シンガポール&美浜 発信 文左衛門の部屋

写真集★シンガポール&美浜の海・景色・街・食
私小説★男女・愛・起業・歴史・外国・人生
コラム★心の梅雨を飛ばす気

ある日のシンガポールの街の風景 パート160

2012年03月31日 12時54分37秒 | 写真

  

禅寺シリーズ第3弾です。

真ん中は、天井です。

広い体育館のような所の左右に安置されていました。

外は暑いけれど、石の床は冷たくてさわやかでした。

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白南風 83

2012年03月30日 14時12分12秒 | コラム
白南風(しらはえ)83

何も求めなくても生きていけるのに、何かを求めるのはなぜか?

願望は、そのことが出来る可能性があるから持つのだそうだといわれている。

願望自体はどうってことないけれど、そこに時間を介在させる。

願望を他と比べる。

それをやり始めると、実現度は急速に落ちるそうだ。

願望は実現することを願うのではなく、実現していると思える力を育てよう。

2012年3月30日
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ある日のシンガポールの街の風景 パート159

2012年03月29日 15時58分30秒 | 写真

  

禅寺シリーズ第2弾です。

右端は、天井を移しています。

禅寺なのに、龍の飾りがやたら目に付きました。

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「男と女」 第2巻 第6章 翔動 -シンガポール(5)-

2012年03月28日 13時17分21秒 | 小説
-シンガポール(5) ロチェスターパーク通り チャイニーズレストラン 那美の教育-

 那美は夕方両親と別れ星に連れられて、西洋人の多いホーランド地区の近くにある、ロチェスターパーク通りの森の中にある、古い大きな戸建てを改造したチャイニーズ・レストランに来ていた。

「港さん、素敵なところね。扉を開け放って自然の風を取り込みながら、天井は扇風機があり空気を回し要所にはエアコンが贅沢にかかっているのね。光はメニューが読める程度にしてあるから落ち着くね。」

「シンガポールは英国の総督が着任しておよそ190年経つ都市で国なんだ。古い建物もたくさんある。壊すしかないほど朽ちたものもあるけれどできるだけ外観はそのまま使っていこうとしている。子孫がシンガポールはどんな町並みだったのかとまったく見当がつかなくなるようなことはやめようと規則が決められたんだ。それに従ってできるだけ古いところにこうやっていいレストランを誘致しているんだよ。そうすると人々はこの古い建物がかもし出している時間経過の重みに触れることで価値を知るんだ。そんなシンガポールのやり方は気に入っている。確かに中心部は行き過ぎではないのというくらいに建て替えが激しいけれど全土でやっているわけではないんだ。特にこのあたりには昔から西洋人が住んでいたので様式の大きな戸建てが多いんだ。」

「私、市販のガイドブックで見るとキラキラしたところばかりの塊やグレイスさんの迎賓館のようなとてつもない高額の家ばかりかと思った。そうでもないのね。この古い歴史を重ねた戸建ての中で提供される料理はさぞかしすばらしいわね。」

「そうだよ。数あるチャイニーズレストランで北京ダックのための専用料理人がいるのは珍しいよ。北京ダックをりんごの木でローストするんだよ。そして、砂糖で食べるんだよ。次にきゅうりとたれを入れ、ラップした伝統の方法、そして、キムチを入れたラップと3種類の食べ方があるんだ。」

「港さんは、こんな静かなところで食事をしているから目の回るような隠密行動も苦にならないわけ。」
 星は、ろうそくほどの明かりの向こうで苦笑し、

「そんな事はないよ。ただ、日本から帰ってきてしばらくしてからこの店に来るとなぜかホッとするね。本当に我が家に戻ってきたような感じだよ。多分シンガポールは静と動がうまくかみ合ってきたのだと思う。日本は、静の所に行ってもその道中が騒がしいのでせっかくの自分の体の中に吹き込んだいいエネルギーを吸い出されてしまう感じだね。シンガポールも以前はそんなところがあった。今は、少し分かってきた人達が増えてきたのかいい感じになってきている。」

「今泊めてもらっているところが、海の傍の静、ここは森の静、道中は、ベントレーの中の静、これ以上の贅沢はないわね。港さんが、今夜は待っていると言われたけれど、両親と一緒だとこんな話はできないしと思っていた。」

「澤村さんがそこのところはよく理解されていたよ。那美がお店の勉強になるところに連れて行ってやってくださいと言われた。丁度、竹内さんが会計のことでこちらに来るので彼にご両親をお願いしたんだよ。那美のことを澤村さんはよく考えておられるよ。」

 星は、いつもとは違って、白ワインを注文した。

 プレート アペタイトに続いて、シャークフィンの塊が入っているスープが出てきた。

「これだけで満足しそう。中華料理は何でも同じだと思っていたけれどまったく違うのね。こうやって出されるとウエスタンを食べている感じ。」

「そうなんだよ、那美。昼中華だから、夜は何か他のものを、なんてよく言われるけれどそれは中華を知らないのだよ。北京、広東、四川、客家(はっか)、雲南、潮州、上海、などまったく違う料理だよ。これに海鮮が加わるんだよ。また、どんなメニューを選ぶかでまったく違ってくる。それに最近は西洋人が増えているから二人でも食べられるようにセットしてくれることが多い。昼間は、日本では点心といい、こちらでは、ディムサムという小皿に乗った蒸しギョーザやショウロンポーのようなものがあるからその組み合わせたるや、とても、昼食べたから夜はなんていうのとは違うよ。」

「それはなんか、孫子の無限に変化する戦法のようね。」

「うん、うまいことを言う。孫子を産み出した国だからね。」

 お待ちかねの北京ダックが、ワゴンに乗って出てきた。

 那美の目の前で、皮の部分が鋭いメスのような包丁ではがすようにカットされていく。

 ラッピングされて再登場だ。

「さ、順番に食べてごらん。」

「え、こんなにおいしいの?ラッピングの皮のもたもたした感じがよくあるけれどそんなのはまったくないね。砂糖で食べるのはなぜ?」

「北京である女性たちが始めたのをそのままこちらに持ってきたと言われている。普通のお店ではこうは行かないよ。ここだけだからね。」

「この後のお肉はどうするの?」

「後のお楽しみ。」

 しばらくして、ミンチをいためた様なものが、皿状にくりぬかれたレタスに乗って出てきた。

「那美、これが回答です。巻くようにして食べてごらん。」

「こう?おいしい。あのダックの肉がこうなるの。」

「どうかな、これが約束したチャイニーズだよ」

「港さん、合格です。すごいです。かなり無理してシンガポールに来て本当によかった。今まで何度か食事を港さんと一緒にしたのとはまた別の素敵な時間です。ありがとう。」

「すこし騒がしくなるけれど、ラッフルズホテルのロングバーではどうかな?」

「それもいいけれど、できれば、この静けさをそのまま延長できるところがいいわ。」

「じゃ、セントーサ島の迎賓館の近くに海側に向いたバーがあるからそこにしよう。」

 丁度デイビッドがまだスタンバイだったのでセントーサに送ってくれた。

2012年3月28日
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ある日のシンガポールの街の風景 パート158

2012年03月27日 11時03分24秒 | 写真

  

シンガポールに在る有名な禅寺です。

五体投地をするところです。

お祭りの時は、この広大な敷地が、新宿駅朝出勤状態になります。

今後出てきますが、建物の中に、大仏像が安置されています。

お楽しみに。

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