いい人

絶好調で事業拡大かと思えば、翌年にはいまにも首を吊りそうな話を聞かされたりもした。ついには私が関わった分野からの撤退まで口にされたが、一生のお付き合いになる方だし、急ぐことはない。また機が巡ってくればお世話になりますと頭を下げた。ところが私の知らぬ間にまたしても絶好調の波がやってきたらしい。ある日突然「やってもらってた仕事、よそに回したよ」

よく事情を知っているからこそ営業をかけたい気持ちをぐっとこらえていた私が、突如現れた新参者の、事情を知らないがゆえの容赦ない営業攻撃にあっさり負けてしまったのだ。まったくもって恋愛論で言うところの「いい人」である。自分にもライバルがいることをすっかり忘れていた。

割の良い仕事をけってまで最優先で取り組んできたこと、先方の知らないところで毎日無料メンテナンスを続けてきたことなどを言ってやりたくてしかたない。あるいは私の仕事は自己満足に過ぎず、実はあまり評判が良くなかったのかも知れないと悩んだりもする。

ノートン先生さようなら

これ 試してみて良さそうならノートンから乗り換えようかなぁ・・。長い付き合いのノートン先生ですが、性能は上がらないくせにどんどん肥え太っていくのが憎たらしくなってきました。ムーミンならかわいいから多少の失敗も許せるかも。自動更新ボタンのミイが口をあけて笑ってるのがめずらしいや。いつも怒ってるのに。四月中旬から お試し版 がダウンロードできるそうです。

こころの闇

どうしてそんなことを気に病むのか、本人以外にはまったく理解できない。そういう心の闇をいくつか私も抱えています。今日はそのひとつについてお話ししましょう。

私はワンルームマンションに住んでいます。食べたり、眠ったり、着替えたり、日常生活の大部分がごくせまい範囲の場所でなされるわけです。この部屋では仕事の機材や個人的なプレゼントなど、梱包作業もよくします。そんなとき何かのまちがいで陰毛が一本まぎれこんだりしないか、とても不安になるのです。

誰の部屋にも陰毛は落ちています。どんなに念入りに掃除したところで人が生きている限りそれはなくなりません。そして陰毛は静電気で梱包材のプチプチに貼り付きやすい。床の上に荷物を広げて作業したときなど、自分でもいやになるくらい何度も何度も陰毛の不在を確認してしまいます。

宛先が会社や同性の友人ならどうとでもなりますが、もし女の子へのプレゼントに混入してしまったらどうしましょう。「なんて不潔な小山さん！」と軽蔑されないか。あるいはおかしな意味に誤解されたりはしないか。想像しただけで胃がきゅんと縮んで酸っぱいものがこみあげてくるのです。

虫食い白菜

食べ納めのつもりで連日ひとり鍋してます。カットしてラップしてあるのはそうでもないけど、ひと玉まるごと買ってきた白菜にはたくさん虫が付いてますね。パッと見では何ともなくても、目をくっつけてよーく観察すると１ミリもない極小イモムシさんがうにゃうにゃしていてゲゲッとなります。まぁそれがあたりまえなんですが。虫が全滅するほど農薬を使われては困ります。

今日のは特にたくさん付いていたので、葉っぱ一枚ずつていねいに水洗いしながら子供のころのことを思い出していました。料理下手な母の作る白菜と厚揚げの煮物。三回に一回は煮汁の中に虫を発見して、ひどい言葉で母をなじったなぁ。今なら下ごしらえがどれだけ大変かよくわかってるし、虫も貴重なたんぱく源じゃんと笑って済ませられるけど。ごめんよかあちゃん。

　J( 'ー`)し＜ うっさいゎボケ

まぁ母の料理下手はすべて手抜きと根拠のない自信が原因だったので、いまでも思い出すとムカムカするんですけどね。せめてインスタントラーメンくらいまともに作ったれや。ちゃんと袋の裏の説明読めや。

語るな

遠足や運動会といった行事のあとの国語の授業は必ず作文の時間だったように思う。そこではどの学年のどの教師からもまったく同じ指導を受けていた記憶がある。「楽しかった」「おもしろかった」「くやしかった」「悲しかった」など、そのときの気持ちをズバリ表す言葉で締めくくるのはヘタな文章なんだそうだ。それらを使わずとも読者に感情が伝わるまで、つらつら状況を説明する言葉を並べ立てていくのが知的で上品な文章なんだと。つまり「白ぐみがかってうれしかった」と書く代わり、「白ぐみがかった。それはぼくやほかの白ぐみの子たちの体力やはんだん力が赤ぐみよりすぐれていることのしょうめいだ。このじじつがぼくにゆうえつかんをあたえた」と書けというわけだ。

バカバカしい。「うれしかった」と書いて何がわるいのか。うれしいものはうれしい。くやしいものはくやしい。それでいいじゃないか。今なら自信を持ってそう言えるが、私はいつも先生を喜ばせたくてしかたない良い子ちゃんタイプだったので、小学校で受けたこの洗脳が解けるまでにはずいぶんと時間がかかった。教師もまた失敗もすればウソもつくただの人間であり、定められた指導要領を再生するテープレコーダーに過ぎないことさえあると気づくまでの十数年間、言葉遊びに満ちたくだらない文章を、教えられたとおり私はせっせと書き続けた。

このところスポーツの分野で話題が続いているが、マイクを向けられた選手たちが誰も彼も判で押したように長ったらしく語るのが気になる。「負けました！ くやしい！ 次がんばります！」と言えば３秒で済むことを、起承転結まで付けてプチドラマ仕立ての３分に引き延ばす。いったいあれは何なんだろう。私と同じ指導を受けて育ったのか？ そういう演出家が付いているのか？ 心のままにストレートな表現を口にすれば頭が良くないと思われると恐れているのか？ ぐだぐだ語る選手を見るたび、飛んで行って肩を抱き寄せ、「あなたは何をおびえているの？ まるで迷子のキツネリスのように・・」とナウシカの口まねをしてやりたい衝動に駆られる。

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長くなりましたが、みなさまのブログに書かせていただく私のコメントが、たいてい一行だけの短いものである理由がこれです。かつての良い子ちゃん時代の反動でしょうか。語数が多いほど、表現が遠回しであるほど、私の目には駄文に映るのです。何かにおびえているように、何かを隠そうとしているように、私には見えてしまうのです。

イチゴにあたる

きのう見切り品のちょっと傷んだイチゴを買ってきて食べたら酔っぱらったような気分になり、がまんできない眠気が襲ってきたので寝ました。キャベツに関するものすごい悪夢を見て早朝に目が覚めると猛烈な頭痛と吐き気。こりゃまさに二日酔いの症状です。

吐いてしまえば楽になるかと思ったのですが、お酒も飲まずに吐いたのは小学三年の遠足の帰りのバスが最後。少年の日の思い出（キラキラまばゆい）をこわしたくなかったので思いとどまり、太田胃散とコップの水を交互にペロペロなめて吐き気が引くのを待ちました。ここで水を一気飲みすると、その瞬間は気持ちいいけど直後に反射的に戻してしまうのでご注意。

頭痛薬を飲んでエビみたいに丸くなってウンウンうなっているうちにまた眠ってしまいました。二度目に目が覚めるとウソみたいに楽になりましたが、体力の消耗がはげしいです。今日は体力回復で一日つぶれてしまいそう。それにしても見切りイチゴが発酵してサル酒にでもなってたんでしょうか？

(´～｀ ) ウキー！

『スペース・レース』最終回

話題に出した今夜がもう最終回なんですけどね。
　ドキュメンタリードラマ「宇宙へ ～冷戦と二人の天才～」

冷戦時代の米ソ宇宙開発競争を描いたBBC制作のセミドキュメンタリーです。イギリス製なので 『ライトスタッフ』 のような派手な演出はありませんが、もうNHKは一生BBCの番組だけ放送してりゃいいんだよ！ ってくらいおもしろいです。

『なぜなに 月と宇宙のふしぎ』 を読んでワクワクドキドキしていた子供のころを思い出して深夜に目を輝かせています。

ロケットだいすけ！ (´▽｀)

サラコン

Windowsの再インストールをしました。昨年映像関係の実験であちこちいじって以来、Skypeで自分側の映像が見えないとか、GyaOで大画面にするとクラッシュするとか、画面まわりがすこぶる調子わるかったのです。

いやぁサラのパソコンは気持ちいいなぁ。スイスイ動くぜ。ちょっと行かないうちにGyaOのコンテンツがえらく充実してるじゃないですか。CMの量も増えてるけどタダだからまぁいいや。よーし『海底少年マリン』を全話観てやるぜー！

サラになったついでに弘法も木から落ちると申しましょうか、ちょっとした手ちがいでみなさまのメールアドレスをきれいさっぱり削除してしまいました。仕事もプライベートもぜ～んぶ。むかしの私なら真っ青になってファイル復元ソフトを買いに走ってたでしょうが、今はもう消えたら消えたままで別にいいやって感じです。ありがとう。そしてさようならみなさま！

　(´ー｀ )

カレー

もしかしするとカレー苦手な私が画期的なカレーのレシピを発明してしまったかも知れない・・。

いやいや焦りは禁物ですな。なんと言っても、たまの休みにキッチンに立ったおとうさんが得意気に作ってみたものの、子供たちから総スカンをくらう料理の代表だからなぁカレーって。

念には念を入れて、ひと晩寝て頭をスッキリさせてからもう一回食べてみよう。いやその前に、すでにマニアの間ではあったりまえの作り方かも知れないから、今夜はGoogle閣下を質問攻めにしてみよう。ぐひひひひ。

そば湯

そば湯はそばをゆでるといっしょにできるおまけみたいなものですが、ときどき行く有名店で出てくるのはポタージュスープのように濃いんです。さすがにあれはただのゆで汁じゃなくて、わざわざ別に作ったそば湯なんだろうなぁと思って調べてみたら、やっぱり最近そういうのが流行りなんだそうです。

夏目漱石の『坊っちゃん』の冒頭に、婆やが寒い晩にそば湯を作ってくれるくだりがあります。子供のころに読んで、そば湯とはいったいどんなにおいしい飲み物なんだろう？ とパンパンに妄想をふくらませていました。そばよりうどんが優勢な関西生まれなので、初めてそば湯を飲んだのは社会人になってからのことだったと思います。まぁやっぱり妄想は妄想でしたね。

ただいま持病の癪（しゃく ＝ 時代劇で旅の娘さんが主人公とすれちがった瞬間に急にうずくまる病気）で物が食べられずに丸まってウンウンうなっております。買い物に行く元気もないし、そうだこのまえ買ってきたそば粉でそば湯を作ろうと思いつきました。おかゆの代わりになるくらい濃いです。あったまります。