すれっからし手帖

「気づき」とともに私を生きる。

甥っ子ナオ君の生き方。

2014-09-14 11:01:18 | ひとりごと
姉には、3人の子どもがいます。
男、男、女で、なかなかユニークな布陣。

なかでも、六年生の次男坊ナオ君は逸材。努力嫌い、マジメ嫌い、でも楽しいこと大好き、遊ぶの大好き、変顔、エロ、ずるいこと、サボること大得意、言い訳の天才、そしてじぶん大大大好きなイカしたやつです。

4歳の息子がナオ君に会うと、もうテンション上がりまくり!ナオ君は、相手が4歳でも遊んであげるんじゃなくて、真剣に一緒に遊びます。手加減しながらも、自分も楽しめる遊びを開発します。

帰省の度に、息子はナオ君仕込みの変顔と変な言葉を大量に覚えては、自分でアレンジして、さらにヘンテコリンになってます^^;

そんなナオ君、頑張らないのに、なぜか成績は上位。体力テストも学年1位でスポーツも万能です。

野球チームでは打撃成績はふるわないし引っ張っていくタイプでもないのに、姉曰く「声がデカイから」という理由でキャプテンに抜擢されました。

テストはいいのに授業中におちゃらけてばかりだから、通知表は時に厳しい評価も。廊下に立たされたら、隣のクラスの友達をガラス越しに変顔して笑わせて大目玉を食らう始末。

こんなんだから、若くて頑張り屋さんの女の先生なんかが担任になるとすごーく嫌われます。
なんとなくわかります、先生の気持ち。

で、担任が変わると真逆の評価に変わったり。

「お母さん、どうやったらナオ君みたいないい子に育つんですか。教えてほしいです!」

なんて懇談会で担任に聞かれたりするんだとか。

三つ上のお兄ちゃんは真逆のタイプ。
小さい時から、言葉、母子分離などあらゆることが遅くて、運動音痴でどちらかというとイジメられっ子気質。

そんな兄ちゃんが、小学校の高学年の時に、野球と持久走で光り始めます。ひたすら素振り、ひたすら走る。雨の日も体調が悪くても、監督やコーチの教えを守り1日も欠かさず努力を続け、少しずつ結果を出して行きます。

現在中3となった兄ちゃんは、持ち前の頑張り屋さんでめきめきと頭角を現し、成績トップクラス、陸上部キャプテンで、優しい性格も手伝ってクラスの人気者ランキングで三つの項目でランクインです。
お見事!

受験生となり、部活を引退しても、彼は毎日走りつづけています。

兄ちゃんは、姉や私、ばあばである母にとってスターです。弱いんですよね、こういう子に。努力することの大切さ、諦めないことの尊さを実践する兄ちゃん、結果を出せなくても腐らず、天才肌の弟を素直に「ナオ、すげぇ」と言える兄ちゃんを心から応援したくなります。

で、ついでに、

「ナオ君も、兄ちゃんのこと少しは見習えばいいのに。ナオ君に努力が加わればもっとすごいことできるのに」

「努力なしで、なんでもできちゃうと、挫折したとき怖いよね」

「器用貧乏にならなきゃいいけどね」

なんて、ナオ君を冗談交じりでイジったりします。

もちろんナオ君は、どこ吹く風で、自分を変えるつもりは一切ないご様子。

頑張る子、努力する子大好きオバサン軍団を尻目に、ナオ君はこの秋小学校の児童会長に就任しました。

2位の候補にダブルスコアの票差をつけるぶっちぎり当選だったとか。

2位の子に事前に「ナオが出るとぼく負けるから出ないで!」と拝み倒されたのが、ますます自信につながったようです。

彼が、立会い演説でやったのは…

なぜかガンジーだか鑑真だかの手作りお面を被って登壇し、子どもたちを笑わせたこと。

えーっ、それで勝っちゃうの!?
なんだ、それー ( ̄O ̄;)


ナオ君の快進撃を目の当たりにするにつれ、ナオ君的生き方も、ありか!って最近、遅まきながら思い始めた次第です。

頑張るのも努力もとりあえずはいいから、そのままの君で行けるとこまで行っておくれ。
どんな結果になるか見届けたるわー。

なあんて、
ナオ君、本当は、叔母さん、君が羨ましいんだー!!!


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