《あらすじ》
「恐怖に打ち勝つ方法は、逃げるか、憤るかなのに、
チョンミョン王女は逃げもしないし、憤りもしない。
いずれお前とユシンを犠牲にするだろう。
王になれる器ではないのだ。
帰って王女に伝えよ。
ユシンには、お前の強情な態度が伽耶人に苦しみを与えるだろう、と」
トンマンは、ミシルの前でまるで蛇に睨まれた蛙だ。
チョンミョンはソファに手を握られ驚くが、
逃げ出したソファをこっそりのぞき見て、隠し部屋の見当をつけた。
和白会議は、ミシルの思惑通りに伽耶人をソラボルから追放した。
月蝕の予見がその通りになれば、そうするしか仕方が無い。
ミシルは、この機会にソヒョンを取り込もうと考えている。
ユシンと一族の娘との縁談を進め、味方につけようという計画だ。
トンマンから報告を受けたチョンミョンは、ミシルの狡猾さに驚き、
すっかり力を落としてしまった。
トンマンも、ショックで、どうしたらいいのかわからない。
ただひとり、怒っているのはユシンだ。
父ソヒョンのように、すべての伽耶人のために耐え、
政治の駆け引きをすることなんて、できない。
恐怖に支配され、おびえ、悩んでいる王女とは決別するしかない。
トンマンのことも捨てる。
怒りが先だ。人間としての憤りがわき上がるのが当然だ!
「ユシン郎、二度と恐怖に負けません。
だから私を捨てないでください。王女様のおそばにいてください」
ユシン、トンマン、チョンミョンは、追い立てられる伽耶人たちを見て、
心をあらたに誓い合う。
「前世の縁で出会った三人は、共に現世を生き抜き、何があっても離れない」
トンマンはミシルに、自分たちの決心を伝えに行く。
そこで、ミシルが描いていたチヌン大帝の絵を見せられるのだ。
「大帝は、天下を欲するなら、まず人を得よといわれた。
お前たちも私と戦おうというのなら、まず人を得なさい」
ミシルの言葉を取りあえず聞くトンマンだったが、
絵に描かれたソヨプ刀のことで頭がいっぱいだ。
自分の持つこの刀が、チヌン大帝の持ち物だということは一体?
「まず人を得よ、と言っていました」
ミシルの言葉は、一応トンマンの頭には残っていたようだ。
その話はそうそうに、トンマンは王女にソヨプ刀について調べてくれるよう、頼んだ。
ソヨプ刀は、チヌン大帝からチンジ王に譲られたもの。
後にムンノとマヤ妃、ひいてはトンマンとチョンミョンの命を救い、
最後は逃された赤子とともにソファに託されたのだ。
しかし本当のことがいえるはずもなく、王と王妃の証言が食い違う。
側近たちでさえ、ソファと双子の片割れが殺されて埋められたと思っている。
秘密を知っているのは、ごく一部の人間だけなのだ。
トンマンは、なんとかソヨプ刀の秘密を知りたくて、王に会おうと
ある計画を立てた。
王が毎朝読む上申書に、王へのメッセージを紛れ込ませたのだ。
一方チョンミョンは、ソファの身元をたぐることで、秘密に近づこうと試みていた。
そして、自分が生まれた日に、ソファが死に、チルスクとムンノが消えた事実を突き止める。
「私はソヨプ刀を持っています。お返ししたいので、
今夜丑の刻にソンギョンリムへお越しください」
トンマンはそう書いて、王を呼び出そうとしたのだが、
王が見る前に、その書はウルチェ大等に見つかってしまった。
ウルチェは、王には知らせず罠をはる。
チョンミョンは密かに記録を調べ、自分が生まれた日に、
開陽星がふたつに割れて双子星になったことを知った。
「双子星……双子?確か予言があったわ。
王に双子が生まれると、聖骨の男児が絶える……」
思い出すのは、母の嘆き、ミシルのささやき、トンマンの首のあざ……。
「まさかトンマン?トンマンが……」
ウルチェは、イムジョン郎とアルチョン郎に、
丑の刻に現れる賊をとらえよと命じていた。
そのためかり出された郎徒の中に、トンマンの姿が。
覆面をして暗闇に潜むトンマンたち。
(つづく)
ほほほ、前半と後半ではずいぶん印象の違う回になりましたね。
ユシン郎が、怒ってくれてよかった。
双子はすっかりミシルの与える恐怖に支配されていましたものね。
やっぱり男の子は頼りになるわ~なんて思ったりして。
男とか女とか本当は関係ないんですが、
ミシルの邪悪さに、同じ女性の双子は共鳴し過ぎちゃったのかな、と
いう気がしましたよ。
単純明快、策など知らん!と、ユシン郎は、
ただただ自分に正直に憤り、
ミシルの恐怖に打ち勝つのでした。
ホントにこいつが単純な男でよかった。
三人の結束が、また深まりましたね。
そしてとうとう、トンマンの出生の秘密が明かされる時が!
迫ってきている予感。
チョンミョンが、ソファの顔見て何か気付くと思ったんだけどね~。
すぐにはトンマンに結びつかない。
仕方ないか、似顔絵だし。
あのソヨプ刀から、だんだん糸がほぐれていくんですね。
トンマンが抜いてたけど、ほんとにちっちゃい!
いったい何ができるんだ、あれで?
リンゴの皮むきか?
ミシルが描いていたのはチヌン大帝だったのですね。
今のミシルがあるのも、この大帝のおかげ。
彼女は、やはり偉大な王を尊敬していたのではないでしょうか。
ストレートすぎるヘッドハンティングも、
「人を得よ」という大帝の言葉を心に刻んでいるからなのかもね。
そして、同じように「人を得よ」と、トンマンに教えます。
不思議だよね、ミシルはまるでトンマンを育てようとしているみたいなんだな。
自分に似ている何かをかぎ分けたんだろうか?
まるで弟子のように、いろんなことを話しちゃうのだ。
チヌン大帝が、自分にそうしてくれたように。
むざむざと討たれたりはしないが、
いずれ自分も死んでいく身なわけじゃない?
そんな時、新羅という国の後を託せる人間として、トンマンを教育しようと
いうことなんでしょうか?
自分が永遠に生きられるわけじゃないし、王の器を持った人間が
身内にいるとは思えないし……。
トップにいる人間の悩みは尽きませんなぁ、ほんとに。
ミシルの表情はいつもミステリアスで、いろんな変化をして、
見応えがあります~。
さてさて、自分が何者なのか、知る日も近いトンマンですが、
アルチョン郎に何か言ってますね。
「僕にはいつ奢ってくれるんですか?」
「あのような大きな借りは酒では返せない。もっと大きなことで返そう」
「ホントですか!頼みましたよ」
この会話が、次回の伏線になっているようですね~。
賊をとらえるために、黒装束になってるアルチョン郎。
あら、髪をおろしちゃって。
非公式、ということを強調しているんでしょうか?
アルチョンファンにとっては、ちょっとお得なシーン。
今回は、物語が少しずつ進んでいくための進行回だったような気がします。
次回、すごくわくわくする展開が待っていそうな予感。
はやく観なくては~!
「恐怖に打ち勝つ方法は、逃げるか、憤るかなのに、
チョンミョン王女は逃げもしないし、憤りもしない。
いずれお前とユシンを犠牲にするだろう。
王になれる器ではないのだ。
帰って王女に伝えよ。
ユシンには、お前の強情な態度が伽耶人に苦しみを与えるだろう、と」
トンマンは、ミシルの前でまるで蛇に睨まれた蛙だ。
チョンミョンはソファに手を握られ驚くが、
逃げ出したソファをこっそりのぞき見て、隠し部屋の見当をつけた。
和白会議は、ミシルの思惑通りに伽耶人をソラボルから追放した。
月蝕の予見がその通りになれば、そうするしか仕方が無い。
ミシルは、この機会にソヒョンを取り込もうと考えている。
ユシンと一族の娘との縁談を進め、味方につけようという計画だ。
トンマンから報告を受けたチョンミョンは、ミシルの狡猾さに驚き、
すっかり力を落としてしまった。
トンマンも、ショックで、どうしたらいいのかわからない。
ただひとり、怒っているのはユシンだ。
父ソヒョンのように、すべての伽耶人のために耐え、
政治の駆け引きをすることなんて、できない。
恐怖に支配され、おびえ、悩んでいる王女とは決別するしかない。
トンマンのことも捨てる。
怒りが先だ。人間としての憤りがわき上がるのが当然だ!
「ユシン郎、二度と恐怖に負けません。
だから私を捨てないでください。王女様のおそばにいてください」
ユシン、トンマン、チョンミョンは、追い立てられる伽耶人たちを見て、
心をあらたに誓い合う。
「前世の縁で出会った三人は、共に現世を生き抜き、何があっても離れない」
トンマンはミシルに、自分たちの決心を伝えに行く。
そこで、ミシルが描いていたチヌン大帝の絵を見せられるのだ。
「大帝は、天下を欲するなら、まず人を得よといわれた。
お前たちも私と戦おうというのなら、まず人を得なさい」
ミシルの言葉を取りあえず聞くトンマンだったが、
絵に描かれたソヨプ刀のことで頭がいっぱいだ。
自分の持つこの刀が、チヌン大帝の持ち物だということは一体?
「まず人を得よ、と言っていました」
ミシルの言葉は、一応トンマンの頭には残っていたようだ。
その話はそうそうに、トンマンは王女にソヨプ刀について調べてくれるよう、頼んだ。
ソヨプ刀は、チヌン大帝からチンジ王に譲られたもの。
後にムンノとマヤ妃、ひいてはトンマンとチョンミョンの命を救い、
最後は逃された赤子とともにソファに託されたのだ。
しかし本当のことがいえるはずもなく、王と王妃の証言が食い違う。
側近たちでさえ、ソファと双子の片割れが殺されて埋められたと思っている。
秘密を知っているのは、ごく一部の人間だけなのだ。
トンマンは、なんとかソヨプ刀の秘密を知りたくて、王に会おうと
ある計画を立てた。
王が毎朝読む上申書に、王へのメッセージを紛れ込ませたのだ。
一方チョンミョンは、ソファの身元をたぐることで、秘密に近づこうと試みていた。
そして、自分が生まれた日に、ソファが死に、チルスクとムンノが消えた事実を突き止める。
「私はソヨプ刀を持っています。お返ししたいので、
今夜丑の刻にソンギョンリムへお越しください」
トンマンはそう書いて、王を呼び出そうとしたのだが、
王が見る前に、その書はウルチェ大等に見つかってしまった。
ウルチェは、王には知らせず罠をはる。
チョンミョンは密かに記録を調べ、自分が生まれた日に、
開陽星がふたつに割れて双子星になったことを知った。
「双子星……双子?確か予言があったわ。
王に双子が生まれると、聖骨の男児が絶える……」
思い出すのは、母の嘆き、ミシルのささやき、トンマンの首のあざ……。
「まさかトンマン?トンマンが……」
ウルチェは、イムジョン郎とアルチョン郎に、
丑の刻に現れる賊をとらえよと命じていた。
そのためかり出された郎徒の中に、トンマンの姿が。
覆面をして暗闇に潜むトンマンたち。
(つづく)
ほほほ、前半と後半ではずいぶん印象の違う回になりましたね。
ユシン郎が、怒ってくれてよかった。
双子はすっかりミシルの与える恐怖に支配されていましたものね。
やっぱり男の子は頼りになるわ~なんて思ったりして。
男とか女とか本当は関係ないんですが、
ミシルの邪悪さに、同じ女性の双子は共鳴し過ぎちゃったのかな、と
いう気がしましたよ。
単純明快、策など知らん!と、ユシン郎は、
ただただ自分に正直に憤り、
ミシルの恐怖に打ち勝つのでした。
ホントにこいつが単純な男でよかった。
三人の結束が、また深まりましたね。
そしてとうとう、トンマンの出生の秘密が明かされる時が!
迫ってきている予感。
チョンミョンが、ソファの顔見て何か気付くと思ったんだけどね~。
すぐにはトンマンに結びつかない。
仕方ないか、似顔絵だし。
あのソヨプ刀から、だんだん糸がほぐれていくんですね。
トンマンが抜いてたけど、ほんとにちっちゃい!
いったい何ができるんだ、あれで?
リンゴの皮むきか?
ミシルが描いていたのはチヌン大帝だったのですね。
今のミシルがあるのも、この大帝のおかげ。
彼女は、やはり偉大な王を尊敬していたのではないでしょうか。
ストレートすぎるヘッドハンティングも、
「人を得よ」という大帝の言葉を心に刻んでいるからなのかもね。
そして、同じように「人を得よ」と、トンマンに教えます。
不思議だよね、ミシルはまるでトンマンを育てようとしているみたいなんだな。
自分に似ている何かをかぎ分けたんだろうか?
まるで弟子のように、いろんなことを話しちゃうのだ。
チヌン大帝が、自分にそうしてくれたように。
むざむざと討たれたりはしないが、
いずれ自分も死んでいく身なわけじゃない?
そんな時、新羅という国の後を託せる人間として、トンマンを教育しようと
いうことなんでしょうか?
自分が永遠に生きられるわけじゃないし、王の器を持った人間が
身内にいるとは思えないし……。
トップにいる人間の悩みは尽きませんなぁ、ほんとに。
ミシルの表情はいつもミステリアスで、いろんな変化をして、
見応えがあります~。
さてさて、自分が何者なのか、知る日も近いトンマンですが、
アルチョン郎に何か言ってますね。
「僕にはいつ奢ってくれるんですか?」
「あのような大きな借りは酒では返せない。もっと大きなことで返そう」
「ホントですか!頼みましたよ」
この会話が、次回の伏線になっているようですね~。
賊をとらえるために、黒装束になってるアルチョン郎。
あら、髪をおろしちゃって。
非公式、ということを強調しているんでしょうか?
アルチョンファンにとっては、ちょっとお得なシーン。
今回は、物語が少しずつ進んでいくための進行回だったような気がします。
次回、すごくわくわくする展開が待っていそうな予感。
はやく観なくては~!
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