中国
アクション/格闘技
* * * * * * * *
京劇などでも知られる中国の物語「楊門女将」をベースにした、ジャッキー・
チェン製作による歴史アクション。
西夏王朝からの侵略に立ち向かって命を散らした将軍とその一族の未亡人たちが、
剣術や武術を習得して復讐(ふくしゅう)を果たしていく姿を活写していく。
『PROMISE プロミス』のセシリア・チャン、『アクシデント』のリッキー・
レンら、実力派たちが体を張った渾身(こんしん)のアクションを披露。
シリアスなテイストでありながら、荒唐無稽(むけい)な描写や展開が満載だと
して中国版ラジー賞「金のほうき賞」に全部門ノミネートされた。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
中国、宋の時代。楊宗保(リッチー・レン)が将軍を務める名門武家・楊一族の
部隊は、宋への侵略を図る西夏軍を相手に戦いを繰り広げ、国境防衛の要である
天門関を1か月にわたって守り抜いた果てに全滅。
悲しみに沈む楊宗保の妻・穆桂英(セシリア・チャン)のもとに、兵士1万人を
束ねる大元帥に息子の文広(シャオ・ミンユー)を任命して西夏軍と戦えという
命令が下される。
楊一族たった一人の男となった文広を守るため、そして命を奪われた夫たちの
復讐(ふくしゅう)を果たすためにも、穆桂英をはじめとする楊一族の未亡人
12人も戦地へと乗り込む。
(シネマトゥデイさんより抜粋)
* * * * * * * *
ジャッキー・チェン製作の歴史アクション物ということと、タイトルの未亡人
という言葉に釣られて銀座シネパトスで鑑賞。
もうね、誰が誰なんだか全然見分けつかないよ。
セシリア・チャンを始め、楊兄弟の未亡人と楊姉妹には綺麗どころが揃って
いて、さらに得意とする武器や分野があってキャラ分けされているんだが、
特にそれが活かされるシーンもなく死んでいく人もいたりして設定が生きて
いなかったりする。
ちなみに未亡人軍団の内訳は、
余太君 : 楊業の妻で、未亡人軍団の頭。杖使い。
楊大娘 : 楊業の長男・楊延平の妻。槍使い。
楊二娘 : 楊業の次男・楊延定の第一夫人。双鈎使い。
楊蘭秀 : 楊業の次男・楊延定の第二夫人。
楊三娘 : 楊業の三男・楊延安の妻。弓使い。
楊四娘 : 楊業の四男・楊延輝の妻。流星双錘使い。
楊五娘 : 楊業の五男・楊延徳の妻。双棒使い。
楊六娘 : 楊業の六男・楊延昭の妻。心針使い。
楊七娘 : 楊業の七男・楊延嗣の妻。双刀使い。
楊八姐 : 楊業の長女・楊延。確か火薬使い。
楊九妹 : 楊業の次女・楊延瑛。
穆桂英 : 楊延昭と楊六娘の子・楊宗保の妻。
楊文広 : 楊宗保と穆桂映の長男。楊家唯一の男子。
楊金花 : 楊宗保と穆桂映の長女。
個人的には平服姿の時は楊八姐が、甲冑姿は弓使いの楊三娘がタイプだ!
平服の時はまだ何とか見分けついたのだが、甲冑姿になると、同じ
ようなデザインの甲冑なので、見分けが全然つかなくて、誰が死んで
いったのかよくわかんない状態に。
個人的には弓使いの楊三娘と流星双錘使いの楊四娘は甲冑姿でも見分けは
ついたけど、後は見分けつかなかった。
戦闘もジャンピングシューズ履いて戦ったり、唐辛子を刻んだ粉を相手の
陣営にまき散らして敵兵がひるんだ隙に突撃したりと馬鹿馬鹿しく思い
ながらも未亡人とそれに従う女達の熱き戦いにいつしか引き込まれて
最後まで見入ってしまった。
ただ、序盤の楊宗保と穆桂英の出会いのシーンとか端折り過ぎというか
展開が早すぎて、あっという間に女達が復讐のために出陣することに
なるんだが、「楊家将」は中国では三国志や水滸伝に並ぶぐらいの人気
なんで、この展開でも中国人には問題ないんだろうが、日本での認知度が
ほとんどないから、日本人が観たら時代設定や人物関係がまったく解らない
だろうな。
まぁ、突っ込みどころ満載だけど、あえて突っ込まずにひたすら未亡人達の
熱き戦いを見て感じて楽しばいいんじゃないかな。
ちなみにエンドロールはジャッキー作品定番のNG集だった。
お薦め度:★★★☆☆(3/5)
クリックしてくださった方、ありがとうございます。
・・・まあホント、自分も観てて未亡人軍団は殆ど見分けが付きませんでした^^;名前は単純で分り易くて良いのですが、甲冑に身を包むと誰もが同じに見えちゃいますし、じゃあ専用武器で見分けようと思ったらその武器の名前が今度は凄い難解なもんですから、結局見分けが付いたのは桂英と太君のおばあちゃんだけw自分も鑑賞の際に↑のようなリストを作ればよかったです(笑
ちなみに自分は針使いの6娘が良かったですね。
コメントありがとうございます。
流石にあれだけたくさん出てこられると見分けつきませんよね。
バカバカしくてクダらないけど、面白い作品でしたね。