田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気にようやく10月8日の寒露の記事をアップできた。観察路を彩るユウガギクに多くの昆虫が来ていたのを撮ってきたのはいいが、ほとんど名前が分からず時間ばかりが経ってしまった。でも日本昆虫協会のBBSでツマグロキンバエを教えてもらって、キゴシハナアブとムナグロツヤハムシは偶然も手伝ってようやく同定できた。複眼に縞模様があるツマグロキンバエ(褄黒金蠅)
キゴシハナアブは胸の縦じま模様とお腹の黄色い模様が特徴的で、すぐ分かると思ったのは非常に甘かった。昆虫はどれも難しいが、とにかくハエ目は分からない。
複眼が粉を散らしたようなのも特徴的なキゴシハナアブ(黄腰花虻)
漢字で書くと意味が分かるがカタカナだけでは本当に分からない。ムナグロツヤハムシはハムシだろうと見当を付けたのがたまたま当たったが、ハムシ科の虫は葉虫で一般的な小さな虫は羽虫と表記するというのも奇妙だ。
シロバナサクラタデに大挙して来ていた小さなムナグロツヤハムシ(胸黒艶葉虫)
カマキリは褐色が多いというコカマキリと思ったが、鎌の脚に特徴と言われる黒白の模様が無い。オオカマキリもチョウセンカマキリも褐色があるがその見分けは鎌脚の付け根の胸の色という。黄色がオオカマキリ、紅色ならチョウセンカマキリといい、写真を見直したらかろうじて映っているのがあった。
右上の円内のカマキリの顔の奥に赤色が見えるチョウセンカマキリ
田島ケ原サクラソウ自生地の二十四節気にUPしたユウガギクに一番来ていたのはキゴシハナアブでしたをご覧ください。