製パン王キム・タック 第11話

ミスンの部屋に泊めてもらうことになったユギョン。
マジュンの目的はわからぬままだが、
正体はばらさずにおく。

翌朝、パルボンBで製パン室が荒らされる事件が！
犯人は不明だが、夜半に外出したタックが疑われる。
かばってやるジングだが、タックはその心遣いを
受け入れることが出来ない。
ジングを憎む気持ちを捨て去れないタックだが、
ユギョンの好きな歌を一緒に聞いて、
幸せに心満たされるのだった。

しかし幸福は一転、警察がユギョンを逮捕しに来た。
連れ去られるユギョンを助けようと
拳をふるったタックもまた、連行される。

一方、父親の力で釈放されるジャリム。
「世の中を変えたい」というユギョンに、
厳しい現実が立ちはだかる。
「学生運動で世の中は変わらない。
お前が力を持てば、世の中は変わるんだ」
公安刑事の言葉は、彼女の心に何を残すのか。

製パン室を荒らした犯人は、マジュンだった。
パルボン先生は厳しく叱責し、
認定書を受けるための試験を２年延期するという。
２年間、耐えられるのなら、試験を受けさせてやると。
なんとしても父に認められたいマジュンは、
その条件を受け入れざるを得なかった。

パルボン先生が高額な保釈金を支払い、
タックは釈放された。
母と同じ忠告をしてくれたミスンに、
二度と拳は使わないと誓うタック。
「ユギョンを助けるためならどんなことでもする」
そんなタックに、マジュンがある提案をする。

ユギョンを釈放する代わりに、
２年間彼女に会わず、パンの修行をしろ。
そして２年後、自分と勝負しろ。

マジュンの提案に戸惑い、
一度は拒絶するタックだが、自分にユギョンを救う力が
あるわけもなく、断腸の思いでマジュンの提案を受け入れる。

ユギョンは釈放された。
約束どおり、タックはユギョンに２年間の別れを告げる。
こらえきれず、ユギョンに口づけするタック。
何の力も無いふたりは、ただ涙を流すしかない。

（つづく）


本気でマジュンが憎いわ。

まったく親父に似て詰めの甘い悪党のくせに！
なぜみんながタックに肩入れするか本気でわからないのか。
タックに才能がありそうだから、とかじゃないぞ。
タックが、人を思いやれる、まっすぐでいいやつだから、
みんなタックを好きになるからなんだぞ！
パルボン先生に性根を叩きなおしてもらえ！

ほら、拘置所にいるユギョンに、タックがあの曲を
聴かせてあげてるシーン、いいでしょ。
こういうことができるからタックは愛されるんだろ！
む、最後の口づけといい、このシーンといい、
意外に恋愛上手っぽいタックにびっくりはしたんだけどさ。

愛情に飢えてて、しかも愛に不器用なマジュンは
お母さんそっくりだよね。



自分に示してくれた夫の愛情に涙する奥様。
仮にも何十年と暮らした夫婦なんですから、
情だってあるんですよ、会長にも。
この人がただ耐える女性だったらこんな悲劇もなかっただろうに……。

しかし陰謀大好きな奥様とハン室長も、反撃されそうな気配。

じゃーん！覚えていますか？



いやー、この人がまた出てくるとは思わなんだ。
タックオンマをかくまってくれてたあのお医者さんだね！
もちろんオンマからの指令で潜入してるんだよね！
でも、どうするつもりなのかなぁ。

そうなると、奥様を「若奥様」って呼んだり、
ハルモニの法事について進言したり、
いちいち奥様の神経を逆なでするこの人もあやしい。



なにげに市原悦子似だし。

地上波ではちょこちょこ短くなってたが、
今回はケロッピもがんばった！

韓国ドラマ好きにはおなじみ、出所後に豆腐を食べさせるシーン。
ユギョンもね、幼いころ、父が釈放されたときには豆腐を
買ってきてあげてたんだよね。踏み潰されてたけど。
豆腐食べなさいのところ短くなってたので、
タックが何を食べていたのかわからない方もいたことでしょう。
豆腐ですよ。

母と同じ名前の女性が、母と同じ忠告をしてくれ、
母と同じようにお水を差し出してくれるとは、
タックも感慨深いものがあるでしょう。
「オクトルメ」じゃなくてちゃんと「ヤン・ミスン」って呼んでたもんね。
それなのにごめんね、私はケロッピなんで呼んでて。

別れのシーンはやっぱり泣けたわ。
その前のベーカリーでの幸せな光景を見てるから余計。
ほんっきでユギョンが賢い娘でよかった。
すぐにマジュンのせいだと気付いてたもんね。
男らしいタックに惚れ直したぜ！

そんでマジュンのこの顔に思わず噴出しちゃった。



このアングル反則でしょ。
じろじろ見ているあなたが悪いんですよ。
その傷ついたような顔はやめなさい！

とにかく今回は同情の余地なし！