八丈島でダイビング!BIENTOS(ビエントス)

八丈でダイビング中に出会った生き物達の写真館です

シロオビハゼ

2010年03月17日 | 八丈の魚
スズキ目/ハゼ科(八丈島・八重根・5cm・10m)
種子島、琉球列島、八丈島、台湾に分布。コシジロテッポウエビなどのテッポウエビ類と共生する。体は細長く、顔から背中を通り、尾びれにかけて白色の帯が入る。オドリハゼと色彩が似るが、オドリハゼは巣穴の前でホバリングするがシロオビハゼはホバリングしない。八丈島では夏季に見ることが出来る。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ルージュミノウミウシ

2010年03月14日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ミノウミウシ亜目/サキシマウミウシ科(八丈島・八重根・1cm・10m)
インド・西太平洋に分布。体は濃い紫色。触角は先端が赤橙色、半ば白色、基部は紫色。口触手は長く、触角の2倍の長さがあるとされる。先が白色で、基部は紫色。背側突起は赤橙色で基部は紫色。その色彩がとても綺麗で好きなウミウシだ。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

キャラメルウミウシ

2010年03月14日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/イロウミウシ科(八丈島・八重根・1cm・10m)
インド・西太平洋熱帯域に分布。背面の中央に散布している細かい点は淡褐色から褐色で、色彩にやや変異がある。外套幕の周縁はやや波打ち、背面の細かい点と同色の色帯で縁取られる。その内側は白色でこの白色帯の太さにも変異がある。腹脚縁も白色。鰓は褐色で軸は白色。南方のウミウシでやや稀種。5cmまで大きくなる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ヤイトヤッコ♀

2010年03月14日 | 八丈の魚
スズキ目/キンチャクダイ科(八丈島・メットウ浅根・15cm・25m)
奄美大島以南、西太平洋に分布。主に水深20m以深のサンゴ礁や岩礁域に生息するが、比較的少ない種である。雌性先熟の性転換を行う。雄は体側に横縞が多数入る。八丈島でも少ない種でトサヤッコの群れに混じっていることがある。調べるとヤイトヤッコとトサヤッコの交雑種もいるとか・・・。それを聞くとこのこの写真のも疑われるのか・・・。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ユカタハタ

2010年03月09日 | 八丈の魚
スズキ目/ハタ科(八丈島・ナズマド・30cm・20m)
南日本、インド。太平洋に分布。サンゴ礁または岩礁域の浅所に生息する。体地色は橙色または赤色で瞳孔よりやや小さい青色円形斑が多数ある。成魚は体の後方が青黒い。八丈では岩のくぼみ潜んでいることが多い。ごく普通に見られる。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

サザナミウミウシ

2010年03月09日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/ドーリス科(八丈島・ナズマド・5cm・10m)
インド・西太平洋熱帯域に生息。体高は比較的低い。体地色は黄色から橙黄色で、背面には網目状に隆起線がある。隆起線は白癬で縁取られる。背面には褐色の細かい点が散在し、特に隆起上には多い。冬季から春季、潮通しのよい岩礁域で稀に見られる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

コロダイ幼魚

2010年03月09日 | 八丈の魚
スズキ目/イサキ科/コショウダイ亜科(八丈島・八重根・5cm・20m)
南日本、琉球列島、東シナ海、南シナ海~西太平洋、インド洋に広く分布。沿岸浅海のサンゴ礁域や砂礫底に生息する。成魚は体全体が青灰色で、体全部に数百個の黄褐色の小斑紋が蜜に散在する。大きくなると60cmぐらいになる。幼魚期(4~7cm)には黄白色の地肌の上半分に幅広い2本の黒色縦帯がある。成長すると黒色帯の幅が狭くなり、その間に細い縦線が出現し、十数列の黄褐色斑紋の列となる。写真はその状態。八丈島では幼魚から成魚まで見られ、幼魚期は尾びれを振り振りさせて泳ぐのでダイバーに人気がある。(山と渓谷社「日本の海水魚」参考)

ガンガゼエビ

2010年03月09日 | 八丈の甲殻類
テナガエビ科/カクレエビ亜科(八丈島・藍ヶ江・2cm・5m)
八丈島以南の南日本からインド・西太平洋に分布。ガンガゼなどの棘の長いウニに共生する。その色彩と、細長い体型はガンガゼの棘にそっくりである。一つのガンガゼにペアですんでおり、雄は雌より細くて小さい。ガンガゼカクレエビというそっくりな種類がいるが、本種は体側の白い帯が太いことで区別できる。(ティービーエスブリタニカ「エビカニ・ガイドブック」参考)

ベニヤカタ

2010年03月09日 | 八丈のウミウシ
頭楯目/オオイシノミガイ上科/ミスガイ科(八丈島・神湊・殻長2cm・5m)
インド・西太平洋熱帯域に分布。本属の中では小型種。貝殻は卵型で、殻表には黒色線で縁取られた薄紅色や薄褐色の色帯がある。軟体部は白色を帯びた半透明。砂地や転石下に生息する。稀種とされているが、八丈島では1999年、2004年、2007年の春に容易に観察することができた。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)

ミカドウミウシ

2010年03月09日 | 八丈のウミウシ
裸鰓目/ドーリス亜目/ミカドウミウシ科(八丈島・底土・15cm・15m)
ミカドウミウシ属。インド・西太平洋熱帯域に分布。夜行性のウミウシで昼間は岩などの陰に隠れていることが多い。卵塊は真っ赤なバラの花に似ている。外套縁は通常は背面内側に巻いているが、刺激を与えると瞬時に拡張し、白い部分をあらわにする。外套縁を波打たせて遊泳する。その姿から英名は「スパニッシュダンサー」と呼ばれる。(ラトルズ「本州のウミウシ」参考)