yokomizoの覚え書き

切手とSFと本が好きなおっさんのひとりごと。

新中野切手サロン

2007-02-18 | 郵趣(旧)
 「切手市場」の常連出店者・高橋さんらが運営されている「新中野切手サロン」に行ってきました。目的は「切手市場」HPに紹介ページを設けるための取材です。

 ただ、あいにくの雨ということもあってか、私が行った時にはお客さんと出店者さんがお一人ずつ。もともとお客さんが多数いらっしゃるのは、金曜日と土曜日だとか。日曜日はお客さんも少ないので、出店者側ものんびりされてました。というわけで、写真撮影は金曜日に改めて伺うことに。

 で、今日は出店者の方々と郵趣的な世間話。その最中、「切手市場」スタッフ・K氏が紙付切手を持参して登場。「新中野切手サロン」の出店者さんに見せて販売するのだとか。私もその輪の中に混ぜてもらって、せっせと紙付切手をチェックさせていただきました。

 しかし、「新中野切手サロン」は「切手市場」のようにあっという間に時間が流れるのではなく、ゆったりと時間が流れて、切手好きなら根が生えてしまうほど、居心地抜群です。日本切手もあれば外国切手もありますし、日によっては飛び入りの出店者も登場されるとか。
 再度の取材後、「切手市場」のHPにもその様子を載せますが、どんな雰囲気なのか、ご興味のある方はぜひ行ってみてください。2月開催は23日(18:00~21:00)、24・25日(11:00~18:00)。場所は丸の内線新中野駅から青梅街道を新宿のほうへ20メートルほど  歩いた1階に薬屋のあるBONITAビル6階。ビルの前に看板がありますので、それを目印に。

4月発行のふるさと切手

2007-02-15 | 郵趣(旧)
 4月2日に全部で3件15種の新切手が発行されるそうです。まあ、それぞれの切手に関するコメントは今度するとして、簡単に感想を……

 何でどれも5種連刷!?

 こりゃ、お金と郵頼の作業が大変だわ…… 

新機械印の満月押印テクニック

2007-02-12 | 郵趣(旧)
 先日の「切手市場」で旧知の収友の方の仲介で、新型機械印に関する逆取材を受けました。郵趣会の会報記事にしたいとのことでしたので、実際に東京中央局へ取材に行った際のことなど、私の知っている限りの情報をお話しさせていただきました。

 で、その中で満月印の話になりました。新型機械印で満月印をとるのは非常に苦労させられます。それは「満月印の会」でお馴染みの鳴美さんをも嘆かせるほど。
 まず、切手単片に印影全てをのせるのは大きさからしてムリ。普通切手なら少なくとも横3枚、記念切手やふるさと切手なら縦か横2枚のペアでなければなりません。
 そして、最大にやっかいなのがこの機械の特長でもあるのですが、「切手貼付位置の自動判別」。消印を印字する際、機械が切手貼付位置を感知し、一番右端の切手を始点にして瞬時に印字します。つまり、今までのように満月印を狙うため、切手貼付位置を少し下へずらすといったテクニックは、全く意味がありません。

 ただ、1つだけ確約はできませんが簡単に満月印を狙う方法はあります。それは切手を横向きにした封筒または葉書の左上に貼付する方法。
     ↓


 新型機械押印機では、消印印字する前に郵便物に適応した料金分の切手が貼ってるか、色検知と画像検知を駆使して確認します。料金不足や切手が貼られていない郵便物については、消印を印字する前にはねてしまいます。つまり、消印印字箇所まで流れてきた郵便物は、切手が貼られていて、かつ料金も合っているという前提が成り立ちます。
 そこで消印印字部分では、流れてくる郵便物に切手が感知できなかった場合、郵便物の左側終端に自動的に消印を印字するのだと思います。その結果、上図のような印字位置になるわけです。逆にいうと、この新型機械押印機はこれ以上左側へは印字できません。
 これを逆手にとって、横3連の普通切手や横ペアの記念切手・ふるさと切手を上図位置に貼れば、消印データ部が切手にのるのではないかと。

 説明が分かりにくかったらごめんなさい。私も試しましたが、かなり高確率で満月がとれました。ただし、消印もれとなって手押し印が押されたりしたものもありました。また、210円以上の切手が貼られていると消印せずにはねてしまうようですので注意して下さい。
 それとこの新型機械印、印影がわざと薄めに設定されています。そのせいで切手の刷色によっては判読不能な場合もあります。ちなみに「南極地域観測事業開始50周年」切手のタロ・ジロのペア切手では判読できませんでした。

 というわけで、新型機械印の満月印にご興味があおりの方、保証はできませんが、試してみてはいかがでしょうか。

「切手女子」

2007-02-11 | 雑記(旧)
 先日、ある方から「切手女子」という単語を使用してもいいか? ということを質問されました。私は去年くらいから、なにげなく、そして何の抵抗もなく使っている単語なのですが、調べてみると切手収集の世界でも、あまり使われない単語みたいですねえ?

 個人的には、デザインにこだわって切手収集を楽しんでいる女性を指して「切手女子」と呼んでいました。深い意味はありませんが、男性とは違った切手収集を楽しんでいる女性たちって感じでしょうか。
 私もそうなのですが、男性はどうもモノ集めを始めると、コンプリート(完全揃い)にこだわり始めると思います。要は集めているモノにストーリーのような意味付けを行い、それを完成させようとする。
 しかし、女性はほとんどの方がそうなのですが、コンプリートや収集の意味付け、果ては終わりもにもまったくこだわっていません。もちろん、私の嫁もこのタイプで、集めたものをどうするか、なんて発想はどこにもないようです。つまり、私からみると「切手市場」に通って下さっている女性の方々は、私の切手収集という枠でくくれない集め方をされている、切手収集の“新人類(言い方が古い……)”。だから、その方々へ敬意を表して「切手女子」と呼ばせてもらってました。
 私の「切手女子」という呼び名の使い方は間違ってますかね? 
 あ、でも年齢的に「女子」じゃないだろ! ってツッコミはなしですよ。 私は年齢的なことではなく、集め方に男性的、女性的という感覚を感じて「女子」と呼んでいるだけですから。

 でも真面目な話、昔から女性の切手収集家ってこだわる部分が男性と違っていたように思います。即、思い出すのは第1次昭和の20銭富士桜を専門収集されているMさん。お聞きしたところによると、切手図案の美しさから、この切手だけを集められたとか。そのMさんのシートで刷色による印刷時期の違いを表現された作品を何度か拝見しましたが、男性ではちょっと思いつかない作品なんじゃないでしょうか。 

エラー切手の話

2007-02-10 | ふるさと切手(旧)
 久し振りの「解説:ふるさと切手」です。今回はいきなりですが、エラー切手についてお話ししておきましょう。本来なら、製造面収集の最後にでもご紹介するネタなのですが、かくいう私には縁がない切手ですので、最初にご紹介しておこうと思った次第です。

 現在、「日専」に記載されているふるさと切手のエラー切手としては、1999年発行の京都版「天橋立」の無目打エラー、同年発行の大阪版「第23回世界新体操選手権大会」の無目打エラーがあります。

 「天橋立」は切手商が購入した完封から数シート発見されました。そのうち、1シートはオークションにかけられ50万強で落札、別の切手商から分割販売されました。また、この無目打を発見した切手商が、無目打切手貼りの記念カバーを作って販売したことも知られています。
 一方、「第23回世界新体操選手権大会」の方は、大阪の金券ショップに持ち込まれた額割れ切手中からシートで発見されたそうです。状況から考えて、完封のまま金券ショップに持ち込まれたのでしょう。このシートもオークションにかけられて、高値(いくらだったかは忘れました)で落札されました。

 その他では「日専」に記載はされていませんが、目打エラーがあります。有名なのは、前述の「天橋立」と同じオークションに出品された千葉版「証城寺の狸ばやし(1989年発行)」の二重目打エラー。確か縦の目打がシート2~3列目に1列余計に入ったもので、オークションで8万円強で落札されたはず。
 それと写真で紹介する神奈川版「源頼朝(1999年発行)」の目打ずれエラー。目打穿孔位置が大きく左下へずれたもので、これも金券ショップが買い取った額割れ切手から見つかったそうです。詳しいことは分かりませんが、確か40万円くらいで落札されたと記憶しています。

 私の知っているふるさと切手のエラーはこの4つですが、他にも存在するんでしょうか? ご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひ教えて下さい。
 面白いのは、これらのエラー切手はすべて「凸版印刷」銘版のものだということ。うーん、何かあるんでしょうかねえ?
 

裏糊

2007-02-09 | 郵趣(旧)
 HIDENさんのブログに柿の種パッケージの話題がありました。切手の裏糊のつぶやきなんですが、“けなげ組”というタイトルからして、非常に“けなげ”です。

 ただ、裏糊がコレクションの対象になっていないというのはウソです。実際、裏糊によって切手印刷時期を区別する収集ジャンルが日本切手にもあります。
 古くは大正時代に発行されていた田沢型新大正毛紙という切手。アラビアゴム糊(A糊)とデキストリン糊(D糊)という区別をつけ、ちゃんと評価にも差があります。
 戦後では昭和27年~30年代前半に発行された第2次動植物国宝切手。アラビアゴム糊(A糊)、アラビアゴム・デキストリン糊(AD糊)、ポリビニール糊(P糊)に分類されています。

 まあ、糊は経年変化しやすく、何十年と経過すると枯れたり、色が変質したりするので、収集上、あまり重要視はされていませんが……。
 そういう意味でも、裏糊は“けなげ”かもしれません。

土倉珠美さん

2007-02-08 | 雑記(旧)
 2月3日(土)の「切手市場」で顔なじみの来場者の方から、お知らせの絵はがきをいただきました。「切手のガレージセール」時代からの出店者・来場者の方で、切手ブローチを作っていらっしゃる土倉珠美さんがGallery MADOで個展を開催されるとのこと。

 土倉さんは「切手のガレージセール」の初期から、自作された切手ブローチをブースに展示していらっしゃいましたから、「切手のガレージセール」時代からの来場者の方ならご存知のはず。考えてみれば、土倉さんが「切手のガレージセール」に出店されていた頃は、まだ外国切手の使用済など、可愛いデザインの切手を集める女性客はほとんどいらっしゃらなかった頃。その後、土倉さんのご友人達が土倉さんと共に来場されるようになり、会場で女性の来場者をお見かけするようになりました。そう考えると、土倉さんは「切手市場」に多数ご来場になる“切手女子”のパイオニアかも。

 2003年頃からは来場者として「切手のガレージセール」と「切手市場」に、ほぼ皆勤でいらしていましたが、2月3日はいらしてなかったなあ。個展のご準備でお忙しかったのかな?
 私も『郵趣』にご登場願ったりしましたので(2005年1月号を参照して下さい)、個展を開かれると聞いては、ネタにさせていただかなければ。

 というわけで、土倉さんの個展は2月22日(木)から2月27日(火)まで。ご興味のある方、ぜひ!

灯台下暗し

2007-02-06 | 雑記(旧)
 今日は帰宅後、嫁にこの件でこっぴどく絞られました

 調べてみたら、10月に「切手市場」のHPアドレスをリニューアルにともなって変更したにもかかわらず、『郵趣』のイベント・スケジュールに掲載されたアドレスは旧アドレスでした。“灯台下暗し”とはまさにこのこと……

 3月号からは変更しときます。

写真付き切手

2007-02-04 | 郵趣(旧)
 2月1日付、郵政公社から「写真付き切手」販売終了の発表がありました。2003年4月に誕生して以来、9種類のシート、23種の切手が発行された“写真付き切手”ですが、発売中の切手リストから外れるわけですから、今年発行のカタログから切手としての評価も載るかも知れません。
 しかし、この“写真付き切手”はどのくらい発行されたんでしょうかねえ。現在、郵政公社へ問い合わせ中ですが、切手によっては少ないものもあるかも知れません。現段階で発行枚数が少ないと言い切れるのは、90円20枚シートの<清純>でしょうか。白バラの花が図案になったこの切手、当初は結婚式の招待状などの慶事用として作られたようですが、招待状自体、必ずしも郵便料金が重量便の90円とは限らないので、利用者はかなり少なかったと聞いています。
 一方、この90円と同時に発行された50円20枚シート<うたかた>は、逆に大量に売れたと聞いています。聞くところによると、この<うたかた>はすでに、郵政公社にも在庫がほとんどないのだとか。

 さて、使用済切手収集の見地でいうと、この“写真付き切手”も最近は紙付切手のキロボックスからでも、結構見つかります。経験から言わせてもらうと、10kg見れば必ず数枚は出てきます。場合によっては企業から差し出したDMに貼られていたと思われるものが、大量に見つかることもありました。ただ、見つかるのはシール式の80切手<スマイル>や<ほのか>、50円<うたかた>が多いですね。やはり90円<清純>やシール式でない裏糊式の初期のものは、使用済も多くはないようです。
 また、使用済の消印を見ると日付は2005年(平成17)以降が多く、“写真付き切手”誕生年の2003年(平成15)やその翌年のものは私の手元にもあまりありません。“写真付き切手”がマスコミなどに注目されるようになったのも2005年前後ですから、この頃から売れ行きも良くなって、切手として使用される機会も増えたのでしょう。

 “写真付き切手”の販売が中止されることで、収集する側としては区切りがつきます。9種シート・切手23種ですから、未使用・使用済を駆使すれば16リーフのワンフレーム作品になりそうですよね。<JAPEX>などの競争出品では高得点は望めないでしょうが、参観する側にしてみれば、タブ部分の写真などもありますので、結構楽しめそうです。

 どうしましょう、モノを揃えて作ってみようかなあ。

恵方巻き

2007-02-03 | 雑記(旧)
 今日は「切手市場」だったのですが、終了後はスタッフ8名で目白駅前の居酒屋でどんちゃん騒ぎ。一番盛り上がったのは、「東北の県花が近畿の府県花に比べて地味か否か?」。最初は、ふるさと切手「47都道府県の花」で香川や京都などの未使用評価がなぜ高いか? という質問に答えていたはずなのでですが……。

 さて、その帰宅途中、コンビニに寄り道。今日は「節分」ということで、「恵方巻き」が大フィーバー中でした。宴会の後なのですが、ちょっと小腹も空いていたので、「海鮮恵方巻き」なるものを嫁の分も合わせて購入。
 ちなみに「恵方巻き」とは、節分の日の夜、“恵方”に向かって食べる「太巻き」寿司のこと。食べ方は笑いながら、または黙ったままでなど、地方によって違うそうですが、我が家は黙ったままで食べる習わし。
 帰宅後、着替えておいしくいただきました。今年の“恵方”は北北西とのこと。2人で北北西を向いて正座し、左手に醤油入りの小皿、右手に「恵方巻き」を持って。

嫁・私:「いただきます」

嫁・私:……………

嫁・私:ちょんちょん(たまに恵方巻きを醤油皿につける擬音)

嫁・私:「ごちそうさまでした」

 テーブルに座った位置関係上、私の左前方に嫁が正座しており、食べている最中、黙々と食べる姿がずっと視界に入ってきました。そこでふとした疑問が……

 なぜ正座? 正座して食べなきゃダメなの