いまさら韓ドラ!

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善徳女王 第17話

2013年03月18日 | 善徳女王
《あらすじ》

「恐怖に打ち勝つ方法は、逃げるか、憤るかなのに、
チョンミョン王女は逃げもしないし、憤りもしない。
いずれお前とユシンを犠牲にするだろう。
王になれる器ではないのだ。
帰って王女に伝えよ。
ユシンには、お前の強情な態度が伽耶人に苦しみを与えるだろう、と」
トンマンは、ミシルの前でまるで蛇に睨まれた蛙だ。

チョンミョンはソファに手を握られ驚くが、
逃げ出したソファをこっそりのぞき見て、隠し部屋の見当をつけた。

和白会議は、ミシルの思惑通りに伽耶人をソラボルから追放した。
月蝕の予見がその通りになれば、そうするしか仕方が無い。
ミシルは、この機会にソヒョンを取り込もうと考えている。
ユシンと一族の娘との縁談を進め、味方につけようという計画だ。

トンマンから報告を受けたチョンミョンは、ミシルの狡猾さに驚き、
すっかり力を落としてしまった。
トンマンも、ショックで、どうしたらいいのかわからない。
ただひとり、怒っているのはユシンだ。

父ソヒョンのように、すべての伽耶人のために耐え、
政治の駆け引きをすることなんて、できない。
恐怖に支配され、おびえ、悩んでいる王女とは決別するしかない。
トンマンのことも捨てる。
怒りが先だ。人間としての憤りがわき上がるのが当然だ!

「ユシン郎、二度と恐怖に負けません。
だから私を捨てないでください。王女様のおそばにいてください」
ユシン、トンマン、チョンミョンは、追い立てられる伽耶人たちを見て、
心をあらたに誓い合う。
「前世の縁で出会った三人は、共に現世を生き抜き、何があっても離れない」

トンマンはミシルに、自分たちの決心を伝えに行く。
そこで、ミシルが描いていたチヌン大帝の絵を見せられるのだ。
「大帝は、天下を欲するなら、まず人を得よといわれた。
お前たちも私と戦おうというのなら、まず人を得なさい」
ミシルの言葉を取りあえず聞くトンマンだったが、
絵に描かれたソヨプ刀のことで頭がいっぱいだ。
自分の持つこの刀が、チヌン大帝の持ち物だということは一体?

「まず人を得よ、と言っていました」
ミシルの言葉は、一応トンマンの頭には残っていたようだ。
その話はそうそうに、トンマンは王女にソヨプ刀について調べてくれるよう、頼んだ。

ソヨプ刀は、チヌン大帝からチンジ王に譲られたもの。
後にムンノとマヤ妃、ひいてはトンマンとチョンミョンの命を救い、
最後は逃された赤子とともにソファに託されたのだ。
しかし本当のことがいえるはずもなく、王と王妃の証言が食い違う。
側近たちでさえ、ソファと双子の片割れが殺されて埋められたと思っている。
秘密を知っているのは、ごく一部の人間だけなのだ。

トンマンは、なんとかソヨプ刀の秘密を知りたくて、王に会おうと
ある計画を立てた。
王が毎朝読む上申書に、王へのメッセージを紛れ込ませたのだ。
一方チョンミョンは、ソファの身元をたぐることで、秘密に近づこうと試みていた。
そして、自分が生まれた日に、ソファが死に、チルスクとムンノが消えた事実を突き止める。

「私はソヨプ刀を持っています。お返ししたいので、
今夜丑の刻にソンギョンリムへお越しください」
トンマンはそう書いて、王を呼び出そうとしたのだが、
王が見る前に、その書はウルチェ大等に見つかってしまった。
ウルチェは、王には知らせず罠をはる。

チョンミョンは密かに記録を調べ、自分が生まれた日に、
開陽星がふたつに割れて双子星になったことを知った。
「双子星……双子?確か予言があったわ。
王に双子が生まれると、聖骨の男児が絶える……」
思い出すのは、母の嘆き、ミシルのささやき、トンマンの首のあざ……。
「まさかトンマン?トンマンが……」

ウルチェは、イムジョン郎とアルチョン郎に、
丑の刻に現れる賊をとらえよと命じていた。
そのためかり出された郎徒の中に、トンマンの姿が。
覆面をして暗闇に潜むトンマンたち。

(つづく)


ほほほ、前半と後半ではずいぶん印象の違う回になりましたね。

ユシン郎が、怒ってくれてよかった。
双子はすっかりミシルの与える恐怖に支配されていましたものね。
やっぱり男の子は頼りになるわ~なんて思ったりして。
男とか女とか本当は関係ないんですが、
ミシルの邪悪さに、同じ女性の双子は共鳴し過ぎちゃったのかな、と
いう気がしましたよ。

単純明快、策など知らん!と、ユシン郎は、
ただただ自分に正直に憤り、
ミシルの恐怖に打ち勝つのでした。
ホントにこいつが単純な男でよかった。

三人の結束が、また深まりましたね。

そしてとうとう、トンマンの出生の秘密が明かされる時が!
迫ってきている予感。
チョンミョンが、ソファの顔見て何か気付くと思ったんだけどね~。
すぐにはトンマンに結びつかない。
仕方ないか、似顔絵だし。

あのソヨプ刀から、だんだん糸がほぐれていくんですね。
トンマンが抜いてたけど、ほんとにちっちゃい!
いったい何ができるんだ、あれで?
リンゴの皮むきか?

ミシルが描いていたのはチヌン大帝だったのですね。
今のミシルがあるのも、この大帝のおかげ。
彼女は、やはり偉大な王を尊敬していたのではないでしょうか。
ストレートすぎるヘッドハンティングも、
「人を得よ」という大帝の言葉を心に刻んでいるからなのかもね。

そして、同じように「人を得よ」と、トンマンに教えます。
不思議だよね、ミシルはまるでトンマンを育てようとしているみたいなんだな。
自分に似ている何かをかぎ分けたんだろうか?
まるで弟子のように、いろんなことを話しちゃうのだ。
チヌン大帝が、自分にそうしてくれたように。

むざむざと討たれたりはしないが、
いずれ自分も死んでいく身なわけじゃない?
そんな時、新羅という国の後を託せる人間として、トンマンを教育しようと
いうことなんでしょうか?
自分が永遠に生きられるわけじゃないし、王の器を持った人間が
身内にいるとは思えないし……。
トップにいる人間の悩みは尽きませんなぁ、ほんとに。

ミシルの表情はいつもミステリアスで、いろんな変化をして、
見応えがあります~。

さてさて、自分が何者なのか、知る日も近いトンマンですが、
アルチョン郎に何か言ってますね。
「僕にはいつ奢ってくれるんですか?」
「あのような大きな借りは酒では返せない。もっと大きなことで返そう」
「ホントですか!頼みましたよ」
この会話が、次回の伏線になっているようですね~。

賊をとらえるために、黒装束になってるアルチョン郎。
あら、髪をおろしちゃって。
非公式、ということを強調しているんでしょうか?
アルチョンファンにとっては、ちょっとお得なシーン。



今回は、物語が少しずつ進んでいくための進行回だったような気がします。
次回、すごくわくわくする展開が待っていそうな予感。
はやく観なくては~!



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