白南風 １５０

白南風（しらはえ）１５０

今日はここ数年来の最も懸案事項が円満、それも一瞬で解決した日だ。

思えば、２０１０年からはどうすれば解決できるだろうかと思いあぐねた。

相手が強大なだけに何をすればいいのか全く見えなかった。

その中で、頭に浮かぶことと、誘ってくれた未知のことに乗っかってみた。

この２つはいい進捗状況になってきただけに、今日の解決のあっけなさは言葉で言い表せない。

この２年半はなんだったのかといわんばかりだった。

ただ、その時にコツコツと進めていたりしていたことが、実を結ぼうとしている。

あの時何もやらずに、日常に埋没していたら、今のこの瞬間を最大限に生かすことはできなかっただろう。

あとから思えばなんだったのかという日は必ず来るから、何も動かなくても浮かんだことはどんどんやっておこう。

記念すべき日に１５０という区切りもまたいい。

２０１３年４月３０日

ある日のシンガポールの街の風景 パート３０６

   

アレキサンドラ通りにある地域美術村。

更新ができる状態になったので、よろしくお願いします。

「男と女」 第3巻 第6章 京都（２） （３－６６）

－京都（２）　　哲学の道　　すしと音楽（２）

「ところで、これからどうやって広げていけばいいかな？」

「西波理事長の言われる新しい経済協力のモデルと音楽を中心として芸術創作活動支援をアジアに広げる。明治の偉人たちが自分に向き合って確立した哲学とそのプロセス。だったよね。」

「伝統工芸センターに絡めた『持ち寄り』コンサートシリーズと全国を回る『持ち回り』コンサートツアーをまず日本でやる。インターネットラジオで沖縄からこれらの活動を流す。そして、各国のグラスルーツ運動と連携して、支援して、才能のある人材を見つけ、活躍できる場所を開発していくの。」

「たぶん、ミッションとビジョンやストラトジーが混在しているからもう少し整理したほうがいいわね。」

　理恵が少し考えて

「ミッションは理事長の通りでいいのよ。ビジョンは、各国のグラスルーツ運動と連携して、支援して、才能のある人材を見つけ、活躍できる場所を開発していく。ストラトジーが『持ち寄り』『持ち回り』なのよ。できた。」

「さすが、今をときめく会社の女社長ね。すごい。私と霞とあんなに考えてもばらばらで今日発表するのにどうしようかと考えていた。」

「麻子、もうやめて。私まるで働かないで稼ぐごうつくみたいだよ。」

「ごめんね。そんな意味じゃなかったのよ。さすが、今話題のホームトレーダー養成と実践指導の会員組織を運営し、世界的レベルの頭脳を結集した江藤カンパニーの若き女社長だものね。」

「麻子、いいかげんにして。」

「ね、話を聞いてもらったお礼に高台寺の傍にある元画家の邸宅を改造したレストランで食事をおごるから、機嫌直して。」

「そうきましたか。じゃ、行こう。お腹空いちゃった。こんなにリラックスして話せたのは久しぶりだもの。」

「ところで、麻里さんは来るの。」

「うん、間際でばたばたしていたけれど６人で会ったときはもう決まっているから歓迎会みたいだった。その前に私と銀座でじっくりと話せたから彼女もそれで決めたみたい。それにだんなさんが沖縄の会社の社長も兼任になるからいい刺激になってきたみたいよ。私はもう少し隠しておいて、秘密兵器のようにしたかったのだけれど。」

「そうね。その手もありね。理恵は忙しすぎるから横で少しはなれても見ていてくれていて時々調整してくれる存在が必要ね。」

「それはわれらがミスター江藤でしょ！」

「あ、そうだね。失礼しました。そんな意味ではなくて女性でしか見えないところがあるのよ。男は駄目というのではなくて。それはわれらがミスター江藤がいつもウチにきたとき言っているわ。周りから女性に囲まれるために女性ばかりを抜擢しているのだろうと言われても平気なの。彼は、やっといい味が出てきたね。理恵様の内助の功かな？」

「そうなの。特に沖縄に関して林大人に話すときはもう自分が林大人になったつもりでいるからね。」

「そろそろ彼の次の役割が見えてきたね。」

「タクシーで行くでしょ？ガソリンが切れてもう歩けない。」

「はいはい、社長様。」

「もう、麻子たら。」

2013年4月20日

ある日のシンガポールの街の風景 パート３０５

  

通りの真ん中のでかい建物は公団アパートです。

チャイナタウン！

ある日のシンガポールの街の風景 パート３０４

  

Sentosa