BS・・もとい! VS隊長な日々

ただの保護者だったのにいつの間にやらBS隊長3年を経てとうとうVS隊長。
愚痴や独り言が満載

ジュニアリーダー ?

2007-11-11 00:17:26 | VS活動レポート
もう何度も書いたのですが先月の某団の団キャンプへの遠征。

その時の記録係りを担当していたベンチャースカウトが撮影した
写真をもとにフォトシネマを作りたい、と発案し、実際に悪戦苦闘
して仕上げたそうです。 隊会議で皆に披露したところ大評判で
音楽を乗せてキャプションもいれて完成版として仕上げました。

そのファイルをコピーしたCD-ROMを、そのスカウトが直接私の所
に送ってくれました。
しかも今晩のうちの隊会議に間に合うようにと、速達で。

早速、隊会議で披露しました。
当日、現場での感動がよみがえる素晴らしいできばえでしたが
なによりもスカウトが自分で作成したことに驚かされました。

ひとつだけ残念だったのはパワーポイントで作成していたので
動作が若干重かったことと、ムービーファイルの形式でないので
Youtube にアップできないこと。
願わくばムービー形式で作っておけばYoutubeにまずアップして
そのうえで、たとえばこのブログで、公開することも出来ます
から、多くの関係者に見ていただくことができます。

今、その作成者のスカウトと連絡をとって元の写真を借りる
打合せをしています。
私の方でなんとかムービーに仕上げることができれば是非一般
公開できるように、と思っています。


さて、そのフォトシネマの中でいくつか気になるシーンがあります。

団キャンプですからBVS~VSまでいるのですがBVSやCSの多くのシーン
の中にVSスカウトが一緒に写りこんでいるのです。

以前にこのキャンプを紹介したエントリーでリーダーの姿が見えない
キャンプだったと書いたはずです。
例えば午前中の課業としてVSスカウトが(ゲスト参加者も含めて)
各隊に分かれて赴き、英語でちかいをいえるように指導する、という
プログラムがあったのです。

また、食事の時間では各隊に一人ずつのVSスカウトが「いただきます」
の為に派遣されます。

この団はキャンプの夜には各隊ごとにビジル(日々を振返り、反省を
こめてちかいとおきての再確認する儀礼:RSHB参照)を実施するの
ですが、BVS~BSまでの各隊にVSスカウトがひとりずつ赴いてその誘導
をします。 もちろんRSで実施するようなビジルではないでしょうが
どのスカウトにも一日を振返り、明日への決意を確認するというその
日最後のプログラムをVSスカウトが担当するのです。

翌日もVSスカウトが各隊でスカウトの面倒をみる時間もありましたし
徹営では最終チェックはすべてVSスカウトが担当していました。

ことほどさように活動のあらゆる場面でVSスカウトが後輩スカウトの
指導で重要な役割を担っています。 各隊指導者に指示された部分を
お手伝いしているのではありません。


振返って、うちの隊では現在、BSに上班、CSにデンシスターを派遣
していることは既に書いてます。 明日も上班、DSともに派遣先の
活動があるそうですが、自分での目標を持ち、自分達が派遣先の
スカウト達に「なにを与えることが出来るか」を常に考えながらの
プログラムを実施しています。
今日の隊会議での活動報告でも、ただの「奉仕」と見れば十分以上
の活動報告ですが、主体的な課題の発露としてみてまだ不十分な
部分を隊長からきびしく指導を受けています。

来月のBVS~BSの合同のクリスマスキャンプへはVS隊は各隊への派遣
という形態で参加します。
このところのVS隊の活動実績は団の中でも評価されており、クリキャン
には是非スカウトの派遣を、というラブコールも多くいただいてます。

時期的に高校受験のあるスカウトの参加は微妙ですが、それでも
上班はBSに、DSはCSにというのは確定済み、議長はBVSに行きたい
と今日意思表示していいましたし、部活帰りにやってきたスカウトも
BVSがいいな、という話をしていました。
こうした活動を通してVSスカウト達は自分がこれまで身につけてきた
スカウトシップというようなものを後輩に伝えていきます。
技能も教えるでしょう。 そして後輩は「格好のいい」「すごいこと
のできる先輩」を見習いたいと思うことでしょう。
そして、その結果VSスカウトたちは人の役に立つ、ということを実感
します。 人を導く、人の成長の手助けをするという大事な経験を
積むことで自分が更に大きくなっていきます。


いま二つの隊の実例を書きました。
そしてこの二つの隊の間でおきている現象も書かないわけには行き
ません。

うちの隊には高校1年までしかいません。
それ以上の「先輩」は存在しないのです。 富士を取った先輩も、
それどころかアワードを取った先輩もいません。

今回うちのスカウトがBSの上班としての任についている話を隊の
ブログで記事にしました。
するとまもなく、この友好団の高校2年生のスカウトたちから次々
と「がんばれよ」「こまったら相談しろよ」というコメントがはいり
ました。 更にこの友好団のスカウト達は自分達の隊長に「あいつの
上班プロジェクトに協力したい」と連絡してきたそうです。
その隊長は私にことの経緯を伝えるメールで協力を申し出た4名の
スカウトのメールアドレスを連絡してくれました。
早速、うちの上班PJをやっているスカウトに伝えると彼は自分の
携帯に彼らのアドレスを記録する際に「○○先輩」という表記を
使いました。 よその団のスカウトです。 でも自分のことを親身
に考えてくれるその年上のスカウトを「先輩」と呼ぶことを選んだ
のです。


こうしたことっていまSAJで盛んに言い出し、研究だか、実験だか
をやることになっている「ジュニアリーダー」っていうのとは違う
のでしょうか?

そしてこうしたことって、制度を変えないと出来ないことなので
しょうか?

あるいは制度を変えたら出来るようになることなのでしょうか?


うちやうちの友好団では当たり前のこと、ちかいとおきてをこうした
方法で実践しているだけなのですが。


そして、そのおかげでいまうちの隊は元気に活動できています。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
実践隊 (ibcjap1)
2007-11-11 01:24:46
さっきは、で~したぁ!



kurosan、この記事が誰かサンの目に止まっちゃったら

【開発ナンチャラ団になりませんか?】ってオファー来ちゃうよ(笑)



まぁ来る訳ないケドね、俺達みたいなのは【定型外指導者】だから。

お互いのスカウト達、何故かみんな燃えてるワな。



別段【開発研究】なんて《たいした看板》ぶら下げてる訳じゃないけど、フツーにジャンジャンやってる。



《何よりやらされてる感が全くないのが嬉しいネ!》



地道に訓練して来て、自信がついたのか又つけたいのか知らんが『後輩指導』を積極的にやってるよ。



【風の噂に聞こえてくる改革案】なんてモノは、ある種の強制じみたモノを感じるし面白くも何ともない。



コンビニやチェ~ン店なら《いらっしゃいませ~こんばんは~》って

【本部からのマニュアル】見てりゃ何とかなるだろ~が、スカウティングはそんなに甘くはない。



ましてや【定期的】に研究結果の報告の義務付けしてりゃ指導者だってバテるよな。

そしてある日、実績も信頼関係も無い【知らないオッサン】が突然やってきて



《これは私が提案した素晴らしいプログラムだから、こ~しなさい》



なんて偉そうな『指導』なんか入っちゃったらモ~大変!

全員が武道系の有段者揃いの当隊のスカウト達は、逆にその【オジサン】に



《押忍の精神を叩き込む》だろ~なぁ~(笑)

さっきウチの上班から連絡来て『(高校)柔道の県大会で個人戦"準優勝"しました』とさ。
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Unknown (haru)
2007-11-11 14:46:24
ちゃんと、スカウトをみて、関わっていたら、スカウトへのアプローチがわかると思います。

スカウトと、ちゃんと関わっていれば、スカウトもそこから学ぶし、自分がしてもらったことは、後輩へしてあげます。

過日、某GSの支援に行ったとき、安全確保・エサ付け・つれた魚を外す、を任せた。1人のスカウトの面倒を見てと。
GSジュニアスカウト(小4かな?)の面倒をちゃんと見てくれました。わたしの前じゃぁ、『めんどくさい』『寝たい』などと、言っているスカウトがです。

本人の意識ですよね。やっぱり。
後輩の指導(?)に積極的(?)なスカウトって、やっぱり、先輩(指導者含む)とちゃんと関わっていたからでしょうね。

返信する
制度改革必要派の意見 (KM)
2007-11-12 09:02:08
最近『教育制度改革派』に重心を移しつつあるKMです。「制度改革は必要」という観点から意見を述べさせていただくことをお許しください。

原記事や皆様のコメントのように、BS運動の原理原則に忠実に活動を展開すれば、おのずとスカウトのリーダーシップは涵養されるものであることは基本的に認めるところです。

これは現行制度下でも充分運用が可能であるし、また成果を挙げていらっっしゃる団・隊が少なくないことも論を待ちません。

しかし、ここに次の問題点・課題点があると私は考えます。

1、現行制度下ではVSスカウトに対するBS団組織の中でのリーダーシップ教育およびその展開について
明確ではない。はっきり言えば規定されていない。

明文化・規定されていないことが、直ちに「不備である」と言うつもりはありません。各団・各隊の置かれた状況・環境に合わせて「弾力的な運用」を可能にしている長所も指摘せざるを得ません。

しかしながら、画一的な教育を志向していない反面で、
「現場の指導者の裁量に委任する部分が多すぎる、はっきり言えば、全部おまかせ、になっている」
「現場の裁量に委任する、と言えば聞こえはいいが、
現場の"恣意的な(自分勝手な)"取り組みを容認することになっている」

このようなマイナス面が、各団ごとに特色はあるにせよ、さほど大きくは異なった活動となっていないCS~BS部門と、VS部門が大きく異なっている点です。
「VS部門はわかりにくい」という元凶は、この点にあると私は考えています。


2、VS部門の教育がわかりにくくなっていることの弊害を一番被っているのは、スカウト自身である。

VSのリーダーシップが発揮できる環境が形成・構築されている団のみなさまのご努力には頭が下がる思いです。一人や二人の指導者の熱意でできることではないからです。
しかし、現状日本のVSの多くは『その環境下にない』ことを今回の改革案の動機は指摘しています。

『いや、制度改革よりも、まず、現行制度下でできることを推進するのが先決であろう』という議論もあるでしょう。しかし、いまの状態でそれを推進しても、VS部門関係者のみ、がその改革案に関わるだけとなり、団全関係者にまで波及する改革を推進することは、小手先の(小規模な)部門内教育プログラムの改革では目的が達成できないと私は考えます。

つまり、『プログラムの変更ではなく、団組織体質の変革』が必要であると、私は思います。

3、VSの活動は隊の中だけに留まっていられなくなっている。特に、在籍スカウトが少人数の隊ほど友好隊などとの合同プログラムを模索せざるを得ない状況にある。

合同プログラムを実施する場合には、少なくとも双方の隊関係者は同じ指導方針を共有していないと、VSの場合はまず安全管理に問題が生じてしまいます。
指導者同士は意思の疎通が図られても、顔見知りではない団関係者にまで含めて意思疎通を図るには難しいものがあります。
これは「1」で指摘した「VS教育は現場の裁量に委任された部分が多い」ことが逆に「足かせ」になっています。

少人数の隊が、自団のCSやBSへ『リーダー的役割』で参画していくにしろ、他隊と合同プロジェクトを展開するにしろ、もっとドラスティック(思い切って)に遂行するためには、現場の裁量だけでなく、制度的な環境整備や後押しが必要であると考えます。

それは、現在できていない隊にとっては、活動を展開する足がかりになりますし、現在できている隊にとっても、さらに強固に、幅広く展開する素地となると思います。また、同じコンセプト(方針)を共有することにより、ヨコの連携も容易に可能になるでしょう。

このような理由により、私は「内科的な(処方箋による薬で自力で回復する)」治療よりも、「外科的な(外からのアプローチにより強制的に枠組みを変更する)」治療が緊急に必要であると考えます。
返信する
反論ではありませんが (bskurosan)
2007-11-12 09:22:09
>KMさん真摯なご意見ありがとうございます。

もしかすると私の隊は全国的に見ても非常に恵まれた環境なのかもしれません。

私が言及するのは失礼なのかもしれませんが、おそらくはibcjap1さんの隊も非常に恵まれている、とお感じになる指導者の方も多いと思われます。

さらにこの二つの隊がたまたま顔をあわせた活動以来急速に相互作用が働きさらなるフェーズに進んだこともある種の『幸運』といえるかもしれません。

ですから、もしかすると私が元記事で書いたような展開は『幸運に恵まれた』特殊な例に過ぎない、とお感じになっている方も多いのかもしれません。

私は一介の現場指導者ですから良くも悪くも自分の隊を通してしかこの活動をみることが出来ません。

そして、そこから見る限り、今回の改革や研究がイカン、とか無駄だ、とかではなく「改革しなくてもできるでしょ」と感じており、ここが実は「そんな簡単にはできないんだよ」といわれる部分なのかも知れません。

しかし、百歩譲っても、「制度改革」をしたらできるようになる、とは思えないのです。

なぜならば制度を変えても指導者が自動的に変るわけではないから。
そしてKMさんもご指摘の通り『プログラムの変更ではなく、団組織体質の変革』がまさに必要との認識は私も強く持っておりますし、この部分ではKMさんと軌を一にするのですが、今回のSAJの研究だか、実験だかがこれに寄与する、とは思えないところが認識の異なるところなのだと思います。

てな訳で「変化のための変化」という印象が拭えないのが私の印象です。


しかしながら、こうした実験や研究で本当に現在、うまくいかない隊がうまくいくのであればそれをどうこう言うつもりはもちろんありません。

VS部門の活性化が目的であり、そこには「誰それの提案』だとか『誰それがやった改革』だとか問題では無いはずですから。
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【プリントごっこ】な"PAPER SCOUTING" (ibcjap1)
2007-11-12 11:07:15


みんな色々考えてるなぁ~。

【明文化】ね、大いに結構!



でも結果は【結構毛だらけ】かもよ。



その前に...

ベンチャーがBVS~BSに何らかの形で関わる活動って、他さんもとっくにみんなやってるジャン!昔からそれはやってるし『アワード』やら『進歩』に繋げ様と頑張ってる指導者をいっぱい見てきた。



でもネ...何故うまく行かないのか分かりますか?



これは単に規定として【プリントごっこ】しても意味ないんすよ。

この運動に関わる全ての成人指導者がもう一度B-Pの作った(頭文字をとって)"B.P.System"を深く考えなきゃいけないと思います。

どの部門においてもたとえ指導者においても形は変われど



B....バッジシステム(進歩制度)

P....パトロールシステム(班制度、近年はチームシステムかな)

が存在しなきゃ『スカウト運動』の体系は意味を成さない。



こんな程度の話は指導者講習会を受けた大人なら一度は聞いて知ってる事。



それぞれの団・隊にはいろんな状況があり、背景も大きく違う。

一二行の明文化で収まる訳がない。逆に多様の明文化されちゃ【広辞苑並み】の厚さの本が出来てしまう。





《隊長裁量》...ありがたいです。



今回の改革案などお知らせ程度で『紙切れ一枚の通知』を出せば済んだものの、アレコレ【理論】を並べ最後には『当初案と違う内容の成案』を平気でポンと投げつけて来るようなやり方自体が

【足かせ】

であり迷惑極まりない事なのです。



もっと言えば

【信頼関係なきプログラムに成功の光は射さない】

と言う事です。



私は今まで全てが順調にやって来れた訳ではありません。ここで手前の経緯を説明するつもりもありません。



只々《スカウトそして大人を含む団の仲間達の支え・信頼関係により支えられてきた》のです。



これが無ければ、どんなに良いコトを明文化しても

【ただのお題目のプリントごっこ】

になりますね。





ちょっと俺流にヒネリを加えますと



『制度改革と賭けて

【耐震強度問題】と解く!そのココロは?



《どちらも手(鉄筋)を抜くと、簡単に倒れまっせ》



ローマは一日にしてならず....かm(_ _)m
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Unknown (bskurosan)
2007-11-12 13:21:18
私自身、スカウト原理主義と思ったことがありません。
自身にスカウト経験もありませんからそうであれるはずもないと思ってはいます。

ですから、BPを神格化するような考えもありません。
システムは時代背景によって柔軟に変えていくべきと思っています。

それでも先日のRS研、関東5期である所員の方がお話くださった話が思い出されます。


ずっと昔、戦後のボーイスカウト再興が日本で勧められていた時期、現在のようのな全国を網羅したような隊長のための研修や資料、ハンドブックなどは非常に限られたものしかなかった時代の話です。

当時、隊長のほとんどは自身にボーイスカウト経験がなかったそうです。
それはそうでしょう。 戦前から運動そのものはあったでしょうが、限られた子弟の運動であったことは否めませんし、戦後、新しい体系で、これから全国に広げ、子供たちのための活動を展開しよう、という時期ですから当たり前です。

そしてそれらの隊長の手元にはSFB,と隊長のてびき、しかなかったそうです。
SFBからこの運動の意味、目的を読み取り、薄いペラベラの隊長のてびきにのっていることを頼りに、自身の良識と信念で活動を作っていたそうです。

お話くださった所員の方の言葉です。
『当時の隊長はこれ一冊だけで子供たちを指導していました。 ここに乗っていないことはすべて、乗っていないことのほうが多いのですが、隊長の考え、判断に任されていたのです。
隊長とはそれだけ重い役目だったのです。 そして当時の隊長たちはその役務に誇りをもって望んでいました。 今はどうでしょうか? 厚い規定集があります。 もっとあついハンドブックがあります。 まだなにかたりないのでしょうか?』

私はここにこそ立ち返るべきものがある、と感じています。


制度でしばり、制度で規定しているから実施し、規定していないから隊長の独断と退け、 その行き着く先にはなにがあるのでしょうか?

私たちはもっと厚い規定集を必要としているのでしょうか?


そんなの絵空事だ。
非現実的だ、ただでさえ指導者不足なのに。

そんな声も聞こえます。

それが本当ならば、そして規定を積み上げるしか現状打破の方法がないのなら、もしかしたらBSではない、別の運動、別の枠組みこそのぞまれているのではないでしょうか。


私はまだまだ今の規定集とハンドブックでスカツト達と活動していきたいと思っています。
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日々の規定改革 (ibcjap1)
2007-11-12 13:54:04


昼間であるのに盟兄の素晴らしい【ヤーン(夜話)】を拝読致しました。心から同感致します。



そのヤーンに追随させて頂きます事を御許し下さい。(ヤーンだけにイヤーンって言わないでネ(親父ギャク失礼))





隊長の任を受けてから今日までの毎日が【日々の規定改革】でありました。限られた文字に秘めた《無限の可能性》を信じ、時にはさまよい、時には全く違った観点から見つめ直したりと毎日毎日が《改善》の連続でありました。



スカウトは生きている。と同時にスカウティングも生きている。



《生きたスカウティングに決まったマニュアルなど無い》



マニュアルを見て動くのはパソコンの様なロボットだけで十分ではないだろうか。



パソコンは《心》を持たない。しかしパソコンは《心を持った人間》が動かすモノであります。



《心のスカウティング》



今こそ全国の仲間達が手に手を取り合い、進めて行くべきではないのかと、kurosan日記を読んで強く感じました。





P.S.

【規定案】よりこのkurosan日記をプリントして配った方が

《効果あると思うよ》マジで。



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VSを救いたい (KM)
2007-11-12 18:11:10
中学生から高校生に進学する段階で多くのスカウト達が辞めていき、また、せっかく上進したスカウトに対しても、(多くの場合)きちんとした対応がなされていないのが現状だと思います。

ですから、「なんとか多くのVSスカウト達に活動のフィールド(環境)を整備してあげたい」というのが、今回の私の意見のスタンス(立脚点)です。

その場合に、「日本連盟さん」の今後の対応策として考えられるのは次の3つだと思います。

1、現行の制度と規定の中で効果的な改善策を打ち出す。

2、現行の制度と規定を改変して、新たな対応策を打ち出す。

3、連盟としては新機軸を打ち出すべきではなく(必要なく)、BS運動の根本精神にのっとりあくまでも現場の裁量を尊重し委任する。

「3」の意見がコメントをいただいたお二人の意見に近いかと思われますが、私が懸念するのは、この運動の理想的な形として隊運営を展開していくことに、現行制度で何らも過不足はなく、むしろ効果的に寄与していたとしても、「現場に対応を預けた状態で辞めていくスカウトが救えるだろうか?」という点です。

「いや、制度や規定を変えたとしても遂行するのは現場なのだから、現行とさほど変わらない。できるところはどんな制度でもできるし、できないところはどんな良い制度でもできない」という意見もあるとは思います。
だとすれば、なおのこと現場で対応しやすい方向性を模索していくべきなのではないでしょうか?


また私は、「制度や規定」は「組織や構成員を縛るためではなく、むしろ目標達成や組織求心力のために存在すべき」と考えております。

いろいろな改革案を遂行しようとした場合に、「現場の臨機応変な対応」に委任するよりは、「制度としてきちんと対応してあげたほうが効果が大きい」と私は感じております。

「制度として明文化してしまったのでは、柔軟な、独創的な対応を阻害するではないか?」というご意見もあると思いますが、私はまず、「現状ではできないところ」を対象に制度として整備すべきであると思います。できていないところの原因の第一に挙げられるものは、BSのような非営利団体(NPO)においては「多様な価値観の存在」があります。「多様な価値観」をまとめ上げていくことには非営利法人は構造的に得意ではありません。
これを律して効果的な改善プランを実施するには、「組織規定」として明文化するのが最適であると私は考えております。もちろん、この手続きが民主的に行われることは大前提であります。

VSの教育は、がんばっているVS指導者だけにまかせるものではないでしょうし、ましてや「ジュニアリーダー(?)」制を遂行するには団内各部門の協力が必要でしょう。
各部門のスタッフが揃っていても、この体制が構築できないところもあります。
この原因として「指導者の資質」を挙げてしまってはなおのこと、VS以上の教育が顧みられなくなる懸念を私は感じています。

 
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議論がちょっとループに? (bskurosan)
2007-11-12 18:35:50
「VSを救いたい」
救うという表現がちょっと不遜ではないか、というような瑣末なことを別にすれば
まったく同意見です。

今、十分な活動の場が与えられていないVSスカウトになんとか活動機会を。
あるいは活動の喜びや楽しみを知らないで辞めていくスカウトにせめて退団届けを出すまえにこんなに楽しいんだよ、という体験を一つでも多く提供したい。

その思いに異を唱える指導者はいないでしょう。
居ればその時点ですでに指導者ではないと思います。


ひとつここで確認しますが、KMさんがおっしゃる「制度改革」という文言。
これ、すでに今回の協力団公募の時点で落ちてなくなってます。

春に公開された当初案では「BS、VSを統合した新スカウト部門の研究開発」とありましたから、これは明らかに制度、そして隊構成といった基幹事項の変更改革を意図していました。

それがPG委員長の言によれば軌道修正したそうです。 私には草案が廃案となり対案をだしてきたような理解なのですが、今回のは「ベンチャースカウトプログラムの改善」と別のものになっているのです。

BSとの一貫性とか捕捉はいくつもついていますがあくまでもVSのプログラムについて改善を狙いとしている。


そしてKMさんの分析では1~3のなかで私は(ibcjap1さんについては私が言及することはできませんから)3との分析をいただいているのですが、自分ではその3区分であれば1が自分の立場に近い、と感じています。

規定の中で、と強調するよりもむしろ規定変更を伴わなくても出来る事だらけである、と感じているからですし、規定の変更に伴う大きなリスクや代償、時間、費用、マンパワーを無為に消費すべきではないと考えるからです。

そして、改善策は日連が考えてもいいですが、実は日々全国のVS隊長さんが考え、実施しているのだと思います。 今回の開発協力はそういした一連の個別の改善活動や試行を系統立てるチャンスと考えることはできますから、別に旗を振って反対はしていません。(私は)

しかし同時にそうする必要もまた感じていないのです。

こうした改善策であれば全国の成功事例を集めて検証して、必要ならPG委員なり教育本部なりが隊訪問して普遍化の作業をすればいいのではないか。

そしてその結果を、ルールとして上意下達でセットするのではなく、H19年度の長期や営の推奨のように「強く推奨する」とか「取り得る有効な選択肢」として発信すれば事足りるのだと思っています。



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【盟友】 (ibcjap1)
2007-11-12 21:50:49
>KMさん

コメントを通じ、KMさんのスカウトに対する想いを知りました。
《俺も共感しました!ならば俺も賛成っす》

それぞれ違った状況であるけど、みんな同じ《ちかいを唱えた仲間達》

道は色々あるけれど『目指すもの』は一緒だね。スカウトやってて本当に良かった!
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