薬害学習会

薬は病気を治す


だけじゃない


時に恐ろしい被害をもたらすのです



薬剤師という仕事をするうえで、過去に起きた薬害から学ぶものはたくさんあります。




あゆみ薬局では毎年薬害学習会を催します


講師はあゆみ薬局職員


対象は薬局はもちろん、病院の職員さんにも聞きに来てもらいます


今までに取り上げた薬害は


サリドマイド、イレッサ、Ｃ型肝炎、ヤコブ


そして今年はスモン（担当：片山＆山本）


被害者は日本で分かっているだけでも１万人を越える、世界最大の薬害です


スモンが集団発生する時代は世間が東京オリンピックに沸いていた１９６０年代


最初は原因不明の奇病として恐れられていました


原因がキノホルムと分かったのが１９７０年


その翌年から全国各地で国と製薬企業の責任を求める裁判が始まり


和解の後に薬事法が改正され救済法が成立したのが１９７９年


薬害スモンの歴史はここに書いただけでも２０年にも及びます


で、なんでそんな薬害が起こったんだ？と調べていくと


キノホルムが外用薬として販売開始となる１９００年にまでさかのぼることに…



歴史を調べてその経緯を理解するだけでも結構大変でした



そしてそれをみんなに分かるように説明するのはもっと大変ですね


学習会の時間は約１時間のため、


これを１５分以内にまとめた片山さんはすごい


山本でした