ぼくのほんだな

フワフワしたノリやすい僕が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 199・・「幻想の画廊から」と「幻想の彼方へ」 澁澤龍彦

2014年08月30日 | 美術・工芸
今、「幻想の・・」って言っても、ハイハイ分かりましたって感じになっちゃって、かつての魔術的な威力も底知れぬ魅力も既に薄まってしまった感があるよね。皆んなどうしたんだろ・・。 忙しくってそんなのに構ってられないよってなものかなぁ・・。
でもね、貴方の周りにもこんなのが好きな人っているでしょ? そう!好きな人はいつまでも好きなんです。 金輪際好きなんです。 あ~あっ好きなんです!あ~ん僕、好きなんです~。 治りませ~ん! (なに泣いてんの?誰かさんみたい。)
僕が言いたいのは、「別に好きなら好きでいいんじゃない?」って突き放すような目線じゃなくて、「そっか、そんな世界もあったんだ!」ってスイーツを目の前にした時のあの輝きの目線でお願いしたいんです~~! 今だからこそ私たちに幻想が必要なんです~。 何故って訊かないで~ェ。
下の本を見てちょ~だい。 見たらキッと分かってもらえると思います~~。 (また泣きだした。)

 
函/ ギュスターヴ・モロー デッサン

 

表紙と裏表紙/ ブラチェルリ 機械人間(17世紀)

 
扉/ サルバドール・ダリ 「神秘宣言」より 1951  本文/マックス・スワンベルク

「幻想的な美術や芸術作品に惹かれる」生来の資質から渉猟しはじめられた膨大な「ヨーロッパの幻想画家の画集」や「悪魔学や錬金術やエロティシズムに関するテキストならびに研究書」のエッセンスを自由自在に組み合せ、渋沢龍彦自身の強い“好み”から見事に統一を与えられた伝説の美術論集。「マニエリスムからシュルレアリスムへ」という革命は本書から始まった。 [出版社から]

「幻想の画廊から」 澁澤龍彦 1967 ¥2500 美術出版社

*この本は美術出版社の雲野良平氏が手がけています。じっくり噛みしめよう。

文庫では (念のため)

河出文庫

「幻想の画廊から」 澁澤龍彦 2001 850円 河出書房新社

もう1冊、

 
函/ ギュスターヴ・モロー 妖精

 
表紙と裏表紙/ ギュスターヴ・モロー キマイラ(部分)

 
扉/ マックス・エルンスト 「博物誌」より 本文/ ルドン「聖アントワーヌの誘惑」より

シュルレアリスムは今世紀最大の芸術運動といわれている。アンドレ・ブルトンに導かれて早くからこの世界に関心を持ちつづけていた著者は、その豊かな鉱脈から心ひかれる作品を数多く発見し、みずからの気質を映し出す鏡とした60年代には、そのシュルレアリスム絵画をめぐって数多くのエッセイが書かれたが、本書はそれらをまとめたもので、『幻想の画廊から』につぐエッセイ集である。 [出版社から]

「幻想の彼方へ」 澁澤龍彦 1976 ¥4800 美術出版社

*『幻想の画廊から』につぐこの本も雲野良平氏が手がけています。 しつこく噛みしめよう。

文庫では (念のため)

河出文庫

「幻想の彼方へ」 澁澤龍彦 1988 520円(税込) 河出書房新社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする