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2011年アジアカップ制覇 決勝・オーストラリア戦

2011年01月30日 | 日本代表(サッカー)
 順当な決勝。FIFAのアジアランキングの1位(世界ランク26位)オーストラリアと2位(世界ランク29位)日本の戦いです。予想はしていましたが、やはりタフな試合でした。さっそく試合を振り返ります。
 
 

 日本代表の先発。香川の離脱は痛かった。彼がいたらもっとオーストラリアのゴールを脅かしていたはず。香川に代わって入ったのがレフティーの藤本。
 
 前半ですが、決勝まで失点1というオーストラリアのディフェンスは堅かった。中盤のパスワークは日本が勝るけど、オーストラリアの前戦のケーヒル、キューウェルにシンプルに放り込んでる攻撃は嫌でした。ただシュートはうたれるけど、けっこう外してくれる。さらに川島が好セーブを連発。1対1では驚異的な強さ。ケーヒル、キューウェルもピークは過ぎてる感じ。オーストラリアにまたすごいFWがでてきたら嫌だな。
 
 日本は、前半から得意とする中盤のパスワークを活かして、積極的に動き攻めていきます。やはり攻撃の起点は本田になる。前半の本田からの遠藤へのスルーパス、それを感じれてなかった前田はワンテンポ遅れたシュートが枠外へ。あの展開はすばらしかった。この大会を通じて、前田のFWとしての貪欲さは感じなかった。ゴールハンターとしての飢えを感じない。  
 ドリブルで攻め上がった本田からの岡崎へのパス、そしてシュートもするも決めれず、惜しかった。これまで岡崎、試合の中で途中からボールに絡まなくなりゴールから遠のくシーンが多かったけど、今大会は、最後までスピードも落ちず、ゴールをねらいボールに絡みシュートまでもっていった。WCの時より進化しているのを感じる。前半は、お互い相手ゴールを攻めますが崩せず。
 
 後半、前半ほとんど効果的な動きをしていなかった藤本が退き、DF岩政を投入。オーストラリアの高さを意識した中央への攻撃を、岩政、吉田のCB2人で対応。そして今野を左サイドに。長友を前にあげ左サイドからの突破を意識した布陣に。
 
 

 この手当は効果的でした。岩政・吉田のCBは、おいらも提案してたんですが、ほんとにする展開になるとは。岩政はスマートさはないけど、体を張って最後までゴールを死守した。吉田もファールをとられない技術の高いディフェンスをした。やはり今後の代表のCBを担う男だな。右サイドの内田君も、きょうはサイドを崩すんだけど、FWへのパスがうまくつながらない。これで精度があがればかなり右サイドの攻撃も心強い。長谷部は今日は守備の意識が高く運動量もかなり求められた。
 
 そしてやはり長友の左サイドからの攻撃。この位置もありだな。何度も長友は精度の高いセンタリングをあげる。岡崎も惜しいヘディングシュートもあった。しかし決まらない。後半は、川島がゴールをも守りきった。  
 
 そして延長に突入。正直なとこ、日本代表は左サイドからの攻撃しか手はないなと思いつつも、他の選手も足が動かなくなってくる。オーストラリア戦、終盤こう着状態になり、お互い疲労も増して決定打もうてなくねり引き分けという展開が多かった。ボールをとられない本田もミスでとられてピンチを作るし。そんな中、前田を代えて李を投入。っていうかFW陣の駒は彼しかいなかった。正直、この場面で李がワールドクラスのボレーシュートを決めるくれるとはとはまったくの想定外。



 代表の歴史に残るゴールの一つちゃう。
 これも長友のセンタリングからだけど、ノーマークとはいえ、だいたい歴代の代表FW、ふかしちゃうか、枠外。しかし、李はこの場面で相手キーパーも動けない、完璧なコースとスピードで決める。素晴らしかった。代表デビューゴールが、この決勝戦のこの決定的な時間帯でのこのビューティフルゴール。持ってるな、李。
 彼の中でも葛藤があったそうですが、日本のユニフォームを選択した彼。今後のさらなる成長を期待してるぞ~。
 
 そしてザッケローニ監督は、内田をさげ伊野波をいれて守備を固める。的確なメンバーチェンジだと思います。そして1点を守り切ります。PKではなく、ドイツWC以後、初めてオーストラリアをやぶった。ちょっと借りを返した感じ。香川がいなくて勝利したのもすごい。
 
 アジアカップ、本当に獲りました。アジアの中でも最多の4回。これで各大陸の王者が集う2013年ブラジル開催のコンフェデレーションズカップにも出場できる。韓国を破り、オーストラリアも撃破しての勝利は真のチャンピオンって感じ。
 MVP、本田が獲りました。でも本田かな~。おれ的には川島なんですが。ただ本田なしでは勝てなかった。本田、いいパスだすな~。中田のキラーパスとは違って、相手に優しいパス。でも鋭い。長友も、タフな試合になるほどその底力を感じる。格上の相手にでも対抗できるのは長友だな。
 2011年の日本代表、7月に南米選手権に招かれています。南米チャンピオンを決めるガチの試合です。日本はアジアチャンピオンとしてのりこむ事になりました。ザッケローニの初陣で撃破したアルゼンチンとも予選で当たります。南米チームに日本のサッカーがどこまで通じるか。その大会に向けて、日本代表また再編成されるはず。楽しみです。

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