モズの眼

動かなくなった「心とからだ」の復活の記録

時代を映す仮名のかたちー『見努世友』と古筆の名品 鑑賞

2016-12-06 | 読書、芸術
日曜日は、出光美術館にて、標記の展覧会を鑑賞してきた。
『見努世友』(みぬよのとも)国宝。手鑑と言って、古来の能書家の筆跡を、言わばアンソロジーとして一冊に纏めたもの。紀貫之や小野道風など名だたるものが鑑賞できる。書は時流によって特徴があるが、それ以外に書き手の個性、感性、生き方など、様々なものが滲み出る。
私は、もちろん流麗な書にも感銘を受けたのだが、鎌倉期の僧、文覚の、これぞ文覚というような書きっぷりに感動した。
文覚の逸話を想うに、やはり書はそれを書く人となりと切り離せないものなのだろうと確信する。
まあ、私は悪筆だが、この際棚に上げでおくが。
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