八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

ニシキフウライウオ

2010年10月29日 | 八丈の魚
トゲウオ目/カミソリウオ科(八丈島・ナズマド・8cm・10m)
房総半島以南・インド・西太平洋域に分布する。水深10~35mの岩礁・サンゴ礁域に生息する。最近まで、フライウオ(=カミソリウオ)の種内異変とされていたが、体やヒレに細長い単一の皮弁があること、斑紋が基本的に縞模様であることなどで別種にされた(1994年
。ダイバーには人気があり、八丈島では珍しい種類。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アオハナテンジクダイ

2010年07月31日 | 八丈の魚
スズキ目/テンジクダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜・5cm・15m)
八丈島・三宅島・四国・琉球列島・フィリピン・東インド諸島に分布。浅海の岩礁域に生息し、岩穴にアオスジテンジクダイなどと少数で群がる。体高は低い。背部と尾柄部は赤桃色で腹部が黄金色。吻端から鰓の後ろまで輝青色。八丈島では高水温時に現れることが多い。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アオスジテンジクダイ

2010年07月31日 | 八丈の魚
スズキ目/テンジクダイ科(八丈島・乙千代ヶ浜・5cm・15m)
八丈島・三宅島・相模湾以南、インド・太平洋に分布。浅海の岩礁息に生息し、岩穴の周囲に少数で群がる。体は側扁し、体高は高い。全体に鮮やかな橙黄色で、尾柄後端に黒色の幅の広い横帯がある。体側に点列状模様があるのが特徴。以前は八丈島ではよく見かけたが最近は数が少なくなった。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

カビラノツユ

2010年07月11日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ナギサノツユ上科/ナギザノツユ科(八丈島・底土・3cm・5m)
西太平洋亜熱帯域、温帯域に分布。水深5mでイワヅタ類が繁茂する春から初夏に多く見られる普通種。体長は普通10mm~25mm。貝殻は丸みがあり、白く、薄質でもろい。名前の由来は模式産地である石垣島の川平湾にちなむ。ナギサノツユのよく似るが、背面の模様で識別できる。2010の初夏に八丈島では大繁殖した。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

マダイ

2010年07月09日 | 八丈の魚
スズキ目/タイ科(八丈島・局長浜・30cm・10m)
北海道以南の日本周辺海域、尖閣諸島、朝鮮半島南部、黄海、東シナ海、南シナ海に分布。奄美諸島、沖縄諸島にはいない。姿、色、味ともに優れ、昔から海魚の王として珍重されてきた。祝い事によく目にする。八丈島ではもともとはいなかったが、2010年の春に養殖、放流したため、しばらく見ることが出来た。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

モヨウフグ成魚

2010年07月04日 | 八丈の魚
フグ目/フグ科(八丈島・八重根・50cm・10m)
房総半島以南、インド・西太平洋の熱帯域に分布。水深50m以浅の沿岸に生息。鼻腔にある皮弁は2つに分かれる。体は白く、多数の小黒色点がある。成長によって色彩は著しく変化し幼魚は体の色がオレンジ色になる。通常サンゴ礁域に生息するが、水温の高い時期は八丈島でも時々見られる。サンゴ、海綿、ウニ類、かに類、貝類、海草などを食べる。単独で行動し群れない。内臓は有毒。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

アミメイボウミウシ

2010年07月04日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イボウミウシ科(八丈島・イデサリ・8cm・20m)
インド・西太平洋に分布。潮通しのよい水深20m前後の岩礁域で普通に見られる。背面地色は灰色または薄いピンク色を帯びた灰色でイボ状突起が集合した複合突起が多数ある。イボ状突起の先端は体地色より淡色である。不規則に曲がりくねった黒色縦線が複合突起の間を通る。コイボウミウシととってもよく似るが、触角の白黒の配色が斜めに分かれることで見分けることが出来る。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)

タマミルウミウシ

2010年06月28日 | 八丈のウミウシ
嚢舌目/ハダカモウミウシ上科/ハダカモウミウシ科(八丈島・底土・3cm・10m)
日本、オーストラリアに分布。体地色、背側突起は淡緑色。背側突起は正中に近いものほど長くて大きく、先端は白色で小さく突起する。この背側突起は餌となる緑藻のフサイワヅタの泡状の浮嚢にそっくりである。触角の先端は白色。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)


サザナミウシノシタ

2010年06月22日 | 八丈の魚
カレイ目/ササウシノシタ科(八丈島・底土・15cm・4m)
トカラ列島、奄美大島、西表島、インド・太平洋に分布。タイドプールに生息する。体は低くて、長楕円形。口はゆるく曲がって前に開く。胸鰭がある。背ビレ、尻ヒレを波打てせるようにして泳ぐ。日中は砂の中に潜み、夜、活動する。危険を察知すると砂の中に一瞬にして消える。眼の間からに水管があり、そこから海水を吸い込み呼吸をしているようだ。八丈島ではとっても珍しい種類。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ヒュプセロドーリス・クラカトア

2010年06月21日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・八重根・5cm・10m)
アマダン海・西太平洋に分布。水深10m前後の岩礁域でやや稀に見られる。海綿を節食する。種小名は、鰓の付け根から伸び上がる形がクラカトア火山に似ていることから由来する。背面に褐色線があり、それに沿って白色の細かい点が並ぶのが特徴。八丈島では珍しい種類。(誠文堂新光社「ウミウシ 生きている海の妖精」参考)