バンビの独り言

バンビことけーちんの、あくまでも「独り言」デス☆

ガレキの件、掲載以外の自治体もご用心

2011-08-17 18:26:44 | 地震・原発事故
どうやら、自治体アンケートに「公表してもよいか」という項目があったようで、
「公表しないで欲しい」と申し出たところは、アエラには載らなかったそうです。

つまり、掲載されていないからといって「安心できない」ということのようです。

アエラに載ってるところは、「受入可能量(放射能汚染を考慮していない段階の回答)」を聞かれたところだそうで、放射能汚染されたものを受け入れるかどうかは別問題のようですが、国が「8,000ベクレル/キロ」まで許容範囲にした以上、とても安全だと言いきれないと思います。

…………所属MLの文章を転載します…………

以前、アエラ8月8日の記事は不正確だと愛知県の職員の方がいっていたので、改めて愛知県環境部一般廃棄物グループの担当者の方に問い合わせをしてみました。

アエラに載っている以外の自治体でも受入可能量(放射能汚染を考慮していない段階の回答)をこたえているそうです。

アエラ掲載自治体以外の自治体にお住まいの方も関心をもたないといけないと思いました。
【(ちなみにアエラには掲載されていませんが、最終処分場(管理型)のある武豊町議も結局、焼却灰はうちにくるのではないか、と心配していました。管理型の最終処分場がある自治体も心配です】

以下、愛知県からの聞き取り内容をご報告させていただきます。

また、8000ベクレルの評価について、日弁連がわかりやすい見解を出していますので、ご紹介いたします。

※日弁連の意見書
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/opinion/year/2011/110729_2.htm

 原子炉等規正法にもとづくクリアランスレベルは、セシウムでは100ベクレル。
100ベクレルを超えるものは、放射性廃棄物として扱われているのに今回は、そのクリアランスレベルを大幅にオーバーしても一般廃棄物として扱うということです。

従前なら放射性廃棄物だったものを各自治体が受け入れるのか、ということですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

愛知県環境部一般廃棄物グループの担当者の話

●8月8日号「アエラ」で放射性物質に汚染されている可能性がある宮城県、岩手県のがれきの焼却・破砕・埋立の受入を表明している自治体について

☆ このことについては、もともと環境省から全国自治体への問い合わせをするということで愛知県が環境省から委託をうけて県内の自治体にアンケートをとった。
4月の段階で“(被災地のがれきについて)もしも受け入れるとすれば、可能な量はどのくらいですか”と各自治体に聞いた。
その項目のなかに“公表してもよいか”ということで公表してもよい、というところがアエラに掲載されている。
公表してはいけない、というところもある(ここは、アエラに掲載されていない)。
公表可+公表不可のところをあわせると愛知県内全体で可能量は15万トン強、16万トン弱となった。
これは、生活ごみ、不燃物、埋立てなども含めた全体の数字。
ただし、被災地のがれきを引き受けるという4月の時点の純粋な気持ちのみの段階のもの。
その後、放射能汚染の問題も出てきているので、今の時点でがれきを本当に引き受けるのかは別の問題。
常識的に考えれば、法的根拠はないが、住民(焼却施設などの周辺住民の皆さんをさしているようです)、議会などにコンセンサスをはかっていくことになるだろう。

☆現在、被災地では、がれきの一次仮置場から広域処理のために運送するための2次仮置場にさえ運べていない状況。
例えば、宮城県のホームページをみると、(がれき処理事業を行う業者の)入札をやっている段階。
まず、石巻市のがれきを宮城県は集中的にやるようだが、プロポーサル入札を今やっている段階。業者がきまって、行政と業者がきちんと計画を決めた段階でないとこちらに話はこないだろう。
今は、まったく話がない。
愛知県を通してすべてのがれきが来るのかどうかは、わからない。
各自治体へ話が行くかもしれない。
愛知県としても、向こうからお話がなければ、お答えのしようがない。

☆愛知県としては、環境省が示した基準の8000ベクレル/キロがいいのか、悪いのかは知見がないので、お答えできない。

この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「オススメ!子育て講座@豊... | トップ | 福島の子どもたちの声を聞いて! »
最新の画像もっと見る

地震・原発事故」カテゴリの最新記事