アメリカ
サスペンス/ホラー
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リメイク版「死霊のはらわた」のフェデ・アルバレス監督が再びサム・ライミ
製作の下で撮り上げた戦慄のサスペンス・スリラー。
盲目の老人の家に盗みに入った若者3人が、相手の思わぬ反撃に遭い、逃げ道
を塞がれた真っ暗闇の家の中で想像を絶する恐怖に見舞われるさまを緊張感
あふれる筆致で描き出す。
出演は若者3人に「死霊のはらわた」のジェーン・レヴィ、「プリズナーズ」
のディラン・ミネット、「イット・フォローズ」のダニエル・ゾヴァット。
彼らを恐怖のどん底に突き落とす盲目の老人に「アバター」の
スティーヴン・ラング。
(allcinemaさんより抜粋)
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長引く不況ですっかり荒廃した街デトロイト。
10代の少女ロッキーは、自堕落な親を見限り、妹を連れてここを出て行こうと
考えていた。
そのためにまとまった金を必要としていた彼女に、恋人のマニーとその悪友
アレックスが、とある強盗話を持ちかける。
ターゲットは孤独な盲目の老人で、娘を事故で失った彼は、賠償で得た大金を
自宅の地下室に隠し持っているらしいというのだった。
それを盗み出すのは彼らにとっては、いとも容易い仕事に思われた。
こうして真夜中の老人宅に侵入した3人だったが、すぐに彼らは自分たちが
相手にしている男が、単なる目の見えないだけの無力な老人などではないこと
を悟るのだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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盲目の老人が、自宅に侵入してきた強盗を追い詰めるっていう内容の予告映像が
面白そうだったので、久しぶりの大阪ステーションシティシネマへ。
何だか納得いかねぇ~。
いやぁ面白かったなぁ。貧乏から脱したいから他人から奪おうという短絡な
クズ3人組が大金を持ってるという噂の盲目の老人宅に侵入したものの、
侵入した家は盲目の老人とは言え元軍人で賊が侵入してきたのを知ると
反対に強盗達を追い詰めていく様はなかなかにワクワクして楽しめる展開。
なのに、クズ3人組の紅一点ロッキーが金を奪って生還するっていうオチは
納得できない。これで一気に興醒めしちゃった。
老人何も悪くないよね。
娘を殺した女が金の力で無罪になっちゃって、公の正義に失望したら、
もう私的に相手に責任取ってもらおうと考えちゃうよね。
なので娘失ったから、娘産んで返してね、キャハ!ってハンブラビ法典的
考えは至極正しいと思う。
産んだら解放するって言ってんだから、この老人メチャ紳士。
片やロッキーがもうねむかつく女でイラッとする。
監禁されてた女を見つけて、助けなきゃって正義感だしたかと思えば、
アレックスが逃げようって言ってるのに金に固執したり、お前が死んで
代わりにアレックスが生還できればよかったのに。
そんなワケで個人的には終盤まで面白かったのに最後に興醒めしちゃう
残念な一本だった。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
チンピラはもちろん肯定できないけど、老人もイヤやわあ。
コメントありがとうございます。
司法が復讐というか裁いてくれないなら、もう私刑しか
手がないんじゃないですかね。
それが死を持って償わせるのではなく、奪ったモノを
返すってのが、なるほどなぁって思っちゃいました。
娘を奪ったんだから、新たに娘で返せってのは理論としては
アリなんじゃないかなって納得しちゃいました。
貧しい人は一杯居ますし、大抵の人はそこで努力して
這い上がろうとしているのに、そこを短絡的に人の築いた
財産を奪い取って成り上がろうとする考えがもう受付ないです。
そんな奴らがどんな目に会おうが、これっぽちも同情できないですし、ザマァって思っちゃいます。
この映画は、最高にホラーサスペンスで面白かったのですがね、最後のオチが気に入りませんでした。
確かに老人のした監禁と、妊娠させることは悪いですがね、その家に泥棒に入る若者たちも許せません。
後味の悪い作品でした。
傷物語Ⅲ、観てきました。後ほどレビューするのでTBに上がります。
コメントありがとうございます。
こちらこそ昨年はお世話になりました。
今年も宜しくお願いいたします。
老人のやってることは犯罪ですが、まだ同情できる余地が
あるんですよね。
司法がしっかり裁いてくれてれば、老人はここまで暴走
しなかったかもしれませんし。
どっちにしろ後味の悪い作品でしたね。
女性なら子供を産んで返せと言われたってあれは嫌ですよ。
ソフトに、「乱暴はしない、入れるだけ」って言われても…。
(ここは紳士的だけど、そういう行為自体もう異常ですよね)
なにしたって娘は帰ってこないのですが、軍人なので数かぞえるみたいなものなのかな。
そうそうじいさんと犬の関係性が、親分子分みたいで、
まったく「愛犬と一緒に暮らしてます」風でないところは好感でした。これも軍人だからなのかな
コメントありがとうございます。
確かにあの発想は異常って言うか変態ですね。
でも娘を失ったので、新たな娘で補てんしろっていう発想は
なるほどって思っちゃいました。
金持ちの娘が汚い権力を使わずにきちんと罪を認めて
刑に服しておれば、こんなことにならなかったんですよね。
ラストシーンは確かに納得いきませんでしたね。
私としては、老人が最後の最後で撃たれたシーン(女が家から脱出して車に走る直前のシーン)で射殺され、生き残った女性には強盗殺人犯として刑務所でくたばっ……償ってほしかったですね。同時に老人にも、あのまま死んでてほしかった。
何せあの時点であの女の手には金が握られており、事実老人を銃で撃ったのですから(この時点で老人が死んでいたら立派な殺人)
警察を呼んだのは女自身だったし、これで捕まったら因果応報として納得することができたと思います。
悪事を行ったのものには、それぞれ相応の報いがあってこそスッキリするものでしょう。
結末で「はぁ?」と私はなってしまいましたね。
ただ老人の理論で言うとワザとではなくても監禁してた娘を撃ち殺した以上自分も死ななきゃならないですよね笑
娘の交通事故も殺したくて轢いたわけじゃないんだから笑