惑星の格式

惑星は、それぞれどこの星座にあるかによって、影響力が異なってきます。
これを“惑星の格式”と言います。

自分が支配星となる星座にいるときに、もっとも美点を発揮します。
これを盛『ディグニティ』と言います。
自分の一番相応しい場所にいる時、自分の家にいる状態です。
たとえば、太陽の支配星は獅子座。
ですから、太陽は獅子座にある時に最も太陽の長所（生命と活力の源）を発揮するのです。

逆に、支配星の正反対に位置する星座にいる時には弱点が強調されます。
これを敗『デトリマント』と言います。
居心地の悪い家に無理矢理いさせられている状態だと思えばいいでしょう。
たとえば、獅子座の正反対に位置するのは水瓶座。
従って、太陽は水瓶座にいる時に弱点が強調されるのです。

また、支配星とは別に影響力が強まる星座というものがあります。
これを、興『エキザルテーション』と言います。
家に来たお客様が楽しんでいる状態だと考えましょう。
たとえば、月は牡牛座にある時が興の状態となります。
月は感受性を司ります。
牡牛座に月がある人は、穏やかで人気運があります。

これと逆に、影響力が弱まる星座があります。
これを衰「インフィール」と言います。
お客様が楽しんでいない状態だと思えばいいでしょう。
月が蠍座にある時が衰となります。
蠍座の月は感情が激しく怒りや嫉妬が強くなります。

格式の一覧はつぎのとおりとなります。



アスペクトを見る場合に、星座の格というのも重要となります。
たとえば、獅子座の太陽と射手座の木星でトラインを形作っている場合と
水瓶座の太陽と天秤座の木星でトラインを作っている場合とでは
当然前者の方が強い影響力があります。

また、月と金星の合は人気運があると言われますが
天秤座で月と金星の合がある場合と、蠍座で月と金星の合がある場合では
天秤座のほうが人を引きつける魅力が強くなります。

ランキング参加中です。よろしくね。