前回から続いています。インド人A君が言いました。
「彼女に送ってもらったとき、用があって一度、彼女が車のそとに出マシタ。ワタシ、ひとりになりマシタ。
そのとき、車の灰皿を見マシタ。そこにタバコの吸い殻、ありマシタ。もどってきた彼女にワタシ、聞きマシタ。
『この車でだれかタバコ吸ったんデスカ?』すると彼女は『いいえ』。
だから、ワタシ、聞きマシタ。『タバコ吸ってるのはあなたデスカ?』『はい』
ワタシ言いマシタ。『タバコは健康に悪いデス。やめたほうがいいデスヨ』
すると彼女、言いマシタ。『吸うかどうかは私が決めること。私のプライベートに口を出さないでください』
ワタシ、ショックデシタ。彼女の健康を心配したんデス」
A君はいつのまにか涙ぐんでいました。赤い目をして私たちに聞きます。
「言いすぎデシタカ?言ってはいけないことデシタカ?」
「そんなことないよ、オレだって言うかもしれないよ」
ところが、カズオがアホな口出しをしました。
「A君の前で吸ったわけじゃないんだから、迷惑じゃないじゃん。だから、よけいな口出しと言えばそうなんじゃないの?」
ここですっかりA君に感情移入している私ととカズオがもめはじめます。
「おまえこそ、よけいな口出しするんじゃないよ!A君は彼女の健康を心配したんデス!」
「ばかやろう、そんなものは本人の意志じゃねえか!」
「彼女に送ってもらったとき、用があって一度、彼女が車のそとに出マシタ。ワタシ、ひとりになりマシタ。
そのとき、車の灰皿を見マシタ。そこにタバコの吸い殻、ありマシタ。もどってきた彼女にワタシ、聞きマシタ。
『この車でだれかタバコ吸ったんデスカ?』すると彼女は『いいえ』。
だから、ワタシ、聞きマシタ。『タバコ吸ってるのはあなたデスカ?』『はい』
ワタシ言いマシタ。『タバコは健康に悪いデス。やめたほうがいいデスヨ』
すると彼女、言いマシタ。『吸うかどうかは私が決めること。私のプライベートに口を出さないでください』
ワタシ、ショックデシタ。彼女の健康を心配したんデス」
A君はいつのまにか涙ぐんでいました。赤い目をして私たちに聞きます。
「言いすぎデシタカ?言ってはいけないことデシタカ?」
「そんなことないよ、オレだって言うかもしれないよ」
ところが、カズオがアホな口出しをしました。
「A君の前で吸ったわけじゃないんだから、迷惑じゃないじゃん。だから、よけいな口出しと言えばそうなんじゃないの?」
ここですっかりA君に感情移入している私ととカズオがもめはじめます。
「おまえこそ、よけいな口出しするんじゃないよ!A君は彼女の健康を心配したんデス!」
「ばかやろう、そんなものは本人の意志じゃねえか!」