昼食を入れて約3時間ほど見て回った今回の散策。本川越駅から『小江戸』に乗って都心へと戻って行きました。そうそう、これから仕事が待っていますからね。それにしても、色々と発見も多く、良い息抜きになりました。
ランチメニューの中から鶏の照り焼き定食を注文。あっ、もちろんビールも頼みました。^^ 出てきた照り焼きには山椒がかかっていて、味も風味もよく美味しかったです。お店の方も感じがよく、ほっとした気分になれました。
中町交差点にある豆やさん。この日最初にここを通ったときに店の人に声を掛けられ、「後で寄ります」なんて言ったのを思い出し、少しお土産を買って帰りました。後ろに見える高層マンションがなければなぁ。まぁこれはこれでいいのかも。
2階建ての階上に梵鐘(ぼんしょう)を吊るす鐘楼門。1階には袴腰(はかまごし)と呼ばれる囲いが付き、2階の前面には竜、背面には鷹の彫刻があります。1633年頃にに東照宮の門として鐘楼門が建立されたようです。その頃、東照宮は今の慈眼堂の場所にあり、鐘楼門再建の記録もないことから1638年の川越大火で焼失を免れた可能性もあるといわれているそうです。
仙波東照宮。東照宮は神社なのですが、なぜか喜多院の境内に創建されています。江戸時代に仙波御宮と称された当社は、徳川家康の死後、天海僧正により現在慈眼堂が建つ丘に創建されました。が、数年後に焼失してしまい、現在のものは1670年堀田正盛が造営奉行となり現在地に再建されたものだそうです。門には葵の紋がしっかりと入っていました。
川越大師として親しまれている喜多院は、文化財の宝庫です。830年、慈覚大師円仁により創建された星野山無量寿寺が始まりとされています。1599年、二十七世を継いだ慈眼大師天海が徳川家康の厚い信頼を得、寺領四万八千坪及び五百石を下し、寺勢盛んとなりました。1638の火災後の再建時には、江戸城内の「徳川家光誕生の間」が書院、「春日局化粧の間」が客殿として移築されたそうです。