原羊遊斉(はらようゆうさい)。
平成11年10月、五島美術館でやっていた展覧会に
たまたま足を運び、一目惚れした江戸琳派の蒔絵師。
“新しい”でしょ?
幕末の蒔絵師(1769~1845)。
現在あまり一般に知られていない。現存する作品の全体像はもちろん
人物像についても詳しくはわかっていない。
しかしここ数年にわかに羊遊斉の研究が深まっているという。
酒井抱一などは羊遊斉の蒔絵の下絵を描いたらしい。
当時の蒔絵師は大名の御抱え、あるいは御用蒔絵師として
伝統の上にたった仕事をする職人だった。
だが羊遊斉は琳派のデザインを蒔絵にし
新しい分野を開拓することで人気を得、
それに応えた独自の工房を創り上げたと推定できるそうだ。
つまり羊遊斉ブランド。
自由で新しいスタイルで、独自の活動をし、独自の立場を持ち
生活スタイルも新しく
様々な階層の人々との交流をふんだんにもって
新しい発想から“作家”としてそれまでにない仕事を築いた。
ま、こんな解説がなくとも、その作品を一目見れば
それが自由闊達で斬新で
潤いと喜びに満ちていることがすぐわかる。
ほんとうに驚いたんです。
こんなにも色褪せない輝きに満ちた工芸品があろうかと。
見る者のこころをリフレッシュさせる感動と遊びに満ちた精神。
しかも技が一級品だからこそ遊びが光る。
洒落てる。惚れ惚れします。
平成11年10月、五島美術館でやっていた展覧会に
たまたま足を運び、一目惚れした江戸琳派の蒔絵師。
“新しい”でしょ?
幕末の蒔絵師(1769~1845)。
現在あまり一般に知られていない。現存する作品の全体像はもちろん
人物像についても詳しくはわかっていない。
しかしここ数年にわかに羊遊斉の研究が深まっているという。
酒井抱一などは羊遊斉の蒔絵の下絵を描いたらしい。
当時の蒔絵師は大名の御抱え、あるいは御用蒔絵師として
伝統の上にたった仕事をする職人だった。
だが羊遊斉は琳派のデザインを蒔絵にし
新しい分野を開拓することで人気を得、
それに応えた独自の工房を創り上げたと推定できるそうだ。
つまり羊遊斉ブランド。
自由で新しいスタイルで、独自の活動をし、独自の立場を持ち
生活スタイルも新しく
様々な階層の人々との交流をふんだんにもって
新しい発想から“作家”としてそれまでにない仕事を築いた。
ま、こんな解説がなくとも、その作品を一目見れば
それが自由闊達で斬新で
潤いと喜びに満ちていることがすぐわかる。
ほんとうに驚いたんです。
こんなにも色褪せない輝きに満ちた工芸品があろうかと。
見る者のこころをリフレッシュさせる感動と遊びに満ちた精神。
しかも技が一級品だからこそ遊びが光る。
洒落てる。惚れ惚れします。
「羊」が名字なのかと思いました。
作品はたくさん残っているのですか?