ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

SHURE、SE102。

2009年07月04日 | blog

E2cを愛用していたんですけど、断線してしまったのでシオシオのパー。

SHURE、いいんですけどね。ちょっと高くて、使うといいんだけど、すぐ壊れてしまうモノって、すごくへこむ。また買おうという気にならない。レミパンもそうでした。E2cが良かったので、もちろん上位機種にも興味シンシンだったんですが、高いイアホン買っても、断線しちゃうんじゃねぇ。けっきょく、使い捨てなのかと。修理とかのサポートがしっかりしてたらいいんだろうけど、ちょうど輸入元が変わるのなんのの時期で、メンド臭くなって忘れてました。

それで、しばらく中途半端なイヤホンでうろうろしてたんですが、名前を変えて出ているのを発見。正直ほかに欲しいのもないし、これの音が自分好みであることは確認済みだし、だいぶ安くなっていたのと、断線も多少は改善されてることを期待して、おもいきって買ってみました。

私がこれを好きな理由は3つ。

1)コード耳掛けの装着方法
もともとステージ用モニターイヤホンなので、背中からコードを回して、ステージで目立たなくするための工夫だった…と勝手に解釈していますが、コードを耳にかけると、コードの重さが耳穴にかからず、耳穴が引っ張られる感がないので、ずれにくくて快適。万が一引っ張ってしまっても、抜けにくいし痛くない。このへんも、ステージ用のノウハウだったんでないかしら。はめるのにコツがいりますが、もうすっかり慣れているので問題なし。

2)耳栓効果
耳栓型イヤホンはいまどき珍しくもないですが、違うのは、プラグが長くて耳穴に深くずいっと入ることなんじゃないか とおもいます。この耳栓効果はすごくて、音楽かけてなくても、ただ耳栓として電車に乗っているときもあります。

3)音
好みです。以上。
音のヨシアシというのは書きにくい。世の中ゴマンとイヤホンのレビュー記事がありますけど、ピンときたものはありません。共有するのが難しい感覚なのかな。

あえてチャレンジすると、このイヤホンの良さは、「受け身の快適さ」です。
外でイヤホンで音楽聞くと、どうしても、ちゃんと聞けないわけです。まわりがうるさくて聴き取れない歌詞に、耳をそばだてるような。雑音やらで聴き取りにくい音を、無意識のうちに、一所懸命聞き分けようとしているので、疲れる。

でもこれは、まずは耳栓効果でノイズを遮断し、細部までしっかり聞こえる情報量の多さで、「音を探して聴く」必要がない。ただ、音楽を「受け身で」享受できる。結果、電車の中でも自然で、ストレスが少ない。だから快適。

たぶん、もっと高いSHUREはもっとイイんでしょうけど、そこはそれ、以前も書いた二次曲線的な費用対効果の気配ムンムンです。使い捨てならなおさら。

しかし、色が透明じゃなくて黒になってしまったのは残念ですな。あの医療機器みたいな見た目が意味シンで好きだったのに。でも、正直デザインはどうでもいいです。欲しいのはイアホンではなく、いい音だもん。

あとは耐久性だなー。どうかなー。こればっかりはなー。

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