製パン王キム・タック 第12話

ユギョンと別れ、茫然自失のタックだが、
２年後のテジョとの勝負にすべてをかける決意をする。
「勝負するなら、勝ってやる！」
自分も試験を受けさせてほしいとパルボン先生に頼むタック。
周りの誰もが無謀だと言うが、タックはあきらめない。
懸命に努力するタックの姿を見て、ミスンも力を貸してくれることに。

タックと２年も会えない……。
ショックを受けているユギョンに、マジュンは唐突に告げる。
「俺の女になれ」

もちろん、受け入れないユギョンだが、
マジュンの言葉と公安刑事の言葉が頭をよぎる。
社会の底辺で終わりたくない。自分に力があれば何かがかわるのか？
栄養失調で倒れた彼女を、
病院の特別室に入れてやり、保護するマジュン。
彼女に惹かれていく心をどうすることもできない。

ク家では亡くなった祖母の法事が執り行なわれていた。
マジュンが祭壇の前で礼を尽くしているさなか、
突然遺影が倒れる。
驚き、寝込んでしまうインスク。
遺影には、細工がしてあった。
過去を知るものが届ける脅迫状。
墓地に毎年置かれる祖母の好んだ花束。
順調に見えた室長らの野望がおびやかされる。

なんとか基本の生地を作ってみたタックは、
こっそり焼成してみようと製パン室にやってきた。
オーブンの係ジングの許可なく焼くことはできないのだが、
どうしてもジングを頼りたくないタックなのだ。
しかし、様子に気付いたジングがやってきて、
オーブンに火を入れてやろうとする。
「ちょっと待ってください！」
先ほどからの異臭の意味に気付いたタックが叫ぶが、
間に合わず、オーブンが爆発してしまう。

とっさにジングをかばったタック。
ふたりは無事なのか？
オーブン爆発は事故か？それとも？

（つづく）


今回はまとめにくい回だったわー。
いつもにもまして、細かく場面が転換していく感じ。
地上波用のカットは細かいところ切ってるから
そうは感じないかも。
毎回言うけども

はまった人はノーカットで観てね！

６０分なら納得できる流れも、４５分だと急すぎるように感じるしね。
でも毎日観て友達と感想を言い合うのも楽しいからね。

はぁぁぁぁぁぁぁー。
しかしこれから２年間会えないふたりはどうなるの？
もう人のことなのにすごく苦しいわー。
こっそり会っちゃえ！と思うけどタックは絶対会わないよね。
手紙もだめだよねー。

だいたいマジュンの嫉妬からくる条件付けでしょうが！
どっちかというとユギョン恋しいというよりも、
皆に愛されるタックが憎い！のほうが強いようだが。
でも、この表情ですよ。



自分の前では虚勢を張るユギョンをかわいいと思うのね。
この男性心理、はっきり言ってわかりません。
きらいな男に弱みなんか見せるかー！なユギョンだと思うけどね。
そこがいとおしいの？
結局どう転んだって好きなんでしょ、最初っから。
なぐられているユギョンを助けられない臆病者のくせにー！

今回もオンマに邪魔されて、マジュン君の恋路は実りません。
「お金、いくらほしいの？」
みたいに言われて本当にムカつくね！
つきあっているならまだしも、勝手に思われているだけなのに
勘違いされて悔しすぎるわ。

マジュンの「彼女」が病院にいるよ、と告げ口したのは
ドクターユン、細かく悪事を働いております。
この場合、ユギョンとマジュンを引き裂いたのでOKなの？
正直、ユギョンも観ていて不安なのよ。
なまじ賢い分、プライドが高すぎてねー。
タックみたいに単純なほうが幸せに近くなるのに。

泣いてますでしょう、彼女。
心配してきたジャリムにひどく言って追い返した後。
自分を売った相手ですからね。
のこのこやってくるところがお嬢さんですけどね。
金持ち連中の無神経さにはあきれるぜ。
この涙の意味はなんでしょうね？
友人を拒絶した寂しさ？
結局ブルジョワにいいようにされる貧乏人の辛さ？
涙シーンはカット部分かな。
ジャリムにただ怒っただけじゃないのよ。

ハルモニの法事だけじゃなくて、お墓参りもしたね。
カットされてたけど、
ジャギョン（長姉）が墓参りに同行を希望して、
会長に許可される場面があるわけ。
最初「女の子がそこまでしなくていい」って言われるけど、
「私は仮にもこの家の長女です」ってジャギョンががんばるの。
ジャギョンが始めて父親に存在を認められたという場面ね。
そのせいで墓参り中ひまなハン室長はハルモニの声を聞いちゃうのよ。

「オットッケェエエ！！」



ハルモニの絶叫、ちょーこわい。
どうも生きてたタックオンマが近くに来てたしね。
ドクターユンのことといい、脅迫状のことといい、
ハン室長も妙な胸騒ぎがしているのでしょう。
タックがそんなことするはずないのに
「脅迫状出したのはお前か」とか問い詰めちゃって
ハン室長迷走中。

タックはユギョンのこと、悲しいけど我慢してがんばってるぞ。

はい、大将が怒るのも、タックがかわいいゆえです。
天板をきれいに磨け！っていうところなんだけど、
「ピッカピカに磨け！」と言っている様で、
「パンチャッパンチャッ」って言うわけ。
すごい怖い顔でパンチャッパンチャッって言われるとおかしくて。
少女時代が歌う分にはかわいいんですけどー。

タックがマジュンに話しかけるところが前あったでしょ。
「飛行機乗ったのか？雲、ふわっふわだったか？」みたいな。
韓国語のこういう言葉も響きがかわいいのあるね。
キラキラとか、ドキドキとか、調べるとおもしろい。



ケロッピもタックに協力してくれて、いい感じ。
「パンは焼くまでわからないよ。
焼くのはジング先輩に言ってオーブン使わせてもらわないとだめだよ。
勝手に使っちゃだめだからね」

うーん、タックはやはりわだかまりがあって、
ジングに協力を求めるのは嫌なんだよね。
そこをわかっててケロッピも言ってるんだけど。
ジングも病気の妹の治療費のために悪事に加担したようだし、
そもそも悪人じゃないからさ。
ジングを許しちゃってる自分が許せない感じなのかなー。

タックは１２年間、つらい思いで生きてきたけど、
本気で人を憎み続けてきたのだろうか？
もちろん、ハン室長に会えば怒り爆発なんだけど、
それが恨みなのかと言われれば、そうではないような。
韓国人特有の「恨」の感情というものがあるそうなんですが、
それは日本人の考える「恨みつらみ」とはまた別のものらしいのね。
そのへん、今勉強中。文化論とか読んでるのでそのうち理解できるかも。

ケロッピの試作ケーキも日々進化中。



タックとジングは大丈夫か気になるけど、
ケロッピが「タックやー！」って駆け寄ってたし、
大丈夫だと思うわ。

しかし毎回引きがものすごいドラマやねー。