ぼくのほんだな

フワフワしたふわふわ天使が本を中心にスキな話題だけを勝手気ままにお届けします。

ぼくのほんだな 168・・夏館十一句集「銀伽藍/または一行へのオマージュ」夏館十一・句 冬木寛・ぶん 夏館十一・装丁

2011年03月26日 | 詩歌・俳句
ちょっと変わった本なんだけど、 見る? とばしてもイイよ。できるなら見ていってほしいんだけどね。

夏館十一(なつだて・じゅういち)の句集です。 銀ピカです。 ぼくの端正な顔がうつります。

 包み表 

 包み裏
            
夏館十一句集「銀伽藍/ または一行へのオマージュ」 夏館十一/句 冬木寛/ぶん 夏館十一/装丁 1989 書肆遼寛堂

書名がおもしろいよね。「銀伽藍」って。コレは最初のページに載ってるアンリ・ミショーの「・・・大伽藍」からきています。 ミショーはあの巨大な氷山を壮大なカテドラルみたいだって。
いかにも西洋的ですね。冬木寛の繰り出すイメージの連鎖も心地いいなあ。でもねサブタイトルには「/または一行へのオマンジュ」となっているのに期待してる「おまんじゅう」が出てこないんだけどなあ・・・。 (絶対に出てきません!)

本の造りは本文の紙片をグラン・ブルーのセロファン(装丁も試みている夏館十一はグレート・ブルーだと言ってるそうですが。)でくるんで、それを大きな一枚の銀色の厚紙に包み込んでいます。
はたしてこれを本と呼べるのでしょうか?

さて、中はどんなんかな? ガバリと銀色の外紙を開くと、


中からブルーの包みが・・・、

さらにブルーのセロファンを開くと22枚の本文が バァ~ !

本文
ブルーが美しい!

夏館十一(なつだて・じゅういち)の句に対して冬木寛が文で応えるって感じですね。
イメージの連鎖を愉しめればいいと思うんだけれど。

1a
/夏館十一

1b
/冬木寛


2a
/夏館十一

2b
/冬木寛


3a
/夏館十一

3b
/冬木寛

このへんにしとく。
コメント
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