いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の心が聞こえる? 第15話

2015年02月03日 | 私の心が聞こえる?
〈あらすじ〉

思わずウリにキスをしてしまったドンジュは、彼女の手前、平静を装うが、
心臓がどうにかなりそうなぐらい動揺してしまう。
突然のことで、ウリもぼうっとしたまま、帰ってゆく。

このままじゃダメだ!とドンジュはウリを追いかけて、
「驚いたか?好きだからだよ。ありがとな」と抱きしめた。
一緒にいたヨンギュもウキウキしてふたりを見ている。
お手玉も渡してもらえたし、ウリの家にも遊びにいった。
みんなでご飯を食べて、お酒も飲んで、なんだか楽しいドンジュだった。

ハルモニは、シネの家で苦労していた。
娘の根性をたたき直せればいいのだが、いったいどうすればわかってくれるやら。
夜になって、ジンチョルがシネの家へやってくる。
一度は恋人として子どもまでなしたのに、金のために娘を裏切った憎い男。
ハルモニはジンチョルに酒をぶっかけて、思い切り文句を言いつのった。
取り乱すシネを容赦なく殴るジンチョル。
しかしシネは、泣きながら非情な男にすがるのだった。

「いったいドンジュはどういうつもりなの?!」
単独記者会見で理事を敵に回した息子の暴走に、ヒョンスクは戸惑い、怒っている。
ジュナは、ヒョンスクに膝枕をしてもらい、弱音を吐いた。
子どもの頃、こうしてほしかったけど我慢していたんだ。
「背中をさすってよ。母親ってそうするものでしょう?」
ヒョンスクはふと伸ばした手を止めた。
「負担だと思うけど、がんばってもらわなきゃ……」

ジュナは、ウリの家へやってきた。
ドンジュが家から出てきて、ウリと仲よさそうにじゃれている。
ふたりを遠くから、そっと眺めた。

ジュナの投資会社を隠れ蓑にして、ヒョンスクはジンチョルを追い落とそうとしている。
ドンジュはそれが我慢できない。
「兄さんをだますな。家族だと思ってるなんて嘘をつくな。
兄さんをアメリカに帰して。最後の忠告だよ。巻き込むな。
傷つけたら、母さんでも許さない」

ウリは、ミンスに頼まれていた凄腕販売員ナ・ミスクを捕まえることができた。
ちょっとエキセントリックな彼女は、どうやらウリを気に入った様子。
味方にすることはできるだろうか?

ジュナは、ドンジュの家に来て、居眠りをしているヨンギュを見つけた。
そっとクッションに頭をのせてやる。
「こんな顔をしていたんだな……」
眠っている父の顔をじっと見つめた。
その昔、父が自分の寝顔を見ていたように。

ドンジュとジュナは反発し合う。
弟は、兄に無茶をして欲しくない。
兄は、これまで通りふたつともやるつもりだ。
チェ・ジンチョルの懐に入り込み、母のために株も奪う。
そのためには危ない橋もわたることになるだろう。
自分たちの金だけでは足りず、人から奪うことになる。
「チェ・ジンチョルのようになるつもりか?!」
「どうせ金持ちたちの汚い金じゃないか」
ジュナはうそぶく。
「母さんには従うなと言ったのに!」
「自分で選んだんだ」

ジュナは、自分の過去を語った。
工場の火災で死んだ義母。
チェ・ジンチョルの指示のせいで、彼女はのどを詰まらせ、死んだ。
自分へのプレゼントだった時計を取りにいったばっかりに。
せっかくできたお母さんに、ごめんね、も、ありがとう、も言えずじまいだった。
おまえのおじいさんだってそうだろう?
あの男に殺されたんだ。
俺はもう、失いたくない。
お母さんの息子で、おまえの兄でいたい。

ドンジュはウリを誘って、高級料亭へ行く。
どういう風の吹き回しだろう?
ぎゅっと手を握られて、ウリは困惑する。
「ヨンギュさんが、悪い人とはもう遊ばないで、と言った。悲しくなるからって。
俺の大事な人が、悪い人と遊ぼうとしているんだ。やめろと言ってもきいてくれない。
ウリが止めてくれないか?」
ウリも事情を察した。
「ジュナ先生ね。相手は誰ですか?」
「俺の父親だ」

別室で、ジュナはジンチョルと会食していた。
ジュナが、若い頃の自分に似ているというジンチョル。
彼のことを、ずいぶんと買っているようだ。

どんどん杯を重ねるドンジュにあきれ顔のウリ。
「もう知らないわよ。倒れたら置いていくからね」
「置いてったのはポン・マルだろ」
「兄さんを悪く言わないでよ」
ウリは、マル兄さんが好きだという。彼が初恋の人なのだ、と。

ジュナは、ふたりの声を聞いて部屋から出てきていた。
「気に入らないな」
ドンジュはすっかり不機嫌だ。
「会長が来てる。もう帰れ」
「いや、兄さんがウリを送っていってよ」
「じゃあ、三人で一緒に帰ろう?」
揉めている気配を察知して、ジンチョルも出てきた。

「ウギョルの将来を担う男が、この程度の女とか」
父の無礼な言いぐさに、ドンジュは静かに怒った。
「ポン・ウリですよ。謝ってください。
俺のように記憶がないんですか?彼女の母親は、工場の火事で死んだ」

ジュナは、ドンジュを連れて帰ろうとする。
ジンチョルはジュナを呼び止め、残るように言う。
「俺と兄さんの絆は強い。無駄なことだ」
ジンチョルは生意気な態度のドンジュに手をあげた。
しかし、その腕はドンジュにつかまれ、何もすることができなかった。
「殺す気がないなら、俺に触るな!」
ドンジュの、怒りに燃える目。
もう自分は、小さな子どもではない。

(つづく)

はぁ~……

つらいつらい15話です。

なんか最初から最後までつらいよ~。

ジュナは、お母さんも弟も選べない。
だからすごく無理をしてでも、両方大事にしようとする。
ジュナの応援もして、お母さんの指示にも従って。
もう二度とお母さんを失いたくないから。
最初のお母さん(ミスクさん)を殺した、チェ・ジンチョルを許すつもりはない。

ハルモニは、娘がひどい男に懇願している姿を見て
ものすごくショックを受ける。
ろくでもない娘だとしても、やっぱり血をわけた娘だから。
幸せになってほしいから。
それなのに、認知症はどんどん進行してしまうし、
娘は相変わらず毒蛇のような男にすがりつき、頼り切っている……。

ドンジュは、ジュナを守りたい。
自分たちのために、彼を利用して束縛するなんてゆるされない。
そう思ってはいても、実際にチェ・ジンチョルはやはり大きな存在で、
彼ひとりで、果たして太刀打ちできるものかどうか。
それでも、戦いを挑むしかない。

はぁ~、もうどうしようもないです。

しかしね~
ジュナがヒョンスクの膝枕を所望した時は、正直オエッと思いましたよ。
「いい大人が気持ち悪いでしょう?」ってセリフ、
ドキリとしました。
悪いけどジュナヒョン、マジで気持ち悪いですよ。

気の毒ですが、よっぽどこじらせた思春期だったんですね。
あの当時の年齢で「甘えるのを我慢していた」なんて、
どれほど寂しい幼少期だったことか……。
ばあちゃん、きびしそうだもんな~。お父さんはああだし、
小さい頃から、人に甘えることができなかった子だったんですねぇ。
わからんでもないが、キモイッ!冬彦かっ!

でもでも、このシーンのおかげで、
ヒョンスクも心を鬼にしてるんだな、ということが伝わりましたね。
本当は、背中をなでてあげたい。本当のお母さんみたいにしてあげたい……。
でも、自分の復讐のために、じっとこらえてジュナを利用するんですね。
ジュナ、もうこれ以上こじらせないで、母の愛情はあきらめなよ。
このままだとどっちも傷つくことになるよ。

復讐ものを観る時の定番だけど、
「もう復讐なんかやめて、幸せになりなさいっ!」と怒鳴ってやりたい。
ヨンギュの「悪い人とは遊ばない」ってのは、そういうことだと思うの。
復讐とか言ってる限り、相手の土俵にのっかってるってこと。
優しい人、正しい人のほうが余計に疲弊してしまうのよ。
もちろん悪人には報いを受けさせてやりたいけど、
あの男が改心するなんて考えられないでしょ~?

ジンチョルの憎々しさがマックスで、怒りに我を忘れそうですよ。

あ、最後、ドンジュがそうなってますね。
記憶喪失じゃないこと、バレちゃうかな?

この人、ウリにキスして相当動揺しているのに、それを隠そうとしてカワイイです。
わざとスキンシップを盛大にやってるのは、
「帰国子女だから~」と言いたいんでしょうか?
いまいち冒頭のオーバーアクションの真意がつかみきれませんでしたが、
自分にとってはたいしたことじゃないんだよ~アピール。
成功したのかな?
彼は毎回「色白」についてネタにされ、かわいそうですね。
メラニン色素、あるでしょう、少しは。

なんかすごくつらい回でしたけれども←ジンチョルのふてぶてしい鬼畜っぷりのせい
同時に変な展開来てますね。

だってあの凄腕販売員、どうみても亡くなったミスクさんそっくりでしょ!
てか、演じてるのは同一人物だかんね。
これ、いったいどういう方向に進むつもりなんでしょーか?
彼女の演技も危なく棒判定されそうな勢いの演出。
こわいわー。

そして、「わたしの初恋はマル兄さんだったの」というウリ発言。
いや、そうかもしんないな、くらいの思いはあったけど、
なんか急にそんなこと言われてもドンジュだってわたしらだって困っちゃうでしょうが。
マルの立ち位置はあくまで「お兄ちゃん」でいってほしいのにー!
それなのに、
ドンジュと仲良くしているウリを見てちょっと複雑だったり、
ウリに「引き留めてくれないのか」って寂しそうにしたり……

ダメじゃん!

家族!家族!マル、落ち着いて!
そんな簡単に恋愛に流れちゃダメ!

15話という折り返し地点で、どういう方向にいくのか、
みんなが迷ってる感がするのは気のせいですか?

韓国ドラマって視聴率至上主義で、リアル視聴者のネット発言がけっこう影響力あると聞いているので、
このドラマももしや……ってちょっと不安です。
脚本っ途中でてどのくらい手を入れるものなの?

なんかここが分岐点なのかな、という気がしています。

希望としては、マルが復讐をあきらめて家族のもとへ戻り、
ドンジュとウリは結ばれ、
死んだお母さんそっくりのミスクさんはなぜかヨンギュと恋仲になり、
ハルモニの認知症はゆっくりと進行。
ジンチョルは会社を乗っ取られて憤死し、シネは結局改心できずに行方知れず。
ヒョンスクはドンジュの障害を受け入れて、ボランティア活動にいそしむ。
という最終回へ向けて、がんばっていただきたいです。

結局ヨンギュはどこの子なのか、それは最後までに知りたいな、と思います。


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