月刊男前図鑑 年上編 白盤ポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
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本日は、『月刊男前図鑑 年上編 白版/黒版』です。(久しぶりに感想)
ポニーキャニオンの乙女向けCDレーベル「月刊男前図鑑」として、乙女向けアンソロジー形式の豪華人気声優を起用したドラマCD。「誰でも安心して聞ける白盤と、ちょっぴり怪しい雰囲気の黒盤、一月に2枚同時発売」とあるシリーズもの。
音響監督にわたなべさとる。原案は二見智織。ドラマ脚本は榛乃綾子。イラストに一馬友巳。「忍者」役に中田譲治。「大統領候補」役に千葉進歩。「レーサー」役に三木眞一郎。「バーテンダー」役に池田秀一。両枚ともにキャストクレジットトークが収録。
まずはあらすじ。黒版「忍者」は、とある里で忍術の指南をしていた忍者が、修業中の弟子を一人の女性として気付いてしまう。「大統領候補」は、明るく大らかな人柄で人気のある3世議員。突然大統領候補として立候補することになり・・・。白版「レーサー」は、F1ドライバーとして10年レース漬けの人生を送っていた。しかし網膜はく離と診断されてしまい引退を決意するが・・・。そして「バーテンダー」。上品で気取らず落ち着ける雰囲気のとあるバー。いつもは一人で訪れていた女性がある日男性を伴ってやってきた。どうやら雲行きが怪しくなり・・・。
どのドラマも12、3分の長さでコンパクトに纏まっているラジオドラマの様相で、また1枚35分前後なのと、相手役の女性がいないので妙な嫉妬も起きず、あっという間で楽しめた。ただ「忍者」は最初は良かったのだけどだんだん笑ってしまった・・・。中田さんごめんなさい。ギロロが大人になったというか、やっぱり忍者は設定が変というか、「柔肌が」とか「衣を」とかが気になるというか・・・ごにょごにょ。「レーサー」と「大統領候補」の三木さんと千葉さんは慣れている感があって、安心して落ち着いて楽しめました。
さて池田秀一さんですが白版のバーテンダー役ということで、口調がですます調の上品で優しい系。フロアにも眼を行き届かせ細かな配慮をしつつ、傷ついて弱っている女性につけこんで、隣に座って肩を貸し、甘~い愛の言葉をささやくタラシなバーテンダー役です!(笑)
いやー甘さ全開で凄かったです。最初に聞いた時は池田さんの甘いセリフと上品口調に背中がこそばゆいというか、ニヤニヤ笑いながら聞いてしまったのですが(失礼)、何回か聞いていくうちに落ち着いて、肩を借りて楽しみました。だって「あなたはまだやらなければならないことがある。それはね・・・泣くことです。どうぞ肩をお貸ししますよ。そのために隣に座ったのですから・・・」ですよ。エロおやじですよ!聴き慣れてませんって!どちらかというと、時々フフッって笑うところや最後はちょっとブラックな感じが見え隠れしているほうが落ち着くというか(オイ)。
で、公式ページのコメントによるとノッて演じられたみたいですし、CDのトークでも「イメージを掴むのに疲れたけど、面白かった」ということなので、次回はイメージが楽そうな「大佐」役とか「総帥」役とか「議長」役とか、「海賊」役とか「FBI」とかはどうですかね?「ヤクザ」役や「殺し屋役」とかでもいいです!そんな孤独な男性が愛を囁くというのもうっとりさせてくれそうで良いんじゃないかと!
キャストクレジットトークでは、三木さんのペースに合わせて(わりと珍しく)テンポよく楽しくお話されてます。また相手の女性の話題で、もじもじしながらお話されているのを想像しながら楽しむこともできます。
ということで、月刊男前図鑑「赤版」・・・じゃなかった「白版」をお聞き逃しなくー。