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サンディエゴの庭(2) オールドタウン 

2018年01月18日 | 日記
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サンディエゴの庭(2)オールドタウン

歴史の浅いアメリカは、特に西部開拓時代を懐かしく思うのか、各地にオールドタウンがあります。今はこんな便利な世の中になったけど、ちょっと昔は、こんな風だったのかと思いながら、みて歩きます。

実は、私は西部劇が好きで、同じ映画を何度も何度もみるので、こういうところに来ると、アメリカ人でもないのに、何かこう、懐かしい気持ちになります。

下の地図は、園内の看板の一部を撮影したものです。

敷地内に点在するホテルや、住居や、店舗や、学校や、劇場や、教会などが、当時の姿で、乾いた土の上に、建っていました。現在建物の周囲に植えられている植物は、当時の写真を見ると、ほとんどなく、殺風景な景色でした。そのころ私のような庭師がいれば、緑で潤った、いい町にしたのにと、自分の夢を押しつけながら、オールドタウンを散策したのでありました。



警察博物館というのもありました。

当時使用されていた拳銃や、ライフルが、現在使用されている銃に変遷していく様子がよくわかりました。町の治安を担う保安官は、今も昔も、命を張って仕事をする、人々から頼られる大事な職業でした。平和を乱す悪党どもよりも、ガンさばきが上手くないといけないので、そのあたりから、色々なストーリーが生まれたのではないかと思いました。

銃の話をしてくれた警官姿の係員に、ずっと疑問に思っていたことを聞きました。

映画では保安官のことをシェリフと言ったり、マーシャルと言ったりしていますが、どちらの言い方が正しいのですか?

係員の方は、大きなカリフォルニア州の地図の前に案内してくれました。

アメリカの州は、日本の県みたいな捉え方を、ついしてしまいますが、カリフォルニア州だけで、日本より広い面積があります。

そのカリフォルニアを5つ位の地域に分けて、その一番南が、名前は知らないけれど、ナントカという郡です。北海道位の広さです。そこを担当しているのが、マーシャルで、その郡の左端の下にある、赤く塗った小さな部分が、サンディエゴです。その小さな町を守っているのが、シェリフということでした。















下の写真は、当時の町の人たちが育てていたいろいろな種類の木や、食料になる木イチゴなどを集めたガーデンがあって、そこで見つけたカシの一種です。私はこれと同じものを取引先の植木屋から譲り受け、今も大事に自宅の庭に植わっています。なんでも、たいへん珍しいカシで、チジミガシと言って、江戸時代にウバメガシが変化したものだということでしたが、こんなところにたくさん植わっていました。



オールドタウンは、愛知の明治村とは、ちょっと趣が違いますが、そういえば久しく明治村に行ってないので、暖かくなったら一度行ってこようかなと、思いました。

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