香港/中国
アクション/ミステリー
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「ウィンター・ソング」「ウォーロード/男たちの誓い」のピーター・チャン
監督が、ドニー・イェンと金城武を主演に迎え、本格カンフー・アクションと
謎解きミステリーに挑んだエンタテイメント・ムービー。
とある寒村で起きた奇怪な変死事件の謎に挑む天才捜査官が、やがて意外な
真相へと近づいていくさまを、壮絶なアクションとともにスリリングに描き出
していく。共演は「ラスト、コーション」のタン・ウェイ、「片腕ドラゴン」
のジミー・ウォング。
(allcinemaさんより抜粋)
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1917年、雲南省の小さな村。のどかなこの村である日、不可思議な事件が発生
する。強盗に押し入った2人組が、たまたま居合わせた紙職人ジンシーと
もみ合いになった末、死んでしまったというのだ。
捜査に当たった刑事のシュウは、強盗犯が武術に長けた男たちであることに
気づく。さらに検死の結果からも、男たちが偶然に倒されたのではないと確信、
ジンシーの素性に疑いを抱き始める。しかし、ジンシーを観察すればするほど、
真面目で温厚な好人物との印象は強まり、とうてい殺人とは結びつかなくなって
しまうシュウだったが…。
(allcinemaさんより抜粋)
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今年の第7回大阪アジアン映画祭のクロージング作品である本作。
映画祭で観たかったのだが、チケット発売初日で完売してしまって観られず
じまい。だが、4月下旬から一般公開されたので今回、MOVIX堺にて鑑賞。
武侠物が好きな自分にはストライクな作品。
ドニー・イェンと金城武ときて監督がピーター・チャンとくれば観に行かずには
いられないって事で観に行ったんだが、これは面白かった。
始まって早々、紙職人のジンシーが暮らす村の両替商に強盗が入り、たまたま
現場に居合わせたジンシーが店の主人を助けようともみあっているうちに
2人の強盗はたまたまジンシーが繰り出した拳が急所にあたって死んでしまう。
県知事らは正当防衛としてジンシーを英雄として持ち上げるが、捜査官のシュウ
は、素人が武術の達人である二人を偶然で倒せるとは考えられないと考え、実は
ジンシーが正当防衛に見えるように二人を殺害したのではと疑惑を持ち始め、
独自の捜査を始める・・・って感じで前半は推理サスペンス調で進むんだが、
ジンシーの正体が明らかになってくると一転、ジンシーを中心にしたアクション
物になっていくんだが、これは前半・後半どちらも見応えあって面白かった。
ドニー・イェンは相変わらず佇まいがカッコイイんだが、そのアクションの一つ
一つが素晴らしいかった。
金城武のシュウは武術は全くなんだが、捜査のためには躊躇なくジンシーを橋
から落としたり、ジンシーの家に押しかけて夕食をいただいた上に勝手に泊まる
というすっとぼけた感じの役柄がよく似合ってた。
原題は『武侠』で邦題は『捜査官X』。
なんでこんな邦題になったんだろうか。
でも原題のままだと、客入んないだろうしなぁ。
『ラスト、コーション』以来、久しぶりにみるタン・ウェイ。
相変わらず端正な顔立ちで可愛いなぁ。
お薦め度:★★★★☆(4/5)
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