ホトケの顔も三度まで

ノンフィクション作家、探検家角幡唯介のブログ

なぜ僕が新聞記者になれたのか

2009年03月31日 18時03分30秒 | 雑記
 もう一カ月ほど前になるだろうか。
 新聞記者時代の後輩の結婚式に呼ばれたので(正確には呼ばれなかったが、なんで呼ばないんだと文句を言ったら呼んでくれた)出席すると、知らない記者に声をかけれた。

 「○×部のSといいます。カクハタ君だよね?」
 「……はい」
 「いや、実は僕、採用の時、君の面接をしたんだ。覚えてない?」
 「あ、そうですか。すいません、全然覚えてません」
 「聞いたよ、会社辞めたんだってね。いやー、君のことだけは覚えていてね。面接のとき、なんて底の浅い奴だって思ったよ」
 「え、そうですか?」
 「一緒に面接した経済部の人は採用には断固反対したけど、僕は君のこと推したんだよね。それをOさん(採用担当の統括者)に話したら、『じゃあ、アホ枠ってのがあるから、それで採ろう』って」

 ガーン!よく他社の記者に「角幡君、よく受かったよね」って言われて、「いや、『バカ枠』ってのが、あるらしいよ」って冗談を言っていたけど、本当だったとは!ただし、正式には「アホ枠」らしい。

 アホ枠って何枠あるんだろう?僕の同期の中では、もうひとりあやしいのがいるけど、あいつもアホ枠なのだろうか。

 新聞記者になりたいアホのみなさん、あきらめてはいけません。
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