蟷螂の親父は大の相撲好き、場所中は3時に必ずテレビの前に陣取って、テレビ桟敷で相撲を観戦していました。
学徒出陣で出征した、大学の相撲部の同級生がたまに升席を親父に送って来て、何回か国技館へ行きましたが、本チャンの桟敷席はなかなか回ってきませんでした。
30年近く前、親父に升席が回ってきたとき、親父は勇んでいきましたが、体調が思わしくなく、同居人が付き添って、初場所の両国の国技館へ行きました。
テレビカメラに背を向けた格好になり、不遇の失業者だった蟷螂がテレビを見ると、ジャンパーを着た親父の背中が映っていました。
ずいぶんちっちゃくなったなぁって思ったものです。
そしてその年の2月、親父は73年の生涯を閉じました。
再就職できた報告をできないままの、急死でした。
なので毎日親父の遺影に線香をあげ、場所中は親父の遺影はテレビ桟敷で観戦しています。
初日と千秋楽には、ちゃんとしたビールを一杯供えます。
発泡酒だと怒られそうで。
なにしろ厳しい父親で、『戦争中の事を思え!』が口癖でした。
今場所はやはり照ノ富士が途中休場、チョコっと出て来て優勝し、あとは2~3場所お休みする腹でしょう。
いつから大相撲はそういう体質になってしまったのでしょう。
モンゴルが進出してきてから、日本の国技がおかしくなってきました。
今場所の尊富士、ちょっとスカっとしましたが、Wikipediaによると彼は靱帯損傷をしています。
なので昨日の相撲を見て、あぁこれはもうだめだなと思ったものでした。
今日、元気で出て来た尊富士、昨日の故障は演技だつたのではないかと思えるほどの立派な相撲でスッキリです。
ただ、相手の豪の山は相当やりにくかっただろうと思いました。
勝てばヒール、負ければわざとらしいと言われるので、あれこれ考えているうちに押し倒しました。
これで照ノ富士の汚名?を伊勢ケ浜は返上できたのではないでしょうか。
あとは尊富士が故障をせずに一気に三役まで駆け上がれるかどうか、身体のメンテナンスはまめに行い、稽古はモンゴルと手合わせをしないようにしていれば、そこそこの成績を残すことができるでしょう。
白鵬がスカウトした白翁鵬や、当地からは大の里。
他にも、日本人の若い力士で面白そうになってきました。
熱海富士とか翠富士で、伊勢ヶ濱部屋が注目ですかね。
これで大相撲もモンゴル場所がいらなくなれば見ごたえが出ますね。
それにしても、豊昇龍はオジキ同様に悪人ですね
性格も似ていたら、また事件が起きるでしょう。
照ノ富士は来場所もお休みでしょうか?
たまに出てきてポンと優勝する。
横綱のローテーションに悪い前例ができちゃいました。
あとは尊富士の健康状態です。
何回かケガをしているので、来場所が気になっています。