最近の小田急線のことについて記します。
今年 2018 年 3 月に東北沢駅〜世田谷代田駅間の複々線化工事が終了し、長い間かかっていた工事がひと通り終わったそうです。
しかし新宿駅から代々木上原駅までは、従来通り複線のままなので、これで混雑解消にどの程度寄与するのだろうと、はなはだ疑問でした。
3/17 より、複々線を前提としたダイヤ改正が行われて、その後1ヶ月半が経ちます。その効果の程は…
ボクの様な、写真の駅を利用して、メトロ千代田線を利用するなんて乗客にとっては、絶大なものでした。
ダイヤ改正前後をきちんと比較した訳ではなく、感覚的なものに過ぎませんが、改正のポイントは以下のようなものだと思います。
・メトロ千代田線直通の種類が増え、各駅停車・準急・急行となった
・これまでメトロ千代田線直通の発着は多摩線の唐木田駅が殆どだったものが、成城などバリエーションが増え、中でも成城発着が多い
・準急が千歳船橋駅、祖師ケ谷大蔵駅に停車する様になった
結果として、千歳船橋駅や祖師ヶ谷大蔵駅に停車する電車が多くなった感があります。これだけで混雑が緩和されるとは意外ですが、事実千代田線と余り変わらない混雑状況になりました。平日の朝を例にすると、これまでは小田急線は大変混雑していて、千代田線に乗り換えると人にぶつからない程度に空いている、という感じだったのが、小田急も同様の混雑レベルに変わったということです。夜も同様。
これは劇的な変化と言えます。
利用客のデータを分析した結果、成城〜千代田線の駅間を利用する客が多く、そこを重点的にダイヤ改正をしたという事だと思います。
しかしそんな事は千代田線が動きだしてから分かりきっていたはずで、新宿へのアクセスや、小田急が土地開発したエリアへの配慮から、人の流れに現実的に合せたダイヤにできないなどの事情があった?
一時期は夜の通勤時間帯に 6輌編成の短い各駅停車を走らせるなど、奇行をはたらく小田急でしたが、やればできるではないか!の感しきりです。
今回のダイヤ改正が、どれくらい複々線化と関係があるのか、実はシロウトのボクには分かっていません。