吟遊詩人の唄

嵯峨信之を中心に好きな詩を気ままに綴ります。

光がギリギリ届く場所 /浜田裕介

2018-10-02 14:55:49 | 浜田裕介
 光がぎりぎり届く場所

窓辺に届いた三日月が切裂いて見せた
きみの強がりは僕が思うよりずっと青かった
夜空の遠い、小さな星より、
弱い鼓動だけど、決して停まることは無い
そこは光がぎりぎり届く場所
君は鉢植えにそれでも水をやる
もしもこの歌が、そこまで届くなら、
君に伝えたい、僕はずっと君を見てる

日々の意味なんて考えず生きて来たけれど
普通に笑えることとか、悲しみさえもが今は愛おしい
その花は今も、何処かで咲き続けてる、
淡い色だけど、決して枯れることは無い
そこは光がぎりぎり届く場所
君は真夜中に闇を見続けてる
きっとこの歌は、そこまで届くだろ?
君に伝えたい、僕はずっと君の味方

誰より孤独な、最低な夜さえ
耳を澄ましてごらん、ほら聴こえるだろう?
そこは光がぎりぎり届く場所
君は鉢植えにそれでも水をやる
きっとこの歌は、そこまで届くだろ?
君に伝えたい、僕はずっと君の味方
君に伝えたい、僕はずっと君の味方





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