無精髭

無精者の日記です

ひどすぎる復興相ー長泥農地を最終処分場に

2019-08-23 06:04:44 | 日記

 8月21日渡辺復興大臣は福島県飯舘村の長泥で実施されている「除染土を再利用」する実証事業を視察し、「実証事業を通じて除染土壌が再生利用できるものなのかしっかり見極めたうえで、取り組みを進めていきたい」と本格的に再利用を進めていくことに前向きな考えを示した。とNHK NEWS WEBは伝えている。
 おいおい、「再利用」なんて言ってるけど「汚染土で農地のかさ上げ」なんて誰も頼んでいないよ。長泥の鴫原区長は「原発事故後7年過ぎても「除染」さえしてくれないなかで、帰還も農業もできないままでは集落が消えてしまう。」という危機感から何としてでも農地の除染を実現しようと環境省と交渉して「除染土の再利用」という環境省の毒饅頭を食らう見返りに「農地の除染」を実現させたというのが本当のところなのでは?

 結局「30年後に県外に持ち出す」と約束した除染土は福島県内に埋めましょうということ。2兆円もかけて集めた放射能を小分けにして県内に再拡散させようというのだからこの国は狂っている。

 実は5月13日に超党派議員連盟「原発ゼロの会」が開催した「除染土壌の再利用及び最終処分をめぐる意見聴取会」に飯舘村のアドバイザーとしてこの事業に取り組んだ原子力規制委員会初代委員長田中俊一氏が出席しこの長泥の苦境と特措法の不備を指摘し「国会議員は義務を果たせ」と強く抗議している。(国会議員もそうだが国はと言いたい)詳しくは「原発ゼロの会」HPを見ていただきたい。