誰かに持たせるだろうということで。
12フレームでcloseかopen,あるいは24フレームでcloseかopenという4種の動きを作っています。開閉のみのポーズファイルで、持たせている人の手のポーズや傘の位置等は何も変わりません。
propの内部名称が影響するため、もし1体のフィギュアに2本の傘をペアレントしてこのポーズを適用して使うと、2本目にはポーズが適用されません。
…しかしまず両手に傘を持ち、アニメーションが必要になる状況はないのではないかと思います。
※傘単体ではポーズを適用できません。一度フィギュアに傘をペアレントしてポーズ(アニメーション)を適用後、ペアレントを解除してフィギュアを消しても傘のポーズ(アニメーション)は残ります。
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☆取説まとめ画像☆

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ジオメトリーチェンジだった開閉の動きを、モーフターゲットに変えたという⑤が最大の変化です。その分PP2の容量が大分増えてはいますが、OBJ(総容量約20MB)が全くいらないというこの差の比ではない。しかもPP2は圧縮率が高い。
ジオメトリーチェンジと違う点は今回のマスターパラメーターのほうはモーフの数値が細かく存在するため、数値入力で0.1ずつ以外の半端な数値にすると形状が破たんします(その値の依存関係を設定していないから)。アニメーションもフレーム毎にキーを打たないと同じ12フレームでも0.0→1.1と間を略してキーを打った場合は形状が破たんします。なのでポーズファイルは12もしくは24フレーム使っています。
ジオメトリーチェンジは間の数値も形状も存在しないので、破たんすることは絶対になかったということが利点でした…が、OBJの容量が大きい物の場合、配布には向いていないわけで。自分にとっては紙の表裏の色替えと縁のギザギザが必須ポイントだったのでしょうがない。けど結果オーライな感じにまとまりました。
ダウンロードはホームページのダウンロード2からどうぞ(^_^)ノ
☆Special Thanks☆
電脳箱庭のはる様作【神社】(←和風展の参加賞でした)
しかしてっきりジオメトリーチェンジと思いきや、マスターパラメーターとは@@!
容量が少ないのあれっと思っていたのですが、そう言う理由が有ったとは・・・
マスターパラメーター、ありていに言うと初めて目にしました。
Poserのモーフターゲット、そんな事も出来たのですね。
いずれにせよ、12種の開閉傘をモデリングし、それを組み込むのは大変な技術力だろうと思います。
余りにスムースに動くので、使う人はそういう事に気が付かないと思いますけど。
私もあれやこれや始めていますが、まずは、いつ和風展が開かれても間に合うように、この傘を使った耽美かつ妖艶な絵作りを進めようとおもいます。
ますたーぱら‥‥? こ、細かいことはよくわからないけどなんか凝った技術があるのね? みたいな目ぱちくり状態ですが自分にとって重要なのはこれが目にも麗しい和傘だという事実のみ!
素晴らしい!
自分はまだなーんも始めておりませんが、tweetyさんのおかげでいつ和風展が開かれても間に合うように、この傘を使ったエロ絵つくりを進めたいと思いました!(コラ)
テクスチャを入れ忘れたりしないように敢えて使わなかったのに、そもそも本体を入れ忘れるとか…自分に笑ってしまった(^А^;)
マスターパラメーターという呼び方が珍しいのかもしれませんね?いわゆるフルボディモーフもこれと同様のものです。
1つのパラメーターを動かすといくつかのパラメーター(モーフ)が連動して動くというやつでして。
こうして種明かしすると特に難しい技術も必要なかったわけですが、開閉傘は単に無駄が過ぎるので作ろうと思う人自体居なかったんじゃないかと思ったり…。
しかし何とか配布に適した形にしようと思えたおかげで良い感じにまとまったなと思っています(^^)v
和風展はhisayanさんからのお返事が無いのでご本人様の体調の方が心配ですが、和風展に関しては継続のご意思はある様子でしたし皆様も開催を楽しみにしておられるようでしたので私も気長に待ちたいと思います♪
…まだ絵も作れていませんし(^_^;)
とりあえず「モーフダイアル(スライダー)のところに0.97とか1.05とか0.1の倍数以外の数値を入力しないように」と伝えたかっただけなので、普通にスライダー動かすか、フィギュアにペアレントしてポーズを適用するかしてもらえば難無く使えると思います。
凝った技術と言うか「傘に使う必要があるのか、ソレ?」っていう技術だったのかもしれません。
いつぞやの適当な蝶フィギュアよりは扱いやすい物に仕上がっていると思いますのでどうぞお納めくださいませ(^^)
roseさんにも使っていただけるかもしれないと思うと和風展がますます楽しみですなぁ…(*^人^*)
先端や手元の装飾まで美しいですね~
実生活でも使いたいような豪華さです。
でもコンビニに置き忘れたらすぐに取られちゃいそうです。
ありがとうございました。
「番傘」頂きました。ありがとうございます。
うちのposer9でもちゃんと動きました。あまりに久々に
使ったのでRealityの使い方も忘れていました。
開閉の原理は解らないのですが、高度な技が使われて
いるのですね。
和傘をコンビニに置き忘れたら…と言うかコンビニに和傘を差して買い物行くことが既に思いつきませんでしたが、和傘屋さんがある地域では意外と有り得る光景なのかな?粋ですね(^^)
…っていうか和傘はさすがに目立ち過ぎて盗めないのでは…とか思ってしまいました(^_^;)
POSER9での動作報告もありがとうございます。動くことが今回の何よりのポイントだったので、無事動いたとのことで一安心です(^^)
しかも、ツイッターの画像拝見しましたがDAZでも動きましたか!ジオメトリーチェンジは確実に動かないと聞いていたので、モーフに変えてみて良かったです。
ジオメトリーチェンジを使って四苦八苦しながら完成させたら、もっと簡単な方法に気がついて今回の形になりました。単純にモーフターゲットを読み込んで変形させているだけなのです(^_^;)