TAWAGOTO BLOG

独断と偏見でバレーを語るブログです。最新情報をイチ早くお届け!

●ワールドグランプリ2005決勝R第4日「イタリア×オランダ」

2005年07月17日 12時49分17秒 | ワールドグランプリ
イタリア2-3オランダ(26-24 25-18 24-26 21-25 10-15)

本日もリアルタイムレポいたします!!ちょっと更新遅れるかもですが・・・(^^;;;
【スタメン】
イタリア:ツェッラ・アンツァネッロ・フィオリン・バラッツァ・チェントーニ・
     ロビアンコ
オランダ:フレッデルス・スタエレンス・フリール・フールマン・スタム・フィッセル

ともにこの決勝ラウンドはおなじみのスタメン。セリンジャーが監督に就任したのは
昨年の5月だったんですね。今日はオランダも悪くないですねぇ。ただ序盤で付き放し
たいところでのフールマンのサーブミス・・・結局オランダが勝てないのは終盤でも
こういったミスが出てしまい自滅。日本にも言えることですが、このミスがなくなって
きた時は非常におもしろい展開になると思うんですが。イタリアは足が良く動いて
いますし、レシーブがいい!!12-10でイタリアリードですが、ここまでですでに
オランダは3本のサーブミス。ここまでスパイクはいい感じで決まっているだけに
もったいない。しかしフールマンのサーブがきっちり入った場面では3連続ポイントで
13-14と逆転。14-15でまたフレッデルスのサーブミス。オランダのサーブミスの
大半はフールマンとフレッデルスですね。観客席にはセリンジャーパパと吉原の
姿もありました。今日のイタリアはブロックが出ないです。そこが接戦している
一つの要因かと思いますが、わかっていても止められない高さとパワーのある
チームは苦手のようですね。ただここで終わらないのが今のイタリア。チェントーニが
20点を越えた大事な場面できっちりサービスエースを決めてくるところはさすが。
珍しくイタリアにミスが出て22-22。さらにオーバーネットなどで24-22とセット
ポイントを奪いながらも24-24とオランダも粘りを見せます。最後はスパイクミスで
あっけなく26-24。う~ん、ミスが歯がゆいなぁ。

第2セットはいきなりチェントーニの2連続ミスで0-2。すかさずサービスエースや
フールマンをシャットして3-2。変に細かいコンビを使うよりはサイドに高く
放り上げた方が決定率は高そうですね。スタエレンスががんばっています。4-5と
オランダリードでまたサーブミス。ジャンサじゃないのに・・・すでにこの試合5本目
だそうで・・・さらに中盤イタリアの7連続ポイントで16-8。半分以上がオランダの
スパイクミス。そんなにブロックを怖がらなくてもいいと思うんですけど・・・でも
ここでイタリアも4連続失点。今日は日本・中国戦で見せた完璧ともいえるバレーは
やや影を潜めているか。途中オランダのセッターはキムスタエレンスに変わって
いるんですが、この選手はこれまでの試合でもハンドリングの悪さが気になります。
ちなみに彼女は4番のハイーネスタエレンスの妹です。結局中盤での連続失点を
詰めることができず25-18。イタリアが2セット連取で4連勝に王手をかけました。

第3セット出だしは0-3とオランダがリードするんだけれども、すぐさま消極的な
ミスが出て3-3。フリールの元気のなさが気になります。10-11とオランダリードで
オルトラーニ投入。中盤イタリアが引き離しかけたところで足踏み。終盤20-20と
オランダがイタリアを捉えたところでイタリアタイムアウト。最近では珍しく
ボニッタ監督も声を荒げて指示。フリールがコンスタントに決めているときは
点差が離れないですね。この後サイドアウトを繰り返して24-23とマッチポイント。
しかしオランダもフィッセルが決めて24-24。そしてフィッセルのサーブを
フールマンがダイレクトで押し込み24-25と逆転。イタリアたまらずタイムアウト。
明日に向けてここはストレートで押し切りたいはずが最後もサーブレシーブが
崩れ24-26で逆転の末オランダが奪い返しました。ちょっと中盤辺りでイタリアに
油断と言うか、このままいけそうという気の緩みが見られた気がします。

第4セットも立ち上がりは0-2とオランダリードするもタッチネットやブロックなどで
3-2とイタリア逆転。このセットはアンツァネッロに変わってグイッチが入って
います。そのブロードが決まるなど5連続ポイントで5-2。追い上げかけたところで
イタリアの連続ブロックが飛び出し12-8。オランダは途中出場のグロムが連続で
サービスエース、さらにサーブで崩してフィオリンのバックアタックをシャット。
イタリアに流れかけたリズムを再びオランダに引き戻し12-11。この試合は本当に
流れが行ったり来たりでなかなか気を緩められないですね。オランダはフェイントを
使うなど大分余裕が出てきたように思います。フリールが連続で決めて13-14と逆転。
チェントーニ・フィオリンにもミスが出て14-16でオランダがテクニカルタイムアウト。
いや~、わからんもんですなぁ。でもまた流れが変わると思うんでオランダもミスを
しないことが重要でしょう。途中変わって入ったデルコーレのスパイクもシャットして
オランダが21-17。さらにチェントーニのバックアタックもはずれ22-17。すでに
タイムのないイタリアはチェントーニに変えてオルトラーニ投入。オランダは23-18と
したところでグロムのサーブ!このサーブでの長いラリーをオルトラーニが決め
23-19。さらにもう1本決めて23-20。さぁイタリアに流れが来たぞ!というところで
オランダタイムアウト。フリールがきっちり決めてセットポイント。イタリアも
クイックで切り返し24-21。フィオリンのスパイクがミスでなんとオランダが2セット
連取!!う~ん、イタリアに元気がないなぁ。天を仰ぐ姿が増えてきていますし、
第3セットの中盤での気の緩みが大きいか。ここで去年まではキャプテンの
レッジェーリが引き締めていたと思うのですが、ここはロビアンコがなんとか
がんばらないとこのままオランダに押し切られてしまうかも??でも日本としては
イタリアに勝ってもらわないと5位も怪しくなってきてしまうのですが・・・

第5セットはまずオランダのブロックからスタート!オランダは途中から入った
グロムがいい働きをしています。ツキもあるのか、ドシャットされたボールも体に
当たって跳ね返ったボールがイタリアコートにポトリ。2-4とオランダ主導で
ゲームは展開しています。イタリアはチェントーニを下げ、オランダはフールマンを
下げていますね。オランダはフィオリンが決まらない。ブロックされたところで
デルコーレ投入。イタリアはフィオリン・チェントーニの2枚看板が下がるという
予想だにしない展開。5-8とオランダリードでコートチェンジ。さらにオルトラーニの
スパイクミスで5-9。イタリアはちょっと厳しいなぁ。15点制でもう1回流れを
引き戻しても4点差を返せるか。ツェッラも捕まり7-12。イタリアはチャンボの
処理が雑になり2段気味のトスを止められる最悪の展開。オランダは全選手が
ベンチに集まり勝利ムード。ツエッラのブロード、さらにブロックで9-12。
しかしグロムが決めて9-13。そして日本戦でも出てきた若手のホープ・ヤンスが
ピンチサーバー。かなりいい感じで崩したんですがイタリアがきっちり決めて
10-13。ラリーの末フリールのバックアタックが決まり10-14とマッチポイント。
フールマンをワンポイントブロッカーで投入。そして最後はグイッチのブロードが
外れてゲームセット!!オランダがまさかまさかの大逆転勝利!!!!!
おいおい、日本は今日勝たないと5位は厳しいぞ!セット率ではなくポイント率
ってのが計算しにくいですね。最後の第5セットは日本戦を応援するくらいに
気合が入ってイタリアを応援していたのですが残念!イタリアのミスでしょぼく
崩れ去ってしまいましたが、かなり楽しませていただきました。この1勝は
今後8月の世界選手権ヨーロッパ予選、さらに9月のヨーロッパ選手権に向けて
大きな自信につながることでしょう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ●ワールドグランプリ2005決勝... | トップ | ●ワールドグランプリ2005決勝... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ワールドグランプリ」カテゴリの最新記事