![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/07/e0f29c7968ac4bfb696be62ace5696d5.jpg)
生と死の分疑点。 カサンドラ大鉄橋へ驀進する大陸縦断超特急で何が起こったのか!
全世界を揺るがせたサスペンス・アクション大作!!
ジュネーブにある国際保健機構に侵入した過激派ゲリラが研究中の伝染性病原菌を浴びたまま逃亡。 追跡調査を開始したアメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐はゲリラが大陸横断列車に乗り込んだことを掴む。 客を乗せたまま密閉された列車はコース変更し、カサンドラ・クロスと呼ばれる鉄橋へ向かうことに。 大佐は細菌の処理と事件の隠蔽をたくらんでいたのだ。 チェンバレン博士を始めとする乗客たちは抵抗を試みるが……
ここ最近、メディアを騒がせている新種のウィルス…。 怖いですよね。 このところ毎年といっていいほど、新種のウィルスが誕生。 世界を揺るがす騒ぎとなっています。 ここへきてまた、季節外れのマスクが売れ、品切れ状態になっているそうですね。 体調管理には充分気をつけないと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/e4/12f804633843b3bc188a5a4e9390f4e5_s.jpg)
というわけでもないのですが(笑)、本日取上げたのは 1976年公開の『カサンドラ・クロス』。
この作品は、動物からのウィルス感染ではなく、逃亡したゲリラ(テロリスト?)が細菌兵器に感染してしまうという設定です(動物から感染という設定の作品ではダスティン・ホフマン主演の『アウトブレイク』があり、邦画でも、小松左京原作の研究所から盗まれた猛毒ウイルスが世界中に拡散し、生存者は南極に残された863人のみになってしまう『復活の日』という作品がありました)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/e9/b78b9f365589d0da92459a044887ea0f_s.jpg)
ウィルス感染を題材にした作品はかなり制作されていると思いますが、この『カサンドラ・クロス』は、私が観たウィルス感染ものでは最も古く、また、幼心に(と言っても学校には通っていましたが)グサリとナイフを刺されたような衝撃を受けた最初の映画なのです。
”ネタばれ”になるかもしれませんが、あのラストシーンの河に何体もの死体が浮いているシーンと途中の駅での列車を丸ごと隔離するために車窓をふさいでしまうシーンは衝撃的で、今でもそのシーンを観たときの恐怖心を憶えていますよ(苦笑)。
今そのシーンを観てみたらどのような印象を受けるかを体験したくて観たのですが、窓を覆うシーンはやはり昔の衝撃を受けた思い出が甦りましたね。 ラストシーンは、現在の映像技術と比べると、当時は予算の関係か、模型を使って撮影していたらしく、物凄くちゃちな作りだったのですね。 思わず「え?こんな映像だったっけ?」と首を傾げてしまうほど子供騙しっぽい映像になっていました。
しかし、この物語の設定は、現在でも考え得る出来事で、こうなってしまった現実をもみ消そうとする政府側の作戦も現状やりかねないですよね。 それを考えると、結構怖いです。
そしてもうひとつこの作品には、それまでのパニック映画とは(この映画が公開される前に『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』『大地震』が既にパニック映画として公開されていました)違い、人間ドラマがしっかり描かれています。 特にナチスに囚われ、妻子を強制収容所で殺された老人が列車に乗り合わせていて、行き先を急にポーランドに変更されることを知り、再び忌まわしい過去に引き戻されることに怯え、抵抗するシーンがなんともいえない悲壮感が漂います。このユダヤ系の老人の出現により、機関銃を持って列車を囲むガスマスクを着けた警備兵が、ユダヤ人をガス室に送り込んだナチス兵士のイメージとと重なってしまう映像は、直接的ではないですが、恐ろしいですね。
このような物語の展開は、やはりヨーロッパ映画ですよね。アメリカ、ハリウッド映画では表現できません。
久しぶりに(本当に20年ぶり位でしょうか)観て、背筋が凍る思いをしましたよ。
--「カサンドラ・クロス」関連映像--
The Cassandra Crossing - Original Trailer 1976
The Cassandra Crossing
The Cassandra Crossing(1976)
![blogram投票ボタン](http://widget.blogram.jp/images/bgButton2_bla.gif)
![にほんブログ村 映画ブログへ](http://movie.blogmura.com/img/movie80_15_darkgray.gif)
にほんブログ村
*********************************
【カサンドラ・クロス / The Cassandra Crossing】
監督 /ジョルジュ・パン・コスマトス
出演 /バート・ランカスター ソフィア・ローレン リチャード・ハリス
エヴァ・ガードナー マーティン・シーン
1976年イタリア、イギリス合作
--関連作品LINK--
全世界を揺るがせたサスペンス・アクション大作!!
ジュネーブにある国際保健機構に侵入した過激派ゲリラが研究中の伝染性病原菌を浴びたまま逃亡。 追跡調査を開始したアメリカ陸軍情報部のマッケンジー大佐はゲリラが大陸横断列車に乗り込んだことを掴む。 客を乗せたまま密閉された列車はコース変更し、カサンドラ・クロスと呼ばれる鉄橋へ向かうことに。 大佐は細菌の処理と事件の隠蔽をたくらんでいたのだ。 チェンバレン博士を始めとする乗客たちは抵抗を試みるが……
ここ最近、メディアを騒がせている新種のウィルス…。 怖いですよね。 このところ毎年といっていいほど、新種のウィルスが誕生。 世界を揺るがす騒ぎとなっています。 ここへきてまた、季節外れのマスクが売れ、品切れ状態になっているそうですね。 体調管理には充分気をつけないと…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5a/29/7088d7cf698d5050710bbf1088cd903f_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2a/bb/2589f2900263959480a60776278db39b_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/79/fd/fb7d5e06457d2edcd453d80bf09e42e0_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/6d/e4/12f804633843b3bc188a5a4e9390f4e5_s.jpg)
というわけでもないのですが(笑)、本日取上げたのは 1976年公開の『カサンドラ・クロス』。
この作品は、動物からのウィルス感染ではなく、逃亡したゲリラ(テロリスト?)が細菌兵器に感染してしまうという設定です(動物から感染という設定の作品ではダスティン・ホフマン主演の『アウトブレイク』があり、邦画でも、小松左京原作の研究所から盗まれた猛毒ウイルスが世界中に拡散し、生存者は南極に残された863人のみになってしまう『復活の日』という作品がありました)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3d/58/d61bd401f001a1d4f788c17bdf707162_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/43/f7/8a5d61a455e5bfc8fc86706a552dccd9_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5d/e9/b78b9f365589d0da92459a044887ea0f_s.jpg)
ウィルス感染を題材にした作品はかなり制作されていると思いますが、この『カサンドラ・クロス』は、私が観たウィルス感染ものでは最も古く、また、幼心に(と言っても学校には通っていましたが)グサリとナイフを刺されたような衝撃を受けた最初の映画なのです。
”ネタばれ”になるかもしれませんが、あのラストシーンの河に何体もの死体が浮いているシーンと途中の駅での列車を丸ごと隔離するために車窓をふさいでしまうシーンは衝撃的で、今でもそのシーンを観たときの恐怖心を憶えていますよ(苦笑)。
今そのシーンを観てみたらどのような印象を受けるかを体験したくて観たのですが、窓を覆うシーンはやはり昔の衝撃を受けた思い出が甦りましたね。 ラストシーンは、現在の映像技術と比べると、当時は予算の関係か、模型を使って撮影していたらしく、物凄くちゃちな作りだったのですね。 思わず「え?こんな映像だったっけ?」と首を傾げてしまうほど子供騙しっぽい映像になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/11/dc/b3bf44243af2303d72ecda753c0dcce5_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2e/d8/b6500ddaaf51daf81e3f8f7ccbd14909_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5f/58/6c683a172f7316c68c0baad64fa0e9df_s.jpg)
しかし、この物語の設定は、現在でも考え得る出来事で、こうなってしまった現実をもみ消そうとする政府側の作戦も現状やりかねないですよね。 それを考えると、結構怖いです。
そしてもうひとつこの作品には、それまでのパニック映画とは(この映画が公開される前に『ポセイドン・アドベンチャー』『タワーリング・インフェルノ』『大地震』が既にパニック映画として公開されていました)違い、人間ドラマがしっかり描かれています。 特にナチスに囚われ、妻子を強制収容所で殺された老人が列車に乗り合わせていて、行き先を急にポーランドに変更されることを知り、再び忌まわしい過去に引き戻されることに怯え、抵抗するシーンがなんともいえない悲壮感が漂います。このユダヤ系の老人の出現により、機関銃を持って列車を囲むガスマスクを着けた警備兵が、ユダヤ人をガス室に送り込んだナチス兵士のイメージとと重なってしまう映像は、直接的ではないですが、恐ろしいですね。
このような物語の展開は、やはりヨーロッパ映画ですよね。アメリカ、ハリウッド映画では表現できません。
久しぶりに(本当に20年ぶり位でしょうか)観て、背筋が凍る思いをしましたよ。
--「カサンドラ・クロス」関連映像--
The Cassandra Crossing - Original Trailer 1976
The Cassandra Crossing
The Cassandra Crossing(1976)
![blogram投票ボタン](http://widget.blogram.jp/images/bgButton2_bla.gif)
![にほんブログ村 映画ブログへ](http://movie.blogmura.com/img/movie80_15_darkgray.gif)
にほんブログ村
*********************************
【カサンドラ・クロス / The Cassandra Crossing】
監督 /ジョルジュ・パン・コスマトス
出演 /バート・ランカスター ソフィア・ローレン リチャード・ハリス
エヴァ・ガードナー マーティン・シーン
1976年イタリア、イギリス合作
![]() | カサンドラ・クロス [DVD]東北新社このアイテムの詳細を見る |
--関連作品LINK--
![]() | アウトブレイク [DVD]ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る |
![]() | 復活の日 [DVD]角川ヘラルド映画このアイテムの詳細を見る |
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます