いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の心が聞こえる? 第16話

2015年02月06日 | 私の心が聞こえる?
シーンが次々とかわってゆき、それぞれがそれぞれの相手と会いますので、
あらすじが書きにくかったです。
妙にぶつ切れの抜き書きになってしまいまして申し訳ない。


〈あらすじ〉

思わぬドンジュの反抗に、ジンチョルは色をなした。
しかし、ジュナはすでに契約を終え、ジンチョルのパートナーとなっていた。
ただ、ジンチョルもジュナを信用しきったわけではない。
ドンジュへの見せしめとして、逆にジュナを葬り去ってやると決心した。

ジュナは半ば強引にウリを店から連れ出し、一緒に食事をする。
「兄さんが初恋の人って、本当?」
「ええ、それも切ない話なんですよ」
兄さんが好きだったけど、兄妹は結婚できないと知らなくて、親の再婚を許してしまった。
兄さんもがっかりしたはず。だってわたしのことを、好きだったから。
「兄さんが?」
ウリは、マルがどんな風に自分を気遣っていたか、自慢げに話した。
「本当に君が好きだったみたいだな。男は好きな人の前ではかっこつけたがるものだ」
にっこりするジュナに、ウリも大満足。

もう少しデートを楽しみたかったが、ドンジュのことを考えてか、
心ここにあらずといったウリを見て、ジュナは優しくあきらめた。

その頃、ヨンギュはスンチョルと一緒にシネのマンションへ来ていた。
どうしてもお母さんを連れて帰りたいのだ。
しかし、ハルモニは認知症の症状が強く出て、ヨンギュのことを忘れてしまっていた。
ウリは電話で呼び出され、ジュナにマンションまで送ってもらうことにした。

急遽シネも戻り、事態を収拾しようとするが、母は混乱し、ヨンギュを忘れ、
ヨンギュは動揺して不安定になってしまう。
「しっかりしてよ!マルの顔を見ているのは母さんだけなのよ!」
「大丈夫だよ、写真はちゃんと隠してあるよ」
シネは顔色を変えた。やはり写真はできていたのだ。
大騒ぎの中、スンチョルは落ちていたモンタージュ写真をそっと拾い上げ、
懐へ隠すと、ヨンギュとウリを連れて家へ帰った。

ジュナは家へ帰り、ドンジュと顔を合わせる。
「妹とのデートはどうだった?かわいいものを買ってやれよ。いつも同じ服とカバンだ」
ドンジュの軽口に、ジュナは乗ってこない。
チェ・ジンチョルと取引を始めたことを、ドンジュは不安に思っているが、
それについても取り合わない。
自分がやられるにしても、ひとりで死ぬことはない。やつの足をつかんでやる。
「兄さんが傷つくなら意味がないんだよ。今日ウリといてわかっただろう?
兄さんが守るべきは、俺たちじゃない。あの家族だよ」
「疲れてるんだ。要点だけ言え」
「母さんを信用するな」
ヒョンスクは、自分の復讐のためには手段を選ばないだろう。
「いやだね。おまえの良く言う台詞だろ。
俺はおまえの言葉をまねできても、おまえにはなれない。
母さんを信用するなと言われても、そうした途端に16年間が意味を失う。
俺が倒れたら、おまえが俺の守護天使になってくれよ」
優しい兄のほほえみに、ドンジュはもう何も言えなかった。

ウリは、スンチョルに渡されたモンタージュ写真を見て悶々とする。
写真は汚れていて、目のあたりしか判別できない。
これで兄さんを見つけられるだろうか?

翌朝、ウリはドンジュの家へ牛乳配達に。
ドンジュとの仲直りも大事だけど、本当はジュナ先生に会いに来た。
ジュナに寄り添っていくウリを見て、ドンジュはへそを曲げてしまった。
ウリは、ジュナがマル兄さんなのじゃないかと疑っている。どうしても、気になるのだ。

ウリは、ジュナにもらった高価な時計を返した。
「兄さんを忘れたくないんです」
「血もつながっていないのに、なぜそんなに会いたい?」
「わかりません。先生を見ていたら、もっと会いたくなったんです。失礼します」
何かを心に決めたようなウリ。

直後ジュナは、ヒョンスクと電話で話す。
そしてポン・ウリと会っていることを非難されるのだ。
「あの子を妹と思ったことは一度もない。
僕はチャン・ジュナだ。なのになぜ、彼女が妹になるんです?」
「では会えばいいわ。でも、もし家族の元へ帰るつもりなら、わたしにも心の準備をさせて」
「なぜそうなるんです?!僕がチャン・ジュナなら、彼女を気にする必要はない」
ジュナは涙をこらえている。
「あなたを連れてきたとき、未成年だったのよ?発覚したら、わたしは?
ドンジュはどうなる?お願いだからあの子に会わないで!約束したでしょう?」
ヒョンスクの言葉にため息をつき、ジュナは電話を切った。

ウリの職場、自動車ディーラーをのぞきにドンジュがやってきた。
掃除をしながら歌を歌い、いい気分のウリをガラス越しの動画に撮っている。
(も~やめてよ)
(いいから続けろよ)
ウリは、店の音楽に合わせて手話で歌い出す。
ドンジュもガラスの向こうでにこにこと彼女の姿を眺めている。
(わたしの歌声、聞こえる?)
(聞こえるよ)
ふたりはいつしか子どもの頃と同じポーズで、言葉に出さないで話している。

通りすがりの親子が、ウリの様子に目をとめた。
「顔はかわいいのに、気の毒ね。耳が不自由な人なのよ」
母親の言葉に、眉をひそめるドンジュ。
そして、工場にいくからね、とウリとは直接話をせずに去って行った。

ジュナはひとりで屋台で飲んでいる。
ウリの言葉が気になって仕方がない。何もわかっていないくせに……。
ドンジュからの電話にも、出る気にならなかった。

ウリは家へ帰る途中、ドンジュにメールしてみた。
受け取ったドンジュも、うれしそうににっこり笑う。
「返信なしかぁ」
少しがっかりしながら家へ着いたウリは、ジュナの姿を見つけた。
「どうしたんですか?」
「少し、酒を飲んだんだ……」
酔ったジュナは、ウリの肩に頭をもたせかける。
「少しの間だよ……ウリ……」
間近で先生の顔を見たウリは、我慢できない。
ちょっといいですか、と彼の顔を半分手で隠してみる。
「本当にそっくり……マル兄さん……」
ジュナは、口元を押さえられたまま、ウリに口づけをした。

その様子を、ウリに会いに来たドンジュが見ていた。
涙を一筋流しながら。

(つづく)



ああ、そう……、そういう展開になるんだ……。

ズルくない?!

どうもおかしいと思ってたんだよね。
ドンジュが主役のはずなのに、感想を書いてみれば
ジュナ=マルについてのあれこればかり。
ドンジュが主役のはずなのに、わたしったらおかしいのかしらと思ってたけど、
やっぱりここへきてフューチャーなのね!

だってこのままだったら、ドンジュとウリの間に特に障害になるものがないもんね。
同じようにジンチョルのことを憎いと思ってるわけだし。
たぶん、ウリは事情を知ったら「復讐なんてやめな」っていうと思うけど。
ふたりは好き合って、理解し合って、うまくいくと思う。

いや、正直に言おう!

マル兄さんが横やり入れようが何しようが、
きっと最後はふたりがしあわせになるんだよ!
そこんとこは間違いない、と思う。

だからこそ、思わせぶりにジュナを持ってくるこの展開が憎いんだよ~。

あ、でも初恋の人なのか。
結婚できるかな?と思っていたほどの。
そうなると、ジュナヒョンの目もありうるのか?

うむ……まさかそんなはずはないとは思うが、
しばしジュナヒョンの心の揺れを堪能するしかないか。

唯一顔を会わせても身ばれの心配がない家族、ウリ。
もともと妹のことはかわいく思っていたから、離れがたい。
彼女の言うとおり、自分は好きだったのかもしれない。
だからかっこつけて冷たくしていたのかな。

と、マルは思っていると思うんですよ。
ウリのことを女の子としてずっと意識してたってこともないと思うわけ。
うっざい妹ができちゃってイヤだな、とか、
でもちょっといいやつだな、とか、そんな思春期だったと思うの。
大人になって再会してから、ウリに惹かれる感情がはっきりしてきたんじゃないかなー。
ウリが「兄さんはわたしが好きだった」と分析したことも、
そう言われればそうなのかもな、と現在の気持ちを後押ししたんじゃないかな。

献身的に家族を支えてがんばるウリのこと、好きになっちゃったんじゃないかな。
弟のドンジュが、ウリに惹かれているというのも、一因かもしれない。
マルはやっぱり、ドンジュに対して複雑な感情を抱いていると思うから。
自分がドンジュになりたい。
いい家柄と、財産、知的で理解のある母親。
恵まれた環境にいる彼のようになりたいと、羨望を抱き続けていたはずだから。

本当はそうじゃないんだけどね。
貧しくて、教養がなくて、バカな父親と口の悪い田舎者のおばあちゃんしかいなくても、
愛情のある環境の方がいいに決まってるんだけど。
心の底ではわかっているけれど、
「復讐」にとらわれているマルは、目をふさぎ、耳もふさいじゃっていると思うんだ。
ミスクさんが死なないで、もっと一緒にいられたら、
彼のかたくなな心も溶けていったかもしれないのに。

自分はマルじゃない、ジュナなんだ!という気持ちのせいなのかもしれない。
ジュナである限り、ウリは妹じゃないはずだから。

勝手な憶測かもしれないけれど、
マルは自分がジュナであろうとしすぎて、
ドンジュの兄、ヒョンスクの息子であろうとしすぎて、
こじらせているような気がするんだ……。

ウリに対する気持ちが本当に男女の愛なのか、
ジュナは自分の心を見つめ直した方がいいと思うなー。

うう、それともこんな風に思うのはわたしの勝手な願望であって、
マルは本当にウリが好きなのかなぁ。
ちょっと説得力不足の感じがするんだけどな。

手のひら越しのキスに、超えられない壁を感じる。
どきどきするというよりは、すごくもの悲しいキスシーンだった。
それを見たドンジュは泣いちゃうんだね。
あれはどういう涙なんだろうな……。


ジンチョルに押されっぱなしのドンジュ&ヒョンスクですが、
ジンチョルの右腕が実はヒョンスクの協力者だとわかってほっとしました。
今の状況はあまりに不利だもの。
なんとか巻き返しをはかりたいところ。

ヨンギュが、凄腕販売員ミスクさんを奥さんと見間違えなかったことも、
ほっとした。
顔はそっくりだけど、そんな外見には惑わされないんだよね、ヨンギュは。
あくまで「落書きした人」として知っている、と言いましたね。
実は、死んだミスクさんと同一視して混乱が起こるのかと思ってました。
でもそんなことなかった。
ピュアだからこそ、物事の本質を見抜く目を持ったヨンギュなのでした。

おばあちゃんが認知症の症状がひどくなって、
「息子なんかいない!」と大騒ぎになったくだりは泣いちゃった。
その後、ウリがヨンギュを励ますシーンも。
彼女はずっとこうして、お父さんを支えてきたんだな、って思った。
最後はちゃんと幸せになってほしいです……。


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