にわとりのにわ a hen's little garden

歌うたい時々クラリネット吹きの日高由貴のblog。
ちいさなこころのにわの風景をすこしずつ書きとめていきたいです。

のんびり

2007年02月24日 | 日々のこと
このあいだ、友人と三人でぶらぶらと京都を散歩しました。

鴨川の土手に座って、
夕陽できらきらとオレンジ色に光る川に向かって、
鴨についてあれこれいいながら、
オレンジチョコレートをかじりました。

なかなかよい時間でした。

すきなおと

2007年02月14日 | 日々のこと
先日、「課外授業 ようこそ先輩」という番組の再放送で、
ミュージシャンの矢野顕子さんが出演されていました。

ご自身の出身校の小学校での音楽の授業。

授業では、クラスのみんなに「好きな音」を集めてもらっていました。

最初に、「いつも聞いている音は?」と聞かれたときには
「テレビの音」「ゲームの音」が大半だったのに、
最後はみんな自分の好きな音、どうしてその音が好きなのかを
ちゃんと見つけてきていました。

そうか。
矢野さんはそんなふうに音を物語のなかで聴いているから、
あんなに豊かな世界を作ることができるんだな。

遠足の朝、母が唐揚げを揚げていた油のパチパチいうおと。
家のなかで、雨がシャワーみたいに建物にあたるおと。
心臓がトクトクいうおと。
食器がかちゃかちゃいうおと。

きょうはどんなおとに出会えるだろう。

小さいときから考えてきたこと

2007年02月10日 | 日々のこと
小さいときから、「たまねぎおばちゃん」として親しんできた黒柳徹子さん。

徹子さんの『小さいときから考えてきたこと』を読んで、
何度も声をあげて笑い、ぼろぼろと涙がでました。

地球上のこどもたちの87%は発展途上国と呼ばれるところにいて、
教育をうけることができるこどもは、わずか13%にすぎない。

数字が苦手で、%というものをほとんど信用していないわたしですが、
この数字は、厳然とした重みを持つものとして感じられました。

大好きないわさきちひろさんの描くやわらかな線が、
徹子さんとちひろさんの思いを感じさせてくれました。

すこしずつ、いろいろなことを勉強しながら
自分にできることをさがしていきたいなとおもっています。


***黒柳徹子『小さいときから考えてきたこと』(新潮社、2001年)***