バンコクから愛を込めないで (ボクシング奈落編)

ボクシングから離れていたあたしは復活するのか(゜Д゜)!?

(タイのボクシング) 不覚!?ポンサワン陥落!レイ・ロリトPABA再奪取!!

2013年08月24日 04時23分46秒 | タイのボクシング
(写真はベルトを巻いたロリト)


あんまり気にかけていなかっただけに大勝負になって満喫できた昨日のギャラクシー興行。すでについったーとふぇーすぶっくで発表しているようにメインのPABAライトフライ級暫定王座戦でフィリピンのレイ・ロリトが暫定王者で元WBA世界王者のポンサワン・ポー・プラムックを負傷判定で破って2011年6月以来2度目のPABAチャンピオンベルトを手にしました。


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  (愚連隊の一言)サイアムパークは相変わらず寂れてました(おいおい)


まずはいつもの(?)「進撃の巨人」ネタを一発♪




やっぱ人気があるのはリヴァイ兵長、ジャンとかですな。


  主人公とヒロインがサイコだからな…(しつこい)


あたしも登場人物で好きなのは

  ジャン・キルシュタイン
  リヴァイ兵長
  ハンジ分隊長

意外なところで

  調査兵団のナナバ君。

格好いいし、頭も回るし、リーダーシップもある。

  あの漫画中でかなりの常識人だし(おいおい)

といっても

  もう巨人に食われて死んじゃったけど…(号泣)

準主人公の104期訓練兵団の仲間以外は

  容赦なく殺されるこの漫画…(汗)

リヴァイ班の人たちもよかったのにねえ…せっかくキャラが立ち始めたところで

  全滅…(涙) ※除くリヴァイ兵長

これほど

  殺しまくる漫画は多くはないですね

だって

  ドラゴンボールや男塾みたいに生き返らせまくる漫画の方が多いし(おいおい)

まあいいやぁ~~~(いいのか????)


っと本題に行きましょう。

[[ 2013年08月23日 ]] ギャラクシー・バンコク興行
場所:タイ・バンコク・スウォンサイアム遊園地内特設会場
タイのTV7チャンネルで午後2時半から午後4時まで生放送

って、試合会場に着いたらいきなりメインのレフェリー氏から

 「フィリピン陣営手伝ってあげてよ!」

と言われて、

  氷探しからロリトのテーピングの手伝いまで…(汗)

まあなんでもやりますよ…ロハだけど…


▼第1試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量123ポンド
ノップ・クラティンデーンジム(タイ) VS ジョヴィル・マラヤン(フィリピン)

ギャラクシーの次代のホープ候補ノップの相手は「エディソン・バーウェラー」と発表されていたけど

  バーウェラーGABランキングねえじゃん…

っていうか

  本人どう見てもバーウェラーじゃないしぃ。

セコンドについていたJJに聞いたら「この間もタイに来たジョヴィルですよぉ」との話。確かに6月の試合の写真見たらそうでした。


<強烈なパンチを振るうノップ(左)>

しかし力強いノップのパンチにジョヴィルは後退するばかり。追い詰められた最後の最後までいくと反撃するけどそこまで。これじゃ勝てません。

  結果は判定でノップの勝利。

▼第2試合:PABAライトフライ級暫定王座戦
ポンサワン・ポー・プラムック(タイ) VS レイ・ロリト(フィリピン)

日本で宮崎に敗れたポンサワンはライトフライ級に転級してPABA王座(暫定だけど)をとって次の世界戦のチャンスをうかがっていましたが、この試合で思わぬところで足をすくわれる形に。

<1R>序盤からパンチの交錯する展開でほぼ互角もポンサワンの強いパンチを受けたロリトがぐらつく場面が2度。終盤近く今度はロリトのパンチがポンサワンの顔面クリーンヒットしてポンサワンが体勢を崩すがロリト一気にいかず機を逃す。

<2R>フィリピン陣営が氷がないと言うので氷を取りに走っていて前半仕合をみれず。後半ロリトの連打の中、パンチが頭に入ってポンサワンが体勢崩しヒザをリングについたがレフェリーはスリップの判断。フィリピン側セコンドがあたしの顔見て、パンチですよね?と聞きあたしもそうだね、と応えるがどうしようもない。しかしダメージのみられたポンサワンはそこからパンチを出して反撃に転じる。さすが「鉄人」

<3R>ここから似たような展開が続くんだが序盤から前半はロリトが積極的によく攻め、耐えたポンサワンが後半逆襲する。しかしラウンド前半のロリトのパンチが2回ポンサワンを大きくぐらつかせる。こんなに打たれ弱いボクサーだったか?後半の打ち合いは両者の意地のぶつかりあい。

<4R>このラウンド前半にロリトと左ストレートがポンサワンの顔面直撃。ポンサワンついにダウンをとられる。しかし立ったポンサワンは逃げずにパンチを出して応戦。この辺のタフさはさすが。

<5R>このラウンドもまた前半はロリトペースでポンサワンがフラフラになるんだがさらに反撃してロリトをコーナーにまで追い詰めてパンチを加える。ここでロリトも力を振り絞って逆襲。いや、すごい試合。このラウンドポンサワンが右目上をカット。



<6R>ロリトの攻撃は止まらずこのラウンドも顔面にパンチを受けまくるポンサワンが2度フラフラになるがゾンビかターミネーター並みのタフさで逆襲。ロリトもガードが甘いので結構顔、顎にパンチをもれってる。終盤はまたまた意地の打ち合い。

<7R>さすがに疲れたかこのラウンドは序盤ロリトがパンチを出さずに休憩モード。そこにポンサワンが突っ込むが決め手なし。後半のロリトの反撃もパンチを出すもののこれもクリーンヒットはなし。


<8R>ポンサワンは明らかに疲れているがよく手を出していく。追い詰められるロリトも、しかし決定だは食わず。ロリトも右目の上をカット。

<9R>ロリト攻勢。ポンサワンはパンチを出してなんとか粘っているがクリンチが多い。顔へのパンチを嫌がってか両手をあげてパンチを避けたり、相手の後ろ頭に手をやってパンチを打つようなダーティっぽいやり方はもっぱらポンサワン。

<10R>序盤から両者気合いの入った打ち合い…といところでレフェリーが唐突に試合を中断。医者にポンサワンのカットした場所を見せる。ここでドクターが横に首を振って試合中止の勧告。でレフェリーが試合を止めて負傷判定に。

リングに上がるお偉いさんのためにロープを上げていると(こういう雑事の手伝いも重要)ロリトのプロモーターのナリス・シンワンチャー氏があたしに向かって小さめの声で「どうかな?悪くても引き分けだと思うけど…」というので「いやあ、負けになっちゃうと思いますが…」と応えるあたし。
なんか頭の中に

「判定で外国人に勝ちなし」

という固定観念がうずまいているあたし。(おいおい)

それだけに採点読み上げでいきなりチャラーム氏の採点が82-88でロリト!と聞いてビックリ。そして2人目が84-86でロリト!タイ語のわからないフィリピン人セコンドに「勝った!勝った!」と3人目は85-85のイーブンで結局MDでしたが、

  レイ・ロリト、タイで2度目のPABA王座戴冠!(暫定ですけど)

しかし判定になったところで

  こりゃ無理だろうな…

と思っただけにポンサワンのゾンビ並みスタミナを考えたら最後まで試合したほうが勝つ確率が戦ったかも…と思ったりも。上にも書いたように、ラウンド前半に押し込まれても後半にロリトのペースが下がると攻勢になるなど、

  やっぱタフさは尋常じゃなかったですけどね。

ただ気になったのが顔への被弾が嫌なのか両手を前へ伸ばして顔にパンチを入れさせないようにしたり、クリンチが多かったり。特に後者は「顔や頭を打たれるのがよっぽど嫌なんだな…」と思わせるのに十分でした。こりゃポンサワン、もう現役は無理かなあ…とか思ったりして。



勝ったロリトですが、前回の戴冠のときはせっかく世界ランカーウィサヌを倒して世界ランキングをゲットしたのにジムに力がないこともあって防衛戦も出来ずに返上してしまっていたので、リング上でプロモーターのナリス氏に

 「是非フィリピンでロリトに防衛戦を組んであげてください。」

とお願いしたら

 「もちろんなんとかするよ。彼もシンワンチャーの選手だからね。」

と有難い言葉をもらいました。ホント実力があるのにマネージャーやプロモーターが非力でベルトがあっても自前の防衛戦興行が出来ないというんじゃ話にならないですからねえ…


  しかしそういえば負傷判定の場合は最後のラウンド、この試合ならば10Rもポイント計算して足さなけりゃいけないと思うんだけど9Rまでの採点でやってましたね。あれいいのかな?


▼第3試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量115ポンド
向井寛史(日本・六島) VS リーバンヤン(韓国)

六島ジム所属でポンサックレックに挑戦もしたことのある(結果は負傷ドロー)向井が登場。試合前半をほとんど見れなかったんですが、後半を見る限り

  消極的すぎる試合運び。



リーのプレッシャーに下がりまくり。もしタイ人が相手の本当のアウェーだったら負けてましたね。あそこまで下がって受身一辺倒では。なんか策(練習?)があったのかな?一緒に試合を見に行っていたタイ人(素人)も「あれ日本人負けてたんじゃない?」といってましたが…


▼第4試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量135ポンド
タイウォー・アリー(ナイジェリア) VS ルンペッ・サイムンウィタヤー(タイ)


<攻めてるアリーだが…>

正直、

  アリーは劣化。昔の方がよっぽど良かった…

パンチを打つときに前のめりになりすぎてしまって体のバネが全然生かせてない。ひっどいフォームになっちゃってました。それでもボディ入ってアリーがTKO勝ち…


▼第5試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量115ポンド
インタノン・シッチャモアン(タイ) VS ポート・ゴルフスヌーカー(タイ)

一応元ラジャフライ級王者のインタノンに相手が失礼なくらい弱すぎ。


<パンチをだすインタノン(左)>

インタノンのパンチが顔に入ったら

  ポートが前ののめりにマットに倒れこんでおきてこない!?Σ( ̄□ ̄;)

正直事故がおきてもおかしくない実力差の試合でした。


▼第6試合:ノンタイトル、6回戦、契約重量108ポンド
スタンプ・シッニワッ(タイ) VS オート・ゴルフスヌーカー(タイ)

以前タイ人マッチメーカーに「スタンプが今後のホープになるよ」といわれて実際の試合をみて

  失望したんですが

今回も見直しには

  まったく至らず


<パンチをだしても出した分返される感じのスタンプ(右)>

無名のタイ人に

  カウンター食いまくってるってのはどうよ?

打つときと打ち終わりに頭の位置を動かすことを全くしないせいか、綺麗にカウンター食うんだよね、スタンプ。
結局判定で勝ったけど、あれでは到底ホープ候補とは言えません。再修業するがよろし(何故中国人)


という感じでメイン以外は消化不良の塊でしたがメインが大激戦で面白かったのでOKっす。

  江藤光喜VSコンパヤック戦が今年1番で、ロリトVSポンサワンが2番かな?

というくらいポンサワンも意地を見せてパンチを出し合った熱戦でした。


  レイ・ロリトに世界挑戦の機会が来ますように!!!!


ではまた


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