熊 今日はどこに出没!!

今日はどこへ行こうかな 

北海道山行・足跡にびびった天塩岳

2014年09月02日 | 登山

北海道五座目は200名山・手塩岳です。4時に起床して朝食。
4:40に宿を出発し、道東道から手塩川に沿った長い林道へと65km走行。
土砂崩れが修復された林道には、二ヶ所赤土の工事跡がありました。

6:00に手塩キャンプ場に到着。三日振りの晴れ空になりました。

トイレや水場が整備されており、二階建ての立派な手塩岳ヒッュテを見学。

 

二階も覘いて見ました。充実した泊りたくなる山小屋です。

 

今日は高低差800mの周回登山になります。

【8/21、登山口-前手塩岳-手塩岳-避難小屋-手塩丸山-登山口】

登山届けを見ると先行者は一人。一日一人の登山記録が続いています。

6:20に登山口-765mを出発。熊鈴二個を鳴らしながら進みます。 

最初に鉄製の簡易橋を通過。

手作りのような仮設橋ですが、安心して通過できます。

手塩川に沿った緩やかな道が続きます。 

 

ここも流された後の仮設橋です。

6:45に新道連絡路分岐を通過。前手塩岳コースへ直進します。

小さな渡渉点にも木板が設置されて歩き易い道です。 

ここが一番危なっかしい丸太橋です。

7:05に沢コース分岐点-890mに到着。
ヒュッテにあった登山記録には途中で道が消えたとありました。

左折して前手塩岳に向います。

 

緩やかな斜面の登り道になり、徐々に高度を稼ぎます。 

 

向かい側の展望が開け、西手塩岳が見えてきました。

前方が明るくなってきました。稜線が近づいたようです。 

ハイマツ帯に入ると一気に展望が広がりました。手塩岳-西手塩岳の稜線です。 

前手塩岳迂回路分岐-1420mを直進します。

 

岩ゴロゴロの急登になり、高低差120mを登り詰めます。 

前手塩岳の山頂が見えました。 

8:55に前手塩岳-1540mに到着。 

360度のパノラマ展望ですが、濃いガスが纏わりついています。

 

東側の稜線です。この先に縦走路は無さそうです。

小腹を満たし、9:05にガスに隠れた手塩岳に向います。

緩やかなハイマツ帯を下ります。 

9:15に前手塩岳迂回路との分岐点を通過。

 

手塩岳の鞍部まで高低差180mを下ります。ヒグマ注意のエリアです。

鞍部から手塩岳へと高低差200mを登り返します。先行者の背中が見えてきました。

背後の前手塩岳を振り返ります。中々ガスが晴れてくれません。

小ピークに滝上町コース分岐点がありました。

 

小ピークから山頂へ最後の登りです。小さなお花畑がありました。 

 

9:55に200名山・手塩岳-1558mに到着。先行者が休んでいます。 

360度の展望ながらガスに包まれてイマイチの眺めです。

天塩岳(てしおだけ)は、北海道士別市と紋別郡滝上町にまたがる標高1,558mの山。天塩川の水源に
位置し、利尻島の利尻岳を除くと道北では最高峰である。天塩岳を中心に前天塩岳や西天塩岳が
1つの山塊をつくっているが、山容は概ねたおやかである。また、「お花畑」の規模は小さい。
頂上からは北大雪や東大雪の山々のほか、条件がよければ遠く北に利尻岳を見ることができる。

 

先行者は八王子の方で、山情報交換等で20分程お話ししました。

昼食後、10:20に新道コースを下山開始。岩ゴロゴロの道をゆっくりと下ります。

ヒグマ出没エリアの鞍部に出ました。
足元に
四足動物の足跡があり、登山道を下山方向に歩いています。

直前に通過したような泥具合です。滑った足跡を見てヒグマの爪も滑るのかと思います。

以後は後続の方と一緒に熊鈴と笛を派手に鳴らしなから、ゆっくりと進みます。

10m程で足跡は消え、避難小屋近くまで下りて少しほっとしました。

恐る恐る歩きを続けて、10:50に避難小屋-1375mに到着。

綺麗な小屋内部と別棟のトイレを見学。ここも泊りたくなる綺麗な避難小屋です。

 

ガスが晴れて前手塩岳の山容がやっと撮影できました。

ハイマツ帯の鞍部を抜けて手塩丸山のガレ場に入りました。

ヒグマが出没する鞍部を抜けて一安心です。

手塩丸山-1433mで小休止。この先もご一緒することにしました。

ガスの晴れた手塩岳の山頂をアップで撮影。

ヒグマが出没する鞍部と避難小屋の登山道です。

手塩丸山の下山路が見通せます。気を許さずに鳴り物歩きを続けます。

ここにもお花畑が見られました。

岩ゴロゴロとハイマツの登山道が続きます。

急斜面を下りて振り返ると、手塩丸山も見事な秀峰でした。

新道コースの稜線を下り、日陰のある樹林帯に入って休憩します。

12:15に旧道連絡路分岐点-1110mに到着。 

 

右折して旧道合流点へ下ります。ここも鳴り物歩きを続けます。

 

12:45に旧道コースに合流。どうやらヒグマ遭遇は免れたようです。

後は天塩川に掛かる仮設橋を渡るだけとなりました。

今日は陽射しがあり、風の無い樹林帯は暑くなります。

本日の登山者は二人だけでした。
ヒグマ遭遇報告はありませんので交通事故並みの確率でしょうか。

最後の鉄製簡易橋を渡ると登山口は間もなくです。

13:10に登山口に帰着。高低差800m、6時間10分の恐る恐る歩き終了です。 

八王子の方と明日のニセイカウシュッペ山でもお逢いする事とし、13:30に旭川の宿に向って出発。

昨夜ヒュッテに泊った際に山岳巡視員が訪れ、林道で遊ぶヒグマに遭遇したそうです。 

途中の愛別ダムに立ち寄りました。管理棟は無人のようです。

何故かイナゴだらけの駐車場で、猪苗代湖でのイナゴ狩りを思い出します。

 

あまりの暑さに、途中のコンビニでアイスとコーラで喉を潤します。

15:30に宿に帰着。入浴-サウナ三昧も最後の夜となりました。
荷物をまとめて最終日のニセイカウシュッペ山登山-苫小牧港出港に備えました。


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