
HBOのROME「ローマ」は、カエサル(シーザー)の時代の古代ローマを描き出すTVシリーズ(全11巻)です。バンビ家はこのシリーズを10日間で一気で見てしまいました。
歴史好きのバンビパパはもちろん、歴史にあまり興味の無いバンビママもこのシリーズには完全にハマってしまいました。
歴史モノ特有の退屈さがまったくなく、並みの映画よりもお金をかけており、刺激性も強い贅沢な作品です。ただしお子ちゃまには刺激的すぎる内容になっておりR-15指定になっております。
古代ローマ(紀元前)というと、奴隷制と規律のある軍隊と元老院(今で言う国会)によって成り立っていた国ですが、キリスト以前の土着的、呪術的な多神教の国で、ヨーロッパというよりはアフリカの雰囲気に近いように思います。
今まで古代ローマについて作られた映画が多いですが、古代ローマ帝国のディーテールを再現した映画が少なく、イタリアの名監督フェデリコ・フェリーニの「サテリコン」ぐらいしかローマ帝国を正確に描けていないのではないかと思います。
しかし、このROME「ローマ」は、フェリーニの映画の多くが撮影されたチネチッタ(ムッソリーニが作ったイタリア最大の映画撮影所)にセットを作って、「サテリコン」同様に本物の古代ローマの人々の生活の再現を行っています。
このシリーズは、カエサルとポンペイウスという2人の貴族の対立にはじまって、地中海世界とガリア(現在のドイツ、フランス)を舞台にして、ローマの貴族達が政治の主導権を握るため異民族を巻き込みながら戦争を繰り広げる物語です。
単に貴族の視点だけではなく、ローマの軍人や市民達の目を通じてパノラマ的に古代ローマを映し出します。
このTVシリーズの原案を作ったのは、ジョン・ミリアスという「地獄の黙示録」の脚本家として有名な映画作家です。
このドラマは、善悪で登場人物を色分けしない珍しい海外ドラマなのですが、そこにジョン・ミリアスらしさを感じます。ジョン・ミリアスは、黒澤明が好きで黒澤明と交流がありましたし、日本映画全般が好きで多くの事を日本映画から学んでいます。
ジョン・ミリアスは、単なる過去の物語として古代ローマを描いていません。「地獄の黙示録」でコンラッドの「闇の奥」をヴェトナム戦争におきかえたように、古代ローマという鏡に現代を映しているのです。
ガリアに兵力を展開するローマ軍は、中東に展開する米軍と似ています。奴隷制度に仕事を奪われて困窮するローマ市民は、中国やインドへの企業移転で中産階層が激減した現在のアメリカの状況とそっくりです。第三勢力が糸をひくテロ事件は新たな混乱を誘発し、事態を複雑にしてゆきます。
このROME「ローマ」は、ジョン・ミリアスが、現代が戦争の時代であるという認識のもとに作った緊張感のある現代劇なのだと思います。
だから面白いのだと思います。
歴史好きのバンビパパはもちろん、歴史にあまり興味の無いバンビママもこのシリーズには完全にハマってしまいました。
歴史モノ特有の退屈さがまったくなく、並みの映画よりもお金をかけており、刺激性も強い贅沢な作品です。ただしお子ちゃまには刺激的すぎる内容になっておりR-15指定になっております。
古代ローマ(紀元前)というと、奴隷制と規律のある軍隊と元老院(今で言う国会)によって成り立っていた国ですが、キリスト以前の土着的、呪術的な多神教の国で、ヨーロッパというよりはアフリカの雰囲気に近いように思います。
今まで古代ローマについて作られた映画が多いですが、古代ローマ帝国のディーテールを再現した映画が少なく、イタリアの名監督フェデリコ・フェリーニの「サテリコン」ぐらいしかローマ帝国を正確に描けていないのではないかと思います。
しかし、このROME「ローマ」は、フェリーニの映画の多くが撮影されたチネチッタ(ムッソリーニが作ったイタリア最大の映画撮影所)にセットを作って、「サテリコン」同様に本物の古代ローマの人々の生活の再現を行っています。
このシリーズは、カエサルとポンペイウスという2人の貴族の対立にはじまって、地中海世界とガリア(現在のドイツ、フランス)を舞台にして、ローマの貴族達が政治の主導権を握るため異民族を巻き込みながら戦争を繰り広げる物語です。
単に貴族の視点だけではなく、ローマの軍人や市民達の目を通じてパノラマ的に古代ローマを映し出します。
このTVシリーズの原案を作ったのは、ジョン・ミリアスという「地獄の黙示録」の脚本家として有名な映画作家です。
このドラマは、善悪で登場人物を色分けしない珍しい海外ドラマなのですが、そこにジョン・ミリアスらしさを感じます。ジョン・ミリアスは、黒澤明が好きで黒澤明と交流がありましたし、日本映画全般が好きで多くの事を日本映画から学んでいます。
ジョン・ミリアスは、単なる過去の物語として古代ローマを描いていません。「地獄の黙示録」でコンラッドの「闇の奥」をヴェトナム戦争におきかえたように、古代ローマという鏡に現代を映しているのです。
ガリアに兵力を展開するローマ軍は、中東に展開する米軍と似ています。奴隷制度に仕事を奪われて困窮するローマ市民は、中国やインドへの企業移転で中産階層が激減した現在のアメリカの状況とそっくりです。第三勢力が糸をひくテロ事件は新たな混乱を誘発し、事態を複雑にしてゆきます。
このROME「ローマ」は、ジョン・ミリアスが、現代が戦争の時代であるという認識のもとに作った緊張感のある現代劇なのだと思います。
だから面白いのだと思います。
私もこういう海外のドラマとか好きなので早速チェックです!!
海外ドラマは好きなのですで週に10本くらいは録画していきながら見て行ってるのですが
この時もこれ以上見るものを増やせなかったので、見ていません。
そうかー。面白かったんですね。
再放送することがあったら録画して見てみます。
LOSTシリーズは途中で挫折しちゃいましたが、
このシリーズは最後まで楽しめました。
オススメですよ~。
昨年は色々とお気遣いいただき
ありがとうございました。
こぼずはうすさんも、
結構映画を見られてそうですね。
このシリーズは一見とっつきにくいのですが、
並みの映画よりも内容が濃くてテンポも良く、
面白いですよ~。
12月半ばから社員でブログを一緒に進めていくことになり、
私のブログがとまってしまっている状態になっておりました。
バンビママさんからたくさんコメントいただいていたのに・・・
確認が大変遅れてしまい、申し訳ありません。
わんちゃんプランを添えた郵便届きましたでしょうか?
エクステリアの専門学校のお友達のゆかこさんが「ROMA」に夢中になり、何日か眠れぬ夜を過ごし学生時代に目の下にクマを!!とっても面白いと絶賛でした。
お久しぶりです。お元気そうで安心しました。
郵送して頂きありがとうございました。
とてもステキなプランで感激しました☆
少し計画が以前と変更になったりしまして・・・
落ち着いたら又ご連絡させて頂きますね!
ROME、本当に良かったです!!
私も数日間少々寝不足気味でした(^^;
でも私、海外ドラマって、
いつも3話くらいまでで、挫折するんですよぉ。
時間がない~って言ってるうちに、熱が冷めちゃって
コメントありがとうございます。
僕も「LOST」はシーズン2の途中で、
「プリズンブレイク」は8話ぐらいで
挫折しました。
ローマは、全体として一つの壮大なドラマ
なので、観れば観るほどどんどん引き込まれますよ。