夜の話⑩

ギャル入店

19歳の日本人。
まぁ今時の所謂ギャルである。目の周りは常に真っ黒に塗り潰されていて、付け睫毛は二枚重ね。下睫毛にだって上睫毛用を張り付けちゃってんの。
地方から出てきて特に目標もなくその日暮らし。お見合いカフェでタダ飯を食らいナンパされた知らない人と一緒に暮らす事になったと言う。
私にはリスキーに聞こえるが彼女にとってはラッキー、今さえ良ければいいのだ。携帯代は数社踏み倒し親の名義で新規で契約しただの、履歴書にプリクラの写真使っただの、既に×がついている(離婚歴あり)だの、武勇伝かの様に自慢気に話すのだ。

小娘の相手は疲れる。
初日、後から来たママに挨拶もしないもんだから、暫くママと会話なく(ママも挨拶されるのを待っていた)しょうがないから私が橋渡ししてあげる羽目になった。
親の顔が見たいとはまさにこの事。私が親なら恥ずかしくて外には出せない(笑)
間違いなく彼女のお母さんに歳が近い私に、歳を聞く彼女。
私の実年齢を聞いて驚く。「えーっ、23ぐらいかと思った～。」
そんな訳ないだろ。
勿論気を遣ったんだろうが、彼女は恐らく想像出来なかったのだと思う。まさかこういう店で30過ぎたオバサンが働いている訳ないだろ的に。そして、彼女にとって23歳はきっとすごく年上の大人で。母親以外身近に大人がいないんだろうな。
実際自分が20歳の時の25歳ってすごい大人に感じてたし。

とか言いながら、この業界では彼女が先輩である。
お世辞にも美人じゃないが、若さを武器に怖いものなし。勢いがある。


でも案の定バックレｗｗｗ（笑）


つづく

夜の話⑨

ボス

この店のオーナー、ナイジェリア出身のオッサン。
コイツがまたとんでもなくムカつく。

全てのネガティブ案件は誰かのせいになり、全てのポジティブ案件は自分の手柄となる。
例えば、客がすぐ帰ろうものなら全てはそれを引き留められなかった私達の力不足。客の都合と判断で帰ったのに、それを理解出来ない。
さらに空気読めない。
客がいるのにも関わらず、呼び出しては日本語で「あの客は金持ってるから頑張れ」とか大声で言っちゃうの。完璧客に聞こえてるっつの。それを聞いた客はそそくさ帰り支度、後に怒られるのは私達。
そして逆ギレ。
キレてる理由は常に矛盾していて、挙句開き直り。よくあるパターンだけど。

彼はとうとうキレたついでに言っちゃった。ビザの為にママと結婚したこと、経済面で彼女を利用していることを。
まぁほぼそうだと思ってたけどさ。
だから、ママがいない日の彼はやりたい放題で、日本人の女性客を店に連れてきてはただ酒を飲ませ・・・。その後はご想像にお任せします。


つづく

衝撃

ハンパないこの量、モリモリ。
洋食屋キッチンABC＠池袋の「大人様ランチ」。
これが味噌汁付でたったの850円也。

どれだけ衝撃的だったかというと、
女性にも脇毛が生える事を知った小4の夏ぐらいです。

ナポリタン
ハンバーグ（ライス）
チキンカツ
サラダ

色々食べたい欲張りな私にピッタリ。
メニューも沢山あって迷う迷う。しかもどれもモリモリ～。
オススメよっ。