<3SK45の極性>
【2016.11.17】
今時は、ネットで何でも検索が可能で、情報の精度も最近では随分向上しているらしい。
そんな便利な時代だから、デュアルゲートFETの3SK45の極性なんかネットで調べりゃ、一発だろうと安易に考えていた。
ところが、検索したデータシートは不鮮明で、極性が全く読み取れない。
ネットで他を当たってみるが、有効な情報が得られない。
ある日、自作の受信機をいじっている時に、この部品を取り外した事が今回の切っ掛けとなった。
この部品の極性を調べてみたくなり、ネットで検索したという経緯だ。
結局の所、ネットでの検索は無理だと判断し、行き着いた (と言うか戻った)場所が、「アイテック電子研究所」から約30年前に発行された、或る製作記事の一頁だった。
手書きの資料だが、そこには3SK45を上から見た図がはっきりと書かれていた。
それと、横には2SC458には2つのタイプが有ることが明記されている。
この資料によって、3SK45のG1(第一ゲート)、G2(第二ゲート)、D(ドレイン)、S(ソース)の区別がはっきりと分かった。
この様な、手書きの「漫画的資料」は分かりやすい。
私は、仕事のマニュアルでも「手書きの漫画」が一番分かりやすいと感じた事を何度も経験している。
写真が有効な場合も有るが、写真よりも手書きに軍配が上がることも意外と多いものだ。
下の写真の様な、実体配線図は、何かワクワクすると言うか、心がときめくと言うか、楽しさが有る。
この実態配線図によって実際に製作した写真が最下段のものだ。
絵と写真、どちらも一長一短か・・・
ありがとうアイテック電子研究所
本稿続く・・・
コメントありがとうございます。
「九十九里スタンダード」懐かしいですね。
私も「ほうむめいど」は、いまだに愛読書で、ガリバン印刷の様な紙面の内容の濃さには驚かされるばかりです。
今後ともよろしくお願いいたします
50MHzのプリアンプを作ろうとして、手持ちの3SK45の足をググっていて、この記事を見つけました。
いくつかのサイトを見ると、G1とG2が逆になっているので、どちらが正しいのか、結局紙の規格表を探し出して確認しました。
結論を言うと、アイテックの手書きメモは間違っているようです。Sの向かいがG2、Dの向かいがG1でした。
G1とG2が逆だとゲインがかなり低くなりますが、一応動作すると思います。
コメントありがとうございます。
ご指摘の通り、アイテックの手書きメモはG1とG2が逆でした。
早速、ブログの画像を修正しましたが、既に複数の方が閲覧されており実害が懸念されます。
ブログは後から修正が可能ですし、削除もできますので、その点は助かります。
3SK45を使った50MHzのプリアンプの製作を計画されているとのこと、楽しみですね。
今後ともよろしくお願い致します。
JA3UEN DE JH0FHB
今時は良いトランジスタが安く手に入るのですが、買い置きの古い部品を放置するわけにもいきません。ヤフオクで2SK241や2SK125などを買っている人を見ると、新しいデバイスを使えば良いのにと思います。
なにしろ、古いデバイスはデータがないので困ります。
50MHzのプリアンプは知人のパナ6に内蔵するためです。古い革袋に古い酒を入れるのも良いかなと。
よろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
あの懐かしい「パナ6」に内臓とは驚きました。
知人のRIGに内臓されるとのことですが、楽しみですね。
私のパーツBOXには、買い置きの古い部品が有りますが、これらをどこまで生かせるかは分かりません。
抵抗に電源と電流計を繋いで動かすだけで、楽しいと感じてしまうヲタクの私です。
よろしくお願いいたします。